2024年のスズキは『大型バイク』の話題が華やかですが……
大阪、そして東京モーターサイクルショーも終わったタイミングでふと感じたんだけど、今年2024年のスズキは期待の新型となる『GSX-8R』と『GSX-S1000GX』の登場もあって、大型バイクの話題で持ち切り。
それ自体は良いことなんだけど、私(北岡)個人としてはアンダー400ccの、なかでも250ccバイクを大事にしたいという想いが常にあります。
その理由は3つ。
まず私自身がバイクは250ccから入ってきたということ。今では大型二輪免許も持っているけど『250ccには250ccの良いところがある』と考えていること。
そして何より、スズキには最高の250ccバイクが勢揃いしているということ!
漠然と『あれ良かったナァ……』という印象が残り続けるVストローム250
ちなみに、ご存じのかたも多いとは思いますけど昨年2023年は『スズキ250cc超進化の1年』でした。
私自身も当サイトの2023年『個人的ベスト3』に250ccバイクを2台ランクインさせたくらいです。
そのランキング内で1位としたバイクが『Vストローム250』でした。
同エンジンを搭載するGSX250Rも良かったけど、Vストローム250の印象は特に強烈……あれ以来『Vストローム250、もう一回乗りたいナァ……』と漠然と思い続けていたんです。
なので、大型バイクの話題で持ち切りの今こそ! あえての逆張りでVストローム250に乗ってみました!
やっぱり『Vストローム250』の“顔”がイイ……
ところで昨今のスズキバイクデザイン事情ですが、GSX-S1000に端を発した『スズキ新時代の縦目2灯ヘッドライト』がラインアップを席巻中です。
例えばVストローム800シリーズに搭載されている……
このヘッドライトがそれ。
近未来的でありつつ個性的。現在、スズキのバイクのひとつの「アイコン」として拡大しています。
そして、このデザインの拡大解釈となるGSX-S1000GXなんてもはや衝撃!
男前すぎるだろ……
もし仮に(ありえない話ですが)このフェイスデザインのコンセプトで「次期GSX250Rが登場です!」とか言われたら狂喜します。あくまで個人的な願望なので実現することは無いとは思いますが。
さておき、なぜそんな話をしたかと言うと!
今回の主役たる『Vストローム250』のための前フリです!
私、この顔が大好きでして……アドベンチャーバイクのスタイルにオーソドックスな丸目1灯の組み合わせが、こんなに斬新かつタフなイメージになるとは。
実際、2017年にVストローム250が登場してからもう7年以上経つんですけど、まったく色褪せていないと感じています。流行で風化もしない、10年以上愛せるデザイン。素晴らしい。要するに、めっちゃ好き!
そう思ってるの、私だけじゃないはず!
改めて乗ってみての新発見
ということで、Vストローム250に跨って走り出してみたんですが、改めての『発見』があったので、今回はそれをお伝えしていこうかと。
バイク自体は2023年の進化から変わっていませんが、私の体内にある「スズキセンサー」は、スズキの新型バイクに乗ることで日々アップデートがされているため『感じかた』が変わってくるんです。
それに前回乗った時は「進化したエンジン」が衝撃的すぎて、そちらに気を取られすぎました……
(下に続きます)
なので、恥ずかしながら『見落とし』があったんです。
先に言ったデザインのこともそうだし、エンジンがアップデートされたことによる恩恵にも別角度の発見がありました。あとはハンドリングにも改めて気づいたことがあったり……
このあたりは『Vストローム250SX』や最新の『GSX-S1000GX』に乗った経験が活かされていると思いますので、よろしければこのまま【中編】へGO!にてよろしくお願いいたします!
【文/北岡博樹(モーターマガジン社)】