午後の講義は実践練習ではなく講義からスタート! 午後の講義って眠くなりがちだけど、『スズキ北川ライディングスクール』の座学は面白い⁉

パフォーマンスを発揮するには程よい緊張が大切?

『スズキ北川ライディングスクール』午後のレッスンは講義からスタートします!

講義を担当する山口インストラクターは実際に大学で交通心理学を教えるホンモノの教授さん。

今回のスクールで受講したのは「よい緊張感でパフォーマンスを向上する!」をテーマとしたミニ心理学講座。

特に“緊張の度合い”についてを焦点とした講義になっていました。

簡単にまとめると、ライディングの際にはガチガチに緊張してしまっているのも良くないけれど、リラックスしすぎても反対に危険で、適度な緊張がパフォーマンスを向上させるといった内容。

例えばラグビーなんかのスポーツにおいて全員がリラックスして、言い換えると緊張感なくプレイしていたらケガ人続出ですよね。

運転も同様で、ある程度緊張感が無ければ身体の反応が鈍り、実力を発揮できず、緊張しすぎても固まってしまいパフォーマンスが低下してしまう、ということです。

この他、「原因帰属理論」などを参考にした心理学の講義が続きました。

お昼ごはんを食べた後の座学って決まって眠くなる印象がありますが、山口講師は自己紹介からぶっ飛んで面白かったので、久しぶりの“講義”でしたが最後まで楽しく受けることができました!

公道で運転する上で持っておきたい心得を再確認できたので、個人的にこの講義はとてもためになるものでした!

講義の次は再び実践! 習ったことを統合したコーススラロームに挑戦

座学の後は午前中に習ったことを複合コースで実践します!

……と思ったら、何とか持ちこたえていた空模様がまたちょっと怪しい感じに……。

でも、滅多にない悪天候に対応する練習ができると思えば貴重な経験になるハズ!

気を取り直してレッスンに挑みます!

教習施設のS字なども利用した比較的長いコーススラロームを連なって走行しますが、午前中のようにワンパターンのスラロームではないのでパイロンへの進入角度やブレーキポイントが毎回異なり、より一層の集中力を求められます。

ハイパワーの『GSX-8R』におけるハーフウェット環境での走行はスロットルワークがすぐにリアタイヤのスリップに反映されるので、繊細な操作が求められます。

また、午前中より長いコースの中で、気を緩めると乗車姿勢が崩れたりし、それらの挙動はすぐに車体コントロールに現れるので常に適度な緊張感に晒されます。

ですが、そんな緊張感があるからこそ全身全霊を用いてバイクをコントロールするということの意味に迫ることが出来たように感じ、いつも以上にバイクの状態が把握できるような気がします!

実際は『GSX-8R』の性能やコントロールのしやすさに助けられている説もありますが……。

……もしこれが『GSX-R1000R』とかだったら、とっくに精神&体力の限界が来てた自信があるぞ。それにしても本当に『Vストローム1050XT』や『隼』なんかのモンスターマシンでクルクルと走り回っているベテランの方々が抜群にカッコいい!

自分もあれくらい大きなバイクを軽々と操れるようになりたいものです……。

休憩と全体レクチャーを挟みながらコーススラロームを2回行い、最後は先導付きのコーナリング走行。

コーススラロームに比べアクセルを開けられる時間が長く、メリハリのある加速&ブレーキングを実践できる総合的なメニューです。

今日一日の中で一番集中力を使いましたが、終わる頃には普段の何倍もバイクを操るのが上手くなったように感じ、とても充実感のある内容でした!

(下に続きます)

一日中バイクのレッスンを受けるなんていう経験は初めてで、もっとクタクタになると思ったのですが、こまめな休憩がしっかりと用意されていたおかげで意外なほどあっさりとレッスンは終了。

それでも、たった一日で自分のライディングにものすごい進化を感じることができました!

で、実際に『スズキ北川ライディングスクール』に参加してどこが良かったかというと……?

To be continued……

【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】

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