新米編集部員の石神です! 今回は新型カタナでワインディングを走ってみたレポートをお送りします! 前回の街乗り編での柔和さとは違う一面を見ることに……⁉

ワインディングでは街乗りと打って変わった表情が……

前回、街中で意外なフレンドリーさを見せてくれた新型カタナ。こんなに穏やかなんだから峠でもきっと乗りやすいはず!

「バケモンじゃねぇか!!!」

ついヘルメットの中で叫んでいました(汗)

大きくアクセルを開けると150馬力級のエンジンが有り余るパワーを発揮。切れのあるサウンドと共に車体を豪快に押し出し力強く加速。やはり元となった車体やエンジンは生粋のスポーツモデルなんだという事実を叩きつけられました。

ひえぇ、おっかねぇ!

画像1: ワインディングでは街乗りと打って変わった表情が……

そんな感じで、はじめは998cc・148馬力という未知の領域にビビりながら走っていたのですが、しばらく走って慣れ始めたところで分析開始。

アップハンドルのバイクって自由度が高い代わりに前輪に荷重をのせづらい(勝手な)イメージがあったんです。でも、この新型カタナは自然にフロント荷重をかけることができる印象。

そのため、前輪からすっぽ抜けそうという不安なく、KYB製倒立フロントフォークやラジアルマウントされたブレンボ製キャリパーなど足まわりの装備も充実しているためか、ブレーキングやバンキングでの安定感・安心感がバツグン。

画像2: ワインディングでは街乗りと打って変わった表情が……

コーナリング時は、バイクが先行して切り込んでいくようなクイックな感じではなかったけれど、操作に対してして遅れることもなく、自分の思ったラインに自然に導いてくれる「気持ちイイ」コーナリングをさせてくれました。

俺のライディングスキルがこんなに高いわけがない

そうして乗っているうちにだんだんと思い始めたこと。それは

「あれ? 俺上手くなってね?」

画像1: 俺のライディングスキルがこんなに高いわけがない

そう思ったのも、コーナリングでのパワーコントロールが非常にしやすかったから。

自分のバイクに乗っている時もそうなのですが、コーナリングでのアクセルワークってすごく神経質になりませんか?

スロットルオフ、ブレーキングで減速後、コーナー半ばでじんわりスロットルを開けていく操作。

ワタクシ普段もギクシャクしがちなのですが、それがはじめてのリッタークラス・150馬力級ともなれば、ちょっとやばいんじゃないか? なんてはじめは思っていたけれど、あまりの乗りやすさにそんな心配はいつの間にかどこかにいってました。

画像2: 俺のライディングスキルがこんなに高いわけがない

そして自信はありませんが、コーナーでの扱いやすさを実現していた大きな要因の一つは、おそらくコレ?

“プログレッシブスロットル”

画像3: 俺のライディングスキルがこんなに高いわけがない

街乗り編でもお話ししたアクセルの開けはじめでのパワーを穏やかにする機構。しかし、立ち上がりは穏やかでも、さらにスロットルを開けた時は思ったより自然に吹け上がっていくので、スムーズにコーナーを脱出できた印象。

本当によくできてるなぁ、って思わず感動してしまいました。

画像4: 俺のライディングスキルがこんなに高いわけがない

道理でこのモンスターエンジンがあたかも扱えているような気になっていたワケだ。私が上手くなってたわけじゃなかったらしいです、はい。

ともかく、このおかげで素人の私でもストレスの少ない快適なワインディング走行を楽しむことができたのです! 的外れかもしれないですけど……

きっと他にも計り知れない高度な技術やセッティングが私のへなちょこライディングをアシストしてくれていたんだろうなぁ。

画像5: 俺のライディングスキルがこんなに高いわけがない

また、新型カタナのやや硬めで幅広なシートもワインディングではいい感じ。ポジションが安定して重心移動での荷重がかけやすく、路面やタイヤの状態をダイレクトに伝えてくれました。

今までまともなサスペンションを装着したスポーツバイクに乗った経験が無かったため、シートからこんなに情報量を感じ取れたのは初めてで驚きました。

画像6: 俺のライディングスキルがこんなに高いわけがない

アップライトで適度な幅のバーハンドルも、舗装のあまりよくない峠道ではとても頼りに。

荒れた路面でもハンドルを取られづらく、リーンアウトしやすいので見通しの悪いコーナーでは重宝しました。

画像7: 俺のライディングスキルがこんなに高いわけがない

なにより、学生の頃はセパレートハンドルのスポーツバイクに乗っていたため、バーハンドルでのスポーツライディングには懐疑的な部分がありましたが考えが一変。

あれ? ワインディングってバーハンの方がいいのでは?

もちろん、セパハンもカッコよくて大好きなんですが、個人的にはストリートユーズではバーハンに軍配が上がりそうです。

バーハン、恐るべし。

画像8: 俺のライディングスキルがこんなに高いわけがない

そんなこんなで走りまわった後にバイクを降りてタイヤを見てみると、思ったよりタイヤの外側まで使っていました。

あまりの乗りやすさに大分寝かしてしまっていたようです。

新型カタナはしっかり“スポーツバイク”だったよ……

正直、こんなに“走れる”バイクだとは思ってませんでした(汗)

偏見になってしまい申し訳ないのですが、往年のカタナにも峠で速いようなイメージをあまり持っていませんでしたので……。

(下に続きます)

しかし、新型カタナはワインディングにおいて私のような素人ライダーでも上手くなったような錯覚を覚えさせる、まるで“妖刀”のようなバイク。

現代技術の粋を集め、みなぎるパワーで切れのあるライディングを楽しめる、そんなスポーツバイクだったのです!

画像1: 新型カタナはしっかり“スポーツバイク”だったよ……

KYB製の倒立フォークはアジャスト機能が搭載されているので、スポーツライディングが好きな熟練ライダーさんには魅力的なポイントですよね。

今の私ではそこまでこだわれるほどの腕がないので、もっとライディングスキルが上達したら調整してみたい!

画像2: 新型カタナはしっかり“スポーツバイク”だったよ……

ますますカタナ欲が上がるとともに、新たな発見・経験が多くあったワインディング体験となったのでした。

次回は高速道路編をお届けします!

To be continued……

▶▶▶次回:新米編集部員の新型KATANA体験レポート④高速道路編

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