スポーツバイクとして新型『隼』は正しく進化していたと思います。じゃあ『隼』としては? 2代目『隼』オーナーとして感じたこと。

隼の価値は『速いこと』だけじゃない

画像1: 隼の価値は『速いこと』だけじゃない

最高出力を抑えたこと。最新の電子制御を身に着けたこと。13年の月日をかけて細部まで磨き上げてきたこと。

それによって新型『隼』はスポーツバイクとして、正しく幅を広げてきました。

アルティメットスポーツという、隼のみが掲げるビジョンをさらに実現したと思います。

画像2: 隼の価値は『速いこと』だけじゃない

でもね、私(北岡)は隼っていうバイクが『速いから』っていう理由だけで好きになったんじゃないと思ってます。

はじめて隼に乗った時の、忘れられないほどの衝撃。感動。

それがあったから『欲しい!』って思った。だからおカネを出して買った。安い買い物じゃないですけどネ。

そして、愛車として長く付き合う中で、すごく奥の深いバイクだって気づいて、もっともっと好きになっていったんです。

画像3: 隼の価値は『速いこと』だけじゃない

そういう目線で見た時、新型『隼』はどうなのか?って考えました。

先の【高速道路編】では新型『隼』に対して「コーナーが本領か?」なんてことも最後のほうに書きました。

だけど走り終わってすこし時間が経って、改めて考えてみると『でもコーナーが速くなってからって、それが「隼らしい」という訳じゃないよな』とも思ってます。

色んなことを結論するには、新型『隼』っていうバイクに触れた時間がまだ短すぎる……

画像4: 隼の価値は『速いこと』だけじゃない

間違いなく新型『隼』はワインディングでさらに楽しいバイクに進化していることは事実です。

だけど一般公道を乗ってみただけじゃ、ここまで大出力のバイクの本領は感じ切れないことが多すぎます。

それにまだ、ツーリングのように長い時間、長い距離を共にした訳じゃありません。

こんなことを私(北岡)のような立場で言うのもアレですが、隼っていうバイクは奥が深すぎるので、1日乗ってみたくらいじゃ全然足りないんです。

画像5: 隼の価値は『速いこと』だけじゃない

それこそ、最低でも1000kmくらいの距離は乗ってみないと!

そうしたら2代目オーナーとして、もうちょっと新型『隼』への理解が深まると思います。

だから、これまでのお話はあくまで『第一印象』だと思っていてください。

とは言えまぁ、その超絶パワーを全開放する機会だけは、今後もなかなか訪れなさそうですが(笑)

新型『隼』のオーナーになれる人が羨ましい

でも、そういう限定的な状況の中ででも少しはわかることがあって、それをお伝えしてみた次第です。

その中で思った、ひとつ重要なこと。

3代目の新型は、初代や私の愛車の2代目とはけっこう違うな、ということです。もちろん悪い意味じゃありません。

画像1: 新型『隼』のオーナーになれる人が羨ましい

初代と2代目はわりと近い存在だと個人的には思ってます。だけど3代目は進化の幅が大きすぎて、比較うんぬんのレベルじゃないところまで行っちゃったと思う。

だから先の【コーナリング編】で「隼は3代目でひとつの完成を見たんじゃないか」って書いたんです。

画像2: 新型『隼』のオーナーになれる人が羨ましい

もちろん3代目もきっちり『隼らしさ』で満たされています。

走りの安定感もそうだし、低速から極厚のトルク感をはじめとしたエンジンのフィーリングもそう。機械としての隼感はちゃんと継承されてる。

もうひとつ加えて言うなら『もし、このバイクが愛車だったら……』って夢が広がるところ。そこも3代目はきちんと『隼』のままです。

画像3: 新型『隼』のオーナーになれる人が羨ましい

そうして今……

この新型『隼』のオーナーになれる人、うらやましいなぁ!って本気で思います。

私には愛車の2代目様がいるし、自分のバイクが大好きなことに変わりはありません。

だけど、それを超えたところでうらやましい……

だって多分、おカネに余裕があったら既に買っちゃってると思うもん、新型。

画像4: 新型『隼』のオーナーになれる人が羨ましい

まだまだ新型『隼』に対しては、わからないことだらけ。

でも、この時点で「新型『隼』はどういうバイクになったのか?」と問われた時に、迷わず答えられることがあります。

(下に続きます)

それは新型『隼』が、2代目『隼』様を所有する私にとっても、純粋に『欲しい!』って思える完成度のバイクになっているっていうことです。

だけど、今の私には手の届かない高嶺の華……

だからここでは、新型『隼』のオーナーになれる人に対して、ちょっとだけの負け惜しみを込めてこう言いましょう。

『いつかは新型、絶対に俺も買ってやる!』

よろしければ最初の【観察編】からお読みくださいね!

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