隼駅まつり2023……珍種の『隼カスタム』が増えてない？
来場者2600人、参加台数2300台という大盛況にて幕を閉じた隼駅まつり2023。
このイベントはその名の通り、スズキのアルティメットスポーツたる『隼』のオーナーズミーティングなんですが、その現場には『隼以外』のバイクがけっこういます。
そして、そんな『隼以外』の参加者の中には、年に一度のお祭りを全力で楽しむべく、自らの愛車を『隼にカスタムする猛者ども』がいるのですが……私（北岡）はこういうセンスの人が大好きなので、会場で見つけ次第、捕獲させて頂きました！
今年は例年以上に大漁だったぜ！
エンジンが同じ……これはギリで『隼』と言える？
隼のエンジンを搭載したモンスター系ネイキッド「B-KING」の隼カスタムを発見！ 即、捕獲させて頂きました。
隼のエンジンを専用の車体に乗せた「何もかもがデカい」化け物バイク……懐かしい！
そんなモンスターが原点回帰……？
ウインドスクリーンに堂々と描かれた（自家製）隼のロゴ！
手書きですが、そこはかとなく隼のロゴを再現しているところに愛を感じます。これはエンジンが隼な訳だし……ツッコミどころはあるけど、アリじゃない？
よくやってくれました！
昨年会えなかった、あのバイク……
次なる希少種『隼』は黒い怪鳥、ホン〇のアレによく似たメガスポーツ！
昨年2022年に駐車場で見かけたけど、オーナーには出会えなかったのですが……
今年は捕獲に成功！
会いたかったぜ！！！
オールブラックのボディには存在感抜群のA4コピー紙、そしてその上にざっくり描かれたロゴっていうか『隼の字』が誇らしげです
こういうので良いのよ！ 2年連続で隼駅まつりを楽しんでる感じが大好き！
破壊力抜群！ コンビニにも手軽に行ける『隼』は……
会場を訪れたライダーが必ず二度見、三度見してしまう、ある意味で最強の隼カスタム。
車名がボディに書いてあるけど50ccのスズキのアレです。
ちなみにこちらの隼のオーナーさんは「隼駅を守る会」のスタッフさん。イベント運営側も楽しんでるのが隼駅まつりの魅力です。
こちらの隼は、確かリアサスペンションとかついてなかった気がするけど、やっぱり最高速は300km／hいけるんでしょうか……？
限りなく正体不明……隼でもカタナでもない
……そして、上の50ccな隼の隣にある銀色のバイクですが……
ウインドスクリーンに「はやぶさ」の文字が!?
すげぇ……もはや『隼』の漢字すら捨てている上に、ざっくりガムテープ貼って、そのうえからマジックでササッと書いた感じが限界突破してます。
しかも、だっ！
よーくバイクを見てみると、Vツインエンジン？
……クッ。隼どころか、カタナですらねぇ。
わかります？
SV650です、このバイク。 お見事。私は脳が混乱しかけました。
オーナーには出会えなかったけど！
だいたい例年は1～2台くらいしか捕獲できない希少種・珍種の隼ですが、今年は4台もオーナーさんごと捕まえることに成功しました。
でもまだ他にも、生態系が解明されていない『謎の隼』は数多く生息しています。
ギラギラレッドが目を引くうえの某社のロゴを惜しげもなく『隼』ロゴで隠し……いや、これ隼じゃないな。
集？？？
集まる……のか？
しかしまさか「C●750F」に非常によく似た隼に出会うとは……
そして近しい血縁の隼も！ こちらの隼はシュッとしてコンパクトなので、サーキットでも戦闘力が高そうでした。
カウルとウインドスクリーンで主張。珍しいタイプですが、まごうことなき『隼』の一種でしょう。
あ、でもこのバイクもさっきと同じで「隼」じゃなくて「集」だな。ひょっとして流行ってるのか？……集が？
さらにっ！
こちらも近しい血縁の亜種だと思われますが……
隼
じゃなくて……
雀（すずめ）
かよっ！
うーん、このオーナーさん……良いセンスしてるナァ。かなり好き。会いたかった！
力作だと感じたのがこちら。きちんと自宅でカスタムパーツを準備してきた心意気に震えます。
また、完全に車名とメーカー名を見せない潔さにも感動。
なのでこれは間違いなく『隼』です。みなさんはこのバイクの元ネタ、わかります？
隼は電車にもなるほど、色んなスタイルにカスタムされる傾向にあります。
今年の隼駅まつり2023は本当に豊作（？）でした。
（下に続きます）
もっともっとこういう遊びゴコロたっぷりの参加者さんが増えるといいなぁ！
来年2024年『隼駅まつり』の動向にも期待。最強の珍種『隼』との遭遇を待ってるぜ！
【文／北岡博樹（モーターマガジン社）】