VR空間でスズキのモビリティに乗れる──そんな摩訶不思議な体験ができるのが「バーチャルマーケット2025 Winter」。メタバース初心者の筆者が、スズキブースを実際に体験してきました!

これが未来の展示会!? メタバースのVR空間でスズキに“乗れる”時代が来た!

“メタバース”という言葉を耳にするようになってからしばらく経つけれど、要は「3DのTVゲームみたいなものでしょ?」と思われている方も多いと思いますし、筆者の私も例外なくそう思っていました。

そんなメタバース空間の展示会型イベント「バーチャルマーケット2025 Winter」に、スズキブースが出展されているって聞いたからには、我らがスズキのバイク!編集部も体験せずには要られません!

冒頭から先に言っておくと、このメタバースイベントがリアル過ぎて本気でスゴイことになっていました……!

そもそもメタバースとは、ひと言でいえば「インターネット上に広がるもうひとつのバーチャル空間」のこと。自分の分身となる「アバター」を使って空間を歩き回ったり、誰かと会話したり、イベントに参加したりと、現実と同じようなことがバーチャルで体験できます。

2018年にスタートしたバーチャルマーケットは、基本的にSummerとWinterの年2回で開催され、今回で15回目の開催となります。

前回のバーチャルマーケット2025 Summerでは世界中から延べ130万人以上が参加、バーチャルリアリティイベントでのブースの最多数としてギネス世界記録™にも認定されている、世界最大級のバーチャルイベントなんです。

バーチャル空間の会場には巨大なモールイベントのように数多くのブースが並び、企業やクリエイターが作った3Dアイテムや体験コンテンツを自由に楽しむことができます。出展しているのは、個人の3Dクリエイターだけでなく「アース製薬」「シャープ」そして我らが「スズキ」といった大手企業も勢ぞろい。

ちなみに、このバーチャルマーケットはVRゴーグルがなくても自宅のパソコンから24時間いつでも参加が可能。バーチャル空間を歩いて回るだけで、新商品を見られたり、ミニゲームができたり、限定アイテムが買えたりと、現実の展示会顔負けの“ワクワク”が詰まっているVRイベントなんです。

バーチャルマーケットのメディア体験会でVR空間のスズキブースを体感!

そこで今回は、バーチャルマーケット(Vket)を主催している株式会社HIKKYさんにお邪魔して、実際にメタバース空間のスズキブースを体験させていただけることに。

しかしながら、コントローラーを使ったTVゲームなどはスーパーファミコンのマ○オカート以来というゲーム音痴の筆者。

そもそも、XR(VRなどの総称)とAR(拡張現実)の違いもよく分からないし「仮想空間のイベントって、結局なにができるの?」という疑問がありました。どちらかといえばツーリングやアウトドアなど外に出るのが好きな私でも楽しめるものなのでしょうか?

そんなこんなで、メタバースの予備知識もろくにないまま最新のバーチャルイベントに参加させていただくのは少し気が引けましたが、VRゴーグルやコントローラーの操作は意外なほどシンプルで、ド初心者でも直ぐにVRの世界に没入できるくらいのリアルさに驚きます。

VR会場を動くには、左手のジョイスティックで移動、右手のコントローラーで自分の体(アバター)の向いている方向を変えることができ、視界は自分の首を振れば360°周囲を見渡すことができます。基本的な操作はたったこれだけ。

コントローラーの操作方法などをひと通り聞いたら、いよいよバーチャルマーケット会場のスズキブースへ!

今回のスズキブースはバイクの展示はありませんが、2つのエリアに分かれたブースが用意されています。

ひとつは、先日のジャパンモビリティショーでも話題になった電動パーソナルモビリティ「スズライド2」が体験できるブース、もうひとつは発売40周年を迎えたお年寄りのためのモビリティ「セニアカー」が展示されるブースです。

……なんだ、今回はバイクの展示はないの?と思うなかれ。実はこの2つのスズキブースでスズライドやスズキ・セニアカーがどんなものなのかをバーチャル空間で体験できるようになっているんです。

スズライド2が展示されているのは、ネオンがキラキラ輝く未来都市「パラリアルシンガポール」会場。ブースに近づくと、ひときわ目立つ「SUZUKI」のロゴと、シュッとしたスタイリッシュなマシンが見えてきました。

展示されている車両やブースモニターなどの展示物が3Dモデルとして再現されているのですが、タイヤの質感からカウルのツヤまで「これ、本物じゃないの?」と疑うレベルのリアリティ。

でも、本当の驚きはここからでした。

なんとこのスズライド2にそのまま乗り込むことができ、VR空間の中を自由に移動できます。つまり、メタバース上で“試乗”ができるわけです!

アクセル操作や挙動はVR用に最適化されていますが「乗り物で移動している」という感覚はしっかり伝わってきます。視点が高くなり、景色が流れ、目的地まで走る。その一連の体験があるだけで、スズライド2がどんな乗り物なのか、言葉よりも早く理解できます。

さらにこのコンテンツでは、スズライド2が分類される「特定小型原付」の交通ルールを学べるクイズゲームも開催。 バーチャル空間の公道を走行していると、特定小型原付にまつわるクイズが出題され、まるで教習所のドライビングシュミレーターのように○×クイズを回答していくコーナーまであるんです。

「え、これって二段階右折だっけ?」「歩道を走る時は?」といった、ライダーなら知っておきたい新ルールを遊びながら学べちゃいますよ。

アンケートに答えると、自分のマイルームに飾れる「スズライド2の3Dアクリルスタンド」も貰えちゃいます。未発売の最新マシンをいつでも眺められるなんて、所有感たっぷりですね!

このスズキブースが体験できるバーチャルマーケット2025 Winterは12月6〜21日まで開催中ですので、是非、自宅のパソコンから気軽に参加してみてください!

(下に続きます)

バーチャルマーケット2025 Winterに参加するには?

バーチャルマーケットに参加するには、まず無料の仮想空間プラットフォーム「VRChat
」をパソコンまたはVR対応機器にインストールします。VRゴーグルを使うと没入感が高いですが、パソコンだけでも参加できるので「まずは試してみたい」という人でも大丈夫です。

「バーチャルだから無理かも…」と思う必要はありません。慣れていない人でも、VRゴーグルなしのPCモードなら操作も簡単。自宅から、「あなただけのメタバース体験」に気軽に飛び込めるんです。さあ、あなたも画面の向こうでスズキブースを“バーチャル体験”してみませんか?

【VRChatを遊ぶために必要なPCのスペック

• OS: Windows 10またはWindows 11
• プロセッサー: Intel i5-4590 または AMD FX 8350 またはそれ以上
• メモリ: 最低4GBのRAM
• グラフィックカード: NVIDIA GeForce GTX 970 または AMD Radeon R9 290 またはそれ以上
• API:DirectXのバージョン11以上
• ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続(25メガビット/秒以上推奨)
• ストレージ: 約21.5GB(アプリケーション用に1.5GB、残りはコンテンツキャッシュ用)

バーチャルマーケット2025 Winter の来場方法はこちら!

※タップ(クリック)すると外部サイトへジャンプします

【バーチャルマーケット2025 Winter開催概要】

名 称:バーチャルマーケット2025 Winter
主 催:株式会社HIKKY
会 期:2025年12月6日(土)~21日(日)(計16日間)
参加費:無料
企業出展VRChat会場:パラリアル新宿/パラリアルシンガポール

【公式SNS】
X
https://x.com/Virtual_Market_

YouTube
https://www.youtube.com/c/vketchannel

Instagram
https://www.instagram.com/vket_official/

来場方法:https://vket.com/access

VR機器及びゲーミングPCから、VRChat内特設ワールドにご来場いただけます。
開催期間中は24時間いつでも無料で来場いただけます。

※バーチャルマーケットとは株式会社HIKKYがVRChat上で主催するイベントです。一般クリエイターだけでなく企来地方自治体が参加しています。バーチャルマーケットは株式会社HIKKYの登録商標です。

※VRChatは、VRChat Inc.によって運営が行われているソーシャルVRプラットフォームです。「VRChat」はVRChat Inc.の商標または登録商標です。

スズキファンのためのWEBサイト!