大型アドベンチャーバイクでオフロードを走って『もっと走りたい!』なんて思ったのははじめてかも? これは本当に、スゴいバイクが出てきたのかもしれません。

Vストローム800DEに恋をしてしまった……

このバイクに乗る前は『上級車向け/ヘタクソお断り』みたいな印象があって、正直どうなのかなぁ? と思っていたVストローム800DEですが、いまの時点では完全に逆。優しさと激しさのギャップ萌えもあり、軽く恋心を抱いているような状態に陥っています。

ワインディングもすごかったけど、オフロードがね……先の【ダート編】では、私(北岡)のテンションが、ちょっとおかしなことになるくらいに感動してしまったので。

苦手分野だったはずのダート走行で、とてつもない体験をさせてくれたうえに『もっと走りたい。練習したい!』なんて思ったのは、大排気量アドベンチャーバイクでは初めてかもしれないです。

そして、オフロードチャレンジを終えた後の私は、もはや怖いもの無し。Vストローム800DEを信頼しきっている状態です。コイツとならどこだって走れるぜ! と思ってました。

画像1: Vストローム800DEに恋をしてしまった……

スズキのVストローム・シリーズはオンロード主体のバイクだということはわかってますけど、800DEはダートとか悪路に対する対応幅が広すぎる。間違っても「荒れた道もちょっとはイケます」程度じゃないです。

私のような普通のツーリングライダーにとっては、十分以上に“ガチ”だと感じられる仕上がりでした。

そして、これほどの走破力を備えていてもチーフエンジニアさんにとっては『Vストローム800DEはオフロードバイクじゃありません』というレベルらしい……スズキさんの基準がちょっとよくわからないな(笑)

例えば、ガタガタに荒れた簡易舗装の細い道。これまではこういったシチュエーションでも『冒険だ!』と感じていたはずなのに、このバイクじゃ、その程度では満足できません。

もっともっと色んな場所へ行ってみたい!

気がつけばそればっかり考えてて、このバイクで北海道とかに行ったら最高だろうな、とかVストローム800DEなら北海道も九州も四国もぜんぶ自走でいけるでしょ!? などと、妄想ばかりが拡がっていました。

画像2: Vストローム800DEに恋をしてしまった……

なんとまぁ、夢の拡がるバイクか。

乗って1日でそんなことを思うようになったバイクに出会ったのは久しぶりかもしれません。このバイクならツーリングの夢をぜんぶ叶えてくれるって、そう思えるんです。

画像3: Vストローム800DEに恋をしてしまった……

ちなみに、舗装林道を走っている最中、前日の雨の影響で道がほとんど『川』と化している区間がありました。

その時に感じていたのはワクワク感のみ。

もちろん滑るかもしれないから警戒はするものの、そのシチュエーションを目の前にしても気持ちも身体もリラックスしたまま。むしろ『フゥ……俺のVストが汚れちまうじゃねぇか(←借り物)』くらいのことを考えるほど余裕たっぷりでした。

アドベンチャーでもあり、ツアラーでもある

そうして思ったのが、このバイクのネーミング。

Vストローム800DEの『DE』はデュアル・エクスプローラーの意味です。

この名に嘘はありません……私は、この身をもって痛感しています。まぁ、デュアルどころではないような気がする、というのが本音ですが。

画像1: アドベンチャーでもあり、ツアラーでもある

のんびりペースのツーリングでは、街乗りで感じた低回転域の従順さがそのまま適用されて快適そのもの。

静かで乗り心地が良くて、旅の空気感にどっぷり浸ることができます。

そのうえでワインディングは21インチの大径ホイール&タイヤを履いているとは思えないほどにスポーティに走ってくれる。ライダーは存分に『走りを楽しめている』という満足を感じることができるはずです。

画像2: アドベンチャーでもあり、ツアラーでもある

それらの走りの性能に関しては、お時間のある時にでも、ここまでのシリーズをお読み頂ければ幸いです。でも、仮にオフロードのことを除いたとしても、ワインディングの走りとツーリング性能の高さによって『このバイク、買ってよかったな』と思える水準にあると思う。

それでも今回は、無責任でもこう言いたい。

画像3: アドベンチャーでもあり、ツアラーでもある

このバイクに乗るなら、ちょっとでもいいからオフロードを体験してみて!

私はハッキリ言って、ちょっと世界が変わりました。ライダーとして生まれ変わったんじゃないか? と思えるくらいの衝撃を受けたと思います。

こういうバイクでオフロードを走るなら、オンロードの楽しさを少し捨ててでもブロックタイヤを履かせて普段は我慢して……だけどVストローム800DEは、そう思わないんです。

画像4: アドベンチャーでもあり、ツアラーでもある

とりあえずは全部ノーマルのままでいい。そのままでどこでも走れるような気がする。

そこから自分のスタイルに合わせてカスタムしていくことは大いにアリですが、Vストローム800DEはノーマルの状態で、ものすごい可能性を感じさせるバイクに仕上がっています。

余談ですが私の場合『自分でバイクを買う』となると、こういう仕事でもありますし、かなり慎重に吟味を繰り返して、本当に納得してから買うというケースほとんど。ですが、Vストローム800DEはそれを一瞬で飛び越えてきた。これを書いている今をもってなお『欲しい……』と思っている始末です。

画像5: アドベンチャーでもあり、ツアラーでもある

Vストローム800DEの価格は132万円。同じエンジン、基本的には同じフレームと装備を持つGSX-8Sが106万7000円なので、気分的なお得感では(まだ乗ってないけど)GSX-8Sのほうが上かもしれません。

だけど、いまの私にとってはそんなのどうでもいいというか『俺はこのバイクがいいんだ!』とシンプルに惚れてしまっています。

(下に続きます)

非常にヤバい傾向……3型の『隼』だって欲しいのに。困ったもんだ。

だけどだけど、こんなにも!

1台で何でもできて、ツーリングの夢をすべて叶えてくれそうで、冒険の旅に出てみたくなるバイクに、私は久々に出会いました。それが証拠に(オフロードチャレンジの後は)乗っている間ずっとワクワクする気持ちが止まらなかった!

これはひょっとしたら、出てきてしまったのかも……

日本国内を旅するにあたっての最強ツーリングバイク。その最有力候補として私は新型『Vストローム800DE』を強力にプッシュさせて頂きます!

よろしければ最初の【新型エンジン編】からお読みくださいね!

スズキファンのためのWEBサイト!

This article is a sponsored article by
''.