バイク選びの重要な要素と言えるカラーやグラフィック。純正で十分カッコイイのは確かですが、自分好みに個性を出してみたいって気持ち、ありませんか? 今回は簡単にできそうなカスタムペイントを『GSX-8S』で仮想で試してみました!

そういや『アレ』どうなってる?

ある日、北岡センパイから一本の電話が……

「アレ、どうなってる?」

アレ、とな……?

アレと言われてもなんのこっちゃです。

「『GSX-8S』のカラーをいじってみてほしいってやつ……」

やっべー、完全に忘れてたわぁ

そういえばセンパイ……以前、『GSX-8S』のシュラウド部分のカラーを変えたらすごくカッコよくなるんじゃねえ? とかバカみたいなことを言ってたなぁ……。あれ本気だったのかよ。

「あ、あ~、アレですよね、アレ! はい、もうバッチリっすよ、任せてください!」

「ちなみに今どんなk……ガチャッ」

ヨシ。とりあえず、会社にほぼ出現しない北岡センパイに、進捗が0ということがバレる心配はないだろう。

これからサクっと片づけてやるぜ!

『GSX-8S』の仮想カスタムペイントをしてみるぞ!

さて、まずは標準状態の『GSX-8S』を見てみましょう!

新時代のスポーツネイキッドらしい軽快感あふれるスタイリングの『GSX-8S』。

兄貴分の『GSX-S1000』と共通する小型縦2灯ヘッドライトで、フロントマスクはシャープでキレのあるイメージを演出。

フロントフォークを覆うように左右から張り出すサイドカウル(シュラウド?)が、軽快かつ攻撃的な印象を与えます。

で、センパイのオーダーとしては、写真で印をつけたシュラウド?のようなブラック塗装パーツを、メインカラーと同じ配色にできたらかなり印象が変わるのではないか? というもの。

確かに、配色の一部をペイントするだけでかなり見た目が変わりそう。

ちなみに以前、Vストロームミーティングでネイビーの部分をブラックに塗装している『Vストローム800DE』に出会いましたが、はじめ「何がやってきたのか}」と目を疑いました。

というわけで早速、これを

こうして。

こうだ!

サクッと色を塗って、それっぽくしてみた!

確かに、上下のカウルに一体感が出て迫力感が出たように思います!
同時に『GSX-S1000』にも似たような気もしますが。

でも、確かにこれはこれでカッコイイかも。

ということで、2024年モデルで追加された新色「グラスマットメカニカルグレー」も同じようにペイントしてみました!

うん、なかなか悪くないのでは?

標準カラーでも十分カッコイイですが、左右のパーツ2つを塗装するだけだし、簡単に他とは違った個性が出せそう!

ちなみにノーマルはこう!

うーん……でも見比べてみるとやっぱりノーマルのデザインってよくできてることを痛感するなぁ。やっぱりノーマルのままでいいのかも?

しかし……ここまでやったからには引けない。もう一歩踏み込んでみる!

カラーやグラフィックに関するカスタムでもうひとつ手軽にできそうなのが、カッティングシートを利用したカスタマイズ!

せっかくなので、試しにグラフィックも考えてみました!

グレー×イエローで構成してみましたが、やりすぎないよう適度にデザインするのがなかなか難しい……。

どうしても自分好みになってしまって、万人受けする気もしないし、メーカーのグラフィックやカラーをデザインする職人さんたちのスゴさが身に染みてわかる……!

でもまぁ、そもそも自分の考える『カッコイイ』を実現するのがカスタムなんだし、これはこれで良いか……。

(下に続きます)

今回のトライはあくまで一例……いうか『お遊び』です。

簡単にできる……かどうかはわかりませんが、カスタムってバイクの楽しみのひとつなので、挑戦してみるとさらなる『個性』を出せるかもしれませんよ?

さて、これで北岡センパイの望む感じになっただろうか……?

……それよりも電話ガチャ切りに対する報復の方が怖いッ⁉

【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】

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