だって普通の『機械式サスペンション』も悪くないんだもん……
昨年2025年のEICMA(ミラノショー)でクロスオーバーツアラーの『SV-7GX』が劇的に登場したのはスズキファンのみなさまもご存じの通り。
当サイト『スズキのバイク!』ではSV650シリーズ生産終了の報を10月31日にお届けしており、私(北岡)は個人的にすこし寂しい気分になっていたのですが……まさかのどんでん返し。
生産終了です!って自信満々に言ったあと、1週間もしないうちに復活とか、我が事ながら恥ずかしいぃぃぃ~!? 完全にスズキさんの思惑にのせられた気がする。
俺のセンチメンタルな気分を返してくれ!(笑)
まぁ……スズキの名機エンジンが失われなかったこと自体は単純に喜ばしいので、それはそれで歓迎ニュースだったのですが。
さておき、新型として発表された『SV-7GX』はその車名GXのとおり、クロスオーバーモデルということになります。
そしてこの『GX』の先陣を切ったのが2024年に新発売されたGSX-S1000GX。ご存じ、スズキファミリーきってのイケメン野郎です。
スラッと長い足(ストローク長めの前後サスペンション)に高身長(全高1350mm)。引き締まったボディと強いハート(150馬力のエンジン)。それに加えて『GSX』の血筋でお家柄も由緒正しい。さらに超絶イケメンフェイスとか……
こんなやつが現実世界にいたら嫉妬するしかありません。
GSX-S1000GXはバイクなので才能あふれるパッケージなのは大歓迎なのですが……だけどここで私(北岡)は心に秘めていた本気の本音を言ってしまうことにします。それは……
『電子制御サスペンションってそこまでの魅力か?』
ということです。
いやね? 電子制御サスペンション自体は本当に素晴らしいものなんです。言うなればシャシー側のSDMS(スズキドライブモードセレクター)みたいなもの。ほとんど魔法でしょう。
だがしかし……
※写真は『隼』のリアサスペンション%%
電子制御じゃない普通のサス、いわゆる『機械式サスペンション』も悪いわけじゃないんですよね……車種によっては「このサス、最高かっ!?」と感動することだってあるくらい。
なので私(北岡)としての『電子制御サスペンション』とは「あったらいいな(=なくてもいい)」という感覚。それよりバイクの見た目がカッコいいほうが大事だと本気で思っています。
ところが……
今回はけっこうスゴい体験をしたと思う。それは新型『SV-7GX』の発表につられて、GXつながりでスズキさんからお借りしたGSX-S1000GXに乗った時のこと。
そういや「まだやってないことがあったな~?」程度で試してみようと思ったのが『電子制御サスペンションのユーザーモード設定』でした。自分好みにサスペンションの具合をセットできるやつです。
でもね、ボタンをポチポチするだけでサスペンションのセッティング変更ができるとは言え、なんだか難しそう。逆にこんがらがってしまいそうというか、泥沼にハマる匂いしかしません。
言うなれば禁断のモード……それをソロで峠に繰り出して実験してみました。そうしたらこれがちょっと驚きで『オマエそんなことできたのかよ!?』の連続だったんです……
(下に続きます)
とはいえ前提として『従来通りの機械式サスも悪くはない』と言ったことに変わりはないので、全面的に電子制御サスペンション礼賛ではないです。
でも私と同じく「電子制御サスね……あったらいいよね」くらいの人たちにお話ししておきたい……
現代の最新電子制御サスの実態について。
スズキ『GSX-S1000GX』の電子制御サスってメーカー既定プリセットのモードだけじゃGXの本当の実力を半分くらいしか発揮させられないのかもしれないのです!