世の中にツーリングバイクは数あれど、250ccクラスで唯一『それ』を持つVストローム250は、やっぱり最強の旅バイクなんだと思います……

ツーリングにおける『正義』を持つVストローム250

画像1: ツーリングにおける『正義』を持つVストローム250

バイクでツーリングを楽しむにあたって大事なことはいくつもあります。

私(北岡)なんかの感覚で言うと『エンジンの味わい』とか『旅先で愛車を眺めてうっとりできる』などがとっても重要。それがあれば、ちょっとくらい不便があっても、それもバイク旅の醍醐味さ!なんて許容できる……はずだったんですが……

先日、新型のバーグマン400に乗った時に、改めて気づいてしまったのです。

やっぱ……荷物たくさん持っていけるのいいな、と。

ただしそれは『たくさんの荷物を手軽に出し入れできて、かつ雨も気にならない防水性を持つこと』が条件。

ツーリングバッグも良いんですけど、雨が降ってきたらいちいちカバーしたりとか、個人的にはちょっと面倒でして……私、雨でもドシャ降りレベルじゃ無ければレインウェア着ないくらい面倒くさがりなのです(笑)

そして、バーグマン400にはそれが標準装備されているんですよね。

画像2: ツーリングにおける『正義』を持つVストローム250

400ccのビッグスクーターなんだし、そんなの当然でしょ?と思うかもしれないけど、バーグマン400のシート下トランクスペースは容量42L。1泊2日のソロツーリングで必要なものにお土産買っても、積載力はまだ余裕です。

予備の防寒具とかだって全然入るし、シート下だけじゃなく車体前方にもフロントボックスがあって、それがもう快適すぎた……

画像3: ツーリングにおける『正義』を持つVストローム250

そのバーグマン400の記事にも書きましたけど、やっぱり『ツーリングにおいて荷物を持っていけることは正義』なのです。

そして、私は愛車として二代目『隼』様にお仕えする身ですが、隼様が『シングルシートカウル』を装着されているお姿が凛々しすぎて、それを外すことができません。

画像4: ツーリングにおける『正義』を持つVストローム250

それが何を意味するかというと『基本的に荷物は背負うしかない』ということ。

もちろん隼様の前傾姿勢におけるそれは苦行に他なりませんが、隼様の凛々しさが守られるのであれば、我が身の苦しさなど些細な問題にすぎません。ただまぁ……さすがにロングツーリングとなると、少々ためらうのも事実。

それもあってか『バーグマン400』の積載力に、完全に撃墜された次第です。

画像5: ツーリングにおける『正義』を持つVストローム250

とはいえバーグマン400は、400ccなので当然だけど車検もある。

隼&バーグマン400なんていうスズキ天国ライフが送れれば言うことはありませんが、それもなかなか贅沢な話。そこで思うのが、やっぱ250ccだよな……ということです。

で、それを満たすバイクを探してみたところ……やっぱりスズキだったんですよ、それを満たしているのは! そして逆に言えば、それ1台しかないという唯一の存在だったんです。

国産250ccバイクでスズキ『Vストローム250』だけが……

画像: 国産250ccバイクでスズキ『Vストローム250』だけが……

トップケース含む3ケースが装着できる。

なんだそんなこと? って思わないでください。我々ユーザーにとっては何のことはない話に思えるかもしれませんけど、メーカーにとっては違うんです。

むかしエンジニアの人に聞いた話で申し訳ないんですが『大型アドベンチャーバイクでもトップケースの設定が無いバイクってあるでしょ? あれ、どうしてだ思います?』っていう話が雑談中に出たんです。

そしてその答えは……

『操縦安定性でしょうね』

とのことでした。

トップケースはハードルが高い

画像1: トップケースはハードルが高い

言われて『あ、そっか』と思ったのを覚えています。

車体の中心からいちばん遠い位置、しかも高い位置に装着するトップケースが操縦安定性に大きく影響を与えるのは自明の理。

メーカーとしては『純正』のオプションとして、操縦安定性の確保に不安が残るような用品は当然ながら販売できません。

画像2: トップケースはハードルが高い

その時は別件の取材中だったので、つっこんで話をしている時間が無かったため、ここからは私の推測になってしまいますが、おそらくフロント荷重が足りなくなるんだろうと推測しています。

つまり、メーカーは開発の段階から『パニアケース3つアリ』の状態もテストしなければならないっていうこと。

バイクだけ作って、要望が多かったからって後付けでパニアを装着したような車両は、それがクリアできない。だから『純正オプション』として扱えない。

だけどVストローム250は(推測ですが)スズキ自慢の竜洋テストコースで限界域の操縦安定性までテストされているのでしょう。

画像3: トップケースはハードルが高い

それには前後の重量配分なども大事になるんでしょうけれど、そこに加えてVストローム250は『フロントタイヤが17インチで、しかもワンサイズ太め』なのが良い仕事をしているんだと思われます。

その結果として『3ケースが装着できる250ccバイクはVストローム250のみ』という事実を生んでいる。少なくとも国産バイクでは他にありません。

(下に続きます)

そうなると250ccバイクで、最初に言った『たくさんの荷物を手軽に出し入れできて、かつ雨も気にならない防水性を持つこと』を備える250ccはVストローム250のみ、となるのです。

普通に思えるけど、実はすごい。こういうところ、ものすごくスズキらしいですね(笑)

ということで、相変わらず前置きが長くてごめんなさい。今回はVストローム250の登場です。

ぶっちゃけね、ここまで1台で街乗りからツーリングまで完璧にこなせる250ccバイクって、珍しいんじゃないでしょうか? それでは Vストローム250最強説、スタートいたします!

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