GSX250Rに対して『デメリット』を挙げるとするなら……
他にはないロングストローク設計の2気筒エンジンと、それを支える車体性能&装備がロングツーリングを快適にしてくれるGSX250R。
個人的に大好きなバイクなので、ここまでつい「良いことばかり」をお話していまいました。でもそれじゃウソくさく聞こえるかもしれないので、あえて『デメリット』もお伝えしてみようと思います。
私(北岡)はこのバイクが国内に登場してから、たぶん3000km以上は余裕で走っていると思います。詳しく覚えていないけど多分もっと走ってる。オーナーさんには敵いませんが、その次くらいには詳しいかもしれません。
そんな私として言いますが、デメリットと言われても……というのが正直な話。なのですが、ここはあえてアラを探す気持ちで真摯に取り組みます。
という訳で強いて言うなら……車両重量が181kgあるということでしょうか……
一般的な並列2気筒エンジン搭載の250ccフルカウルスポーツよりも10kgくらい重量があるイメージです。
とは言え……所詮は181kgです。
私(北岡)はヒョロッとしたモヤシっ子体型ですが、いちおう男子なのでGSX250Rを『重い』と感じたことはありません。走りに関しても低~中速重視のトルク型エンジンなので加速が鈍いとも思わない。逆に一般公道でのスピード域なら十分以上です。
特に2023年以降の改良型エンジン搭載車は完璧!
ただ、実際問題として車両重量が181kgあることには変わりはありません。
でもバイクって『バランスの乗り物』だからなぁ……この重量が高速道路では「ドシッとした直進安定性」に貢献しているし、ワインディングのコーナーでも安定感につながってる。
これは……デメリットなのか?(汗)自分で言ってて自信が無くなってきました。
少なくともツーリング派のライダーである私にはデメリットには感じられないのですが、すごく小柄でパワー(主に筋肉)に不安がある女性の場合は、その10kgをどう感じるか……買う前に実車に触れてみることを一応おすすめしておきます。
あ、そうだ!
これだけは……というのが1個だけあるかも!?
GSX250Rは『サーキットを走りたい人』にはおすすめしません!
これだけはあまり適してないです。ここまでのお話の中での【② ツアラーの条件 編】でもお伝えしましたが、GSX250Rはそもそもサーキットでコンマ1秒を削るために作ったバイクじゃないので、それをサーキットで限界走行させるのはちょっと無理があります。
ただ、誤解してはいけないのが、だからといって『スポーティじゃない』とはならないこと!
ここはちょっと難しい問題なのですが、GSX250Rはスペックシートだけを見ると『速そうな要素』が基本的にはありません。なので数字を気にする人には向かないかもしれませんが……
実際に走らせると、そうでもないんだぞ?
一般道のワインディングで走る速度の範疇だったらトルクがあって逆に力強い走りを楽しめます。要はエンジンの特性をどう活かすか、という問題にすぎません。
あと嬉しいのは、ちょっとくらいミスしても低回転域まで粘ってくれるエンジン特性でごまかせること。これ、私のような「特別バイクが上手いわけじゃないライダー」には非常に重要だったりします。
だってシフトチェンジやブレーキングのタイミングに失敗して『ヘロヘロな走り』になってしまってもアクセル操作だけで切り抜けられるんだから!(笑)
むしろツーリング先での「はじめてのワインディング」などでは、GSX250Rのリカバリー力の高さに助けられることのほうが多いような?
それに私、GSX250RのエンジンパワーMAX24馬力を『余すことなく使い切る』なんて、お世話にもできている気がしません。
バイクの楽しさは馬力だけで完結するものじゃありません。それに、もし私がGSX250Rのオーナーだったなら「新車装着時のタイヤが寿命を迎えたあと」に、もうちょっとスポーティなキャラのタイヤを試してみたい、と思う。それくらいにエキサイティングな走行性能は標準装備されているんです。
あとは……
デメリット……………
もうない。
すみません。思いつきません。あとはもう見た目の好き嫌いとか、個人それぞれの趣味嗜好の範囲になっちゃうと思う。他はここまで言ってきた通りの『メリット』しか浮かびません。メリットの量が圧倒的すぎる。
だって本当に良いバイクなんだもん。
なかには一度GSX250Rを降りて、高出力な250ccフルカウルスポーツに乗り換えて、1年後にまたGSX250Rを新車で買いなおした人がいる、なんて話も聞いたことがあるくらい(笑)
その人は私と同じツーリングライダーのようですが、
『結局、高速道路を時速100kmで走るならこれがいちばんいい』
との結論に至ったそうです。
そりゃそうですよね……そもそも公道には制限速度があるので、いくらパワーがあっても限定的なシチュエーションでしか活かせません。だとしたら実用的な範囲に特化したGSX250Rに対して『やっぱりコレがいいや』って戻ってきちゃう気持ちはわかる。
私は今回、GSX250Rを『1日500km走れる250ccスポーツツアラー』としてお伝えしてきましたが、それが実現できているのは、スズキが無駄に数字を追い求めなかったからに他なりません。
それなりに長い距離と時間をGSX250Rと過ごした経験の中では(真夏に熱中症になりかけたとか)苦しい時もありました。
でもどんな時もGSX250Rは優しく私を支えてくれた。振り返って、その記憶しか残っていません。
これねぇ……派手さはないけど『名車』だと思うの。
(下に続きます)
だからね?
もし今、あなたが『排気量250ccクラスでロングツーリングを楽しめるスポーツツアラー』を探しているのなら……
自信を持っておすすめできるのって『GSX250R』しかない!
本気です。初心者の人もベテランの人も、ちゃんと楽しむことができる超万能250ccスポーツ。手に入れる前より、手に入れた後のほうが虜になる……長く付き合える『愛車』になることは間違いないバイクですよ!