ウイングレットって一般公道を走るのに意味あるの? しかしスズキからの公式回答は衝撃的なものでした。それならば……!

これ実は『ものすごい進化』なのかもしれない……

スズキの大型ラインアップで最高級バイクの一角を占める電子制御サスペンション搭載のGSX-S1000GX。ただでさえ高級バイクだったのに、今年2026年のアップデートでウイングレットまで装着。

そして『ウイングレットって意味あるの?』という私(北岡)の質問に対するスズキさんの公式回答は衝撃的なものでした。

それについては先の【① 質問編】をご参照いただきたいのですが、私はこの時点で『ヤバい情報を誰より先に仕入れちまった』という気持ちです。

なので早速、スズキさんに試乗車をお借りしました!

相変わらずカッコいいバイクだなぁ……とにかく顔がいい。さらにスズキのフラッグシップの一角としての風格もある。デカくて強そう。これ欲しい。

失礼……わずかに『心の声』が漏れ出てしまいました。

ちなみに余談ですが、私はこのバイクが『電子制御サスペンションをセッティングをとことん詰めると走りが化ける』ことを知っています。以前、時間を掛けてじっくり実験したので。

ではこのバイクで何をすれば『有意義』と感じられるのか?

季節は夏。あ、そうだ……ラーメン食べにいこ。

実はこの前『日本一のラーメン王国は山形県』っていうのを聞いて気になってたんだった! 200万円オーバーのスーパーツアラーで山形まで行ってラーメン食べて帰ってくる。よし、これは有意義だ!

ちなみに山形県というのは『日本でいちばんラーメンの消費量が多い県』とのこと。そのためラーメン王国と呼ばれています。

距離は東京から片道ざっと400kmくらい。GSX-S1000GXなら日帰りにちょうどいいくらいの距離だと考えました。

ということで一路、山形へ! なんでも山形には『冷やしラーメン発祥の店』があるらしく、口コミでは想像を超える美味しさなんだとか……私は基本的に「ラーメンは熱々派」なのですが、さすがに最近は暑いので、そのラーメンにちょっと興味が沸いた次第です。

俺の想像を超えられるか? 山形の冷やしラーメンよ!

ラーメンより先に『GSX-S1000GX』が想像を超えてきた……

いつもどおりですが、日の出の時刻に合わせて出発。朝の4時半。ツーリングライダーの朝は早いのです(笑)

そうして高速道路に向かって走りはじめてみたのですが……一般道の時点では特に「ウイングレット」を意識することはありませんでした。

だがしかし……

最初は違和感というか、『アレ?』という感覚。

私はGSX-S1000GXというバイクが2024年に発売されてから走行距離としては余裕で1000km以上は走っています。さらに電子制御サスペンションへの理解が必要だと考えていたから、このバイクで走るときはいつも体内のスズキセンサー感度はMAXです。

そして何より『スズキのバイク!』 というWEBサイトをやってきた経験。それがあったから従来型との違いに気づけたんだと思います。

これはヤバいやつだ……

マユツバに聞こえるかもしれないけど、感じたことをそのまま言います。何とは言わないけど世の中には『排気量1600ccとか1800ccで、重量300kgコースで、6気筒エンジンを積んだ超高級ツアラー』が存在するでしょう?

あれの感覚……限りなくそれに近い。恐ろしいほどに『しっとり』してる。

ちょっと待った。これは予想外というか、想像をはるかに超えてきた。

久しぶりに『乗って驚かされた』と言ってもいいし『感動した』と言ってもいい。それくらいにスゴいです。ちなみにこの時の電子制御サスペンションのセッティングは、私の考える『最もゆるゆるモード』に設定していました。

でもこのセッティングだと従来型の場合『すこしフワフワした感じ』が残るんです。とはいえ長距離を走るぶんにはラクなほうがいいので、そこは割り切っていました。

ところがウイングレット装着の新型GSX-S1000GXには……その『フワフワ』がまったく無い!?

しっとりと、それこそ路面に車体が押し付けられている実感がある。ウイングレットはフロント側中心に効果を発揮するはずだけど、感覚的には車体全体に作用してると感じます。

そして、路面に押し付けられた車体の下で、前後のサスペンションだけが繊細に、かつ爆速で仕事をこなしているイメージ。車体の姿勢は常に安定。走行感覚がシルキーというか、路面に吸い付くように、滑るように走る!

なんだかもう……笑っちゃうくらいでした。

乗り心地が美しい、なんて言うのはおかしな言い回しですが、そう感じます。開いた口がふさがらない。

そりゃレースの人たちが躍起になってウイングレットウイングレット言うわ……と、その理由の一端を知った気分です。まさに劇的。ウイングレットってここまで変わるのか!?

(下に続きます)

乗り心地のしっとり感、車体の安定感が従来型GSX-S1000GXとは別次元です。従来型でもド安定だと思っていたけど、たぶんこれを知ったら元には戻れないと思う。

え……じゃあ、走行風が弱くなる『ワインディング』だったらどうなるの?

ちょっと予定変更。急遽ですが、山形へ行く前に寄り道します!

NEXT▶▶▶新型『GSX-S1000GX』はふたつの“顔”を持っている。

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