隼はノーマルの状態が最高に完成度が高いです。でも人によっては、もうちょっとスポーティさが欲しい、と思う人もいるかもしれません。そういう人におすすめなのがタイヤ交換。けっこう走りが変わるんですよ!

隼のパフォーマンスにミシュラン『パワー5』はついてこれるか?

まずは高速スラローム。

これ慣れると楽しいんですけど、やってみるまでは死ぬほど怖い。

ハイスピードでパイロン引っかけたら……ってビビります(笑)

実際のところ時速100kmを余裕で超えるスピードでパイロンスラロームする訳ですが、優しい動きで狙ったラインを外しません。グリグリと振り回しても、ヨレも一切感じない。

隼の重量をきちんと受け止める剛性がパワー5にはありそうです。

普段使いだと高速道路のレーンチェンジに近い感覚ですね。これがライダーの意志通りに決まる。

この性能に関しては、ノーマルタイヤよりも軽快に動かせる楽しさがありました。

パワーに負けないことが隼タイヤが絶対条件

そして、高速周回路。

高速周回路自体は初めてじゃないんですが、隼では初でした。

ちなみに隼の前傾姿勢でバンクに入ると、わたしの身体の固さ(この場合は主に首)では、もうほとんど壁しか見えない。

でもスピードは高いし、先の高速スラローム以上に軽く恐怖です(笑)

そしてバンクの終了に合わせて、その後のストレートでスピードを『出せるだけ出す』わけですが、パワー5は隼のフル加速にも耐えてくれるし、高い速度域でもビシッと真っ直ぐ、安定して走ってくれました。

このタイヤ、雨の日でも大丈夫?

ちなみにこのタイヤ、ミシュランのパワー5は見た目に『なんか溝が少ない気がする』タイヤです。

スポーティと言えば聞こえはいいんですが、雨の日とか怖い……

だけどそこはきっちり『ストリート向けタイヤ』として、ミシュランに抜かりはありませんでした。

散水路でのテスト。これもかなり気分的には嫌です。

この散水路って実際は『路面が濡れている』っていうレベルじゃありません。

ライダーから見ると、もはや川。もしくは鏡面。

感覚的には『深い水たまり』の上で、延々とスラロームをやらされるイメージです。

最初は恐る恐るで走るんですけど、ぶっちゃけパワー5は優秀でした。

ドライ路面とほとんど感覚が変わりません。

わたしの個人的な『良いタイヤ基準』の中にはウェット路面でもドライのような気持ちで走れることがあるんですけど、パワー5はそこもOK。

このタイヤ、本当にバランスがいいです。

スズキの隼(ハヤブサ)をもっと楽しむために!

ちなみにこの時は気温は10度以下で、きっちり寒かったんですがミシュランの『パワー5』は気温の影響も受けにくいタイヤでグリップ力に安定感があります。

雨と気温に影響されにくいこと。ストリートタイヤとして、ここはすごく大事!

ちなみに、ここまで言っておいて何ですが、それでも隼は『基本は純正装着のタイヤ』が良いと思います。

隼っていうバイクの異次元の完成度を支えているのが純正装着のタイヤだからです。

だけど、長い付き合いの中で愛車と気心が知れてきて、ちょっと隼との付き合いにスパイスを求めるなら……

ガツンと投資してのカスタムも良いですが、まずはタイヤで走りをアジャストしてみるのがおすすめです。

(下に続きます)

ミシュランのパワー5。

このタイヤひとつで、隼のスポーティ感はけっこう強くなる。

あくまで隼らしさは残しつつ、ワインディングでの楽しさをちょいプラス!

ご興味ある隼乗りのかたは、是非一度お試しくださいませ!

スズキの隼(ハヤブサ)に関する記事はこちら!

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