高速道路に乗れる250cc以上のバイクだと素通りしてしまう場所ってあるんですね……125ccで一般道ツーリングをしてみたら思わぬ発見!?

高速道路に乗れない125ccだからこその発見

125ccバイクでのツーリングは高速道路に乗れないから、市街地区間を抜けるまでは我慢するしかない……そう思っていたにも関わらず予想外にスイスイと千葉・木更津へ到着!

ここまでの道中も「いつもと違う発見」があったので、これはこれで意外と楽しいもんだな……なんて思っていました。

でもやっぱりツーリングは街を飛び出たここからが本番!

とりあえずは私(北岡)的に千葉ツーリング定番スポットである富津岬を目指します。

千葉だけど東京湾岸道路という名の県道90号線を南下。交通量の少ない産業道路はGSX-S125のエンジンフィーリングをじっくり楽しめます。本当に高回転域までキレイに回る。スピードは排気量なりだけど、そのなかでも「胸のすくような加速感」を味わうことができるんです。

改めてスズキの技術というか、単気筒のエンジンをここまでスムーズに回せるなんて……舌を巻く思いです。ひと昔まえの単気筒エンジンのイメージとは全然違う!?

最高出力15馬力のエンジンはツーリングシーンにおいてパワー不足を感じさせることもなく、信号待ちからのダッシュでも後続のクルマたちをリードしつつ走れる余裕がある。実際、これくらいのパワーがあれば一般道メインのツーリングには十分というか……

むしろだんだん『楽しい!』って思えてきました。

法定速度“まで”でもアクセルをグイッと開けて加速させる面白さがあるんです。メリハリがつけられるから飽きない……私、バイク歴だけはそこそこ長いんですが、これは初めて知った感覚かも。でもこれ、たぶんGSX-S125のエンジンがいいんだろうな。

そうして辿り着いたのは富津の海! 前日の悪天候の影響か、海の色がグリーン気味でしたが天気が良いので問題なし!

さて、ここからどうするか……

ちなみに私はツーリングルートを考える時、最初に「紙の地図」を見ます。ネットで調べてもいいんですが、紙の地図だとルートと距離感を俯瞰しやすい。特に今回は125ccで「走れる距離」が限定されますし。

それとね、けっこう発見があるのも紙の地図の良いところ!

……なんて思っていた矢先に!?

え、なにこれ?

房総半島随一のビュースポットだとっ!?

その名は九十九谷展望公園……これが高速道路に乗れるバイクだと『さ、次は南房総いきますかっ!』という流れになるのですが「125ccで行ける範囲かぁ……」なんて考えていたところ、逆に(自分的に)新スポットを発見してしまいました。距離も20kmちょいだから、富津岬から遠くない!

こういう発見をすると……ツーリング好きライダーとしてすごくワクワクしてきます。そういや昔、野宿で日本中をツーリングしていた頃はいつもこんな感じだったよナァ……なんて思い出しつつ(笑)

なんだか気持ち的に居てもたってもいられなくて「いつもの場所」である富津岬からバイクに飛び乗ります。行ったことがない場所に行くのって楽しいですよね! しかも房総半島随一のビュースポットなんて言われたら期待しちゃいます。

そしてその場所へ向かう道中はワインディングロード……ではないけれど、適度に曲がりくねった、交通量の少ない田舎道で、これが妙に楽しかった(笑)

大型バイクだったらアクセルを握る右手に我慢を強いるシーンですが、何でもないカーブがGSX-S125だと不思議と楽しい。攻めるゼ!みたいなことは特に考えていなかったんですけど、ちゃんと「スポーティさを味わえている」ことには軽く驚きました。

そして!

おおおおぅ………

さすがに房総半島随一のビュースポットと謳われていただけはあるというか……なんだか千葉じゃないみたい。

千葉って高い山があんまり無いから海がメインだと思ってたのに。

信州かよ。

あるいは東北でもいいんですが、すくなくともここ『九十九谷展望公園』からの景色には「千葉感」がほとんどありません。もっと標高の高い山間部までツーリングに来たみたいな気になる。

しかも空いてる……もしかしてここ穴場? けっこうおすすめスポットかも!

(下に続きます)

前編に引き続いて同じことを言いますが……純粋に楽しい。125ccで「行ける範囲が限定される」からこそ、いつもとは違うツーリングになっています。走り慣れた千葉のはずなのに、千葉ツーリングじゃないみたい!?

しかも、新発見はこれで終わりませんでした。

続編では『え……千葉にこんなとこあったの!?』を引き続きお伝えしていこうと思います!

NEXT▶▶▶千葉は日本一の『お手軽な洞窟スポット』なのかも……

兄弟車『GSX-R125』の記事もあります!

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