先のモーターサイクルショーで注目を集めた、輪堂千速 × スズキの特別仕様車「GSX250R[Chihaya Remix]」。実車をじっくり見てみると、普段GSX250Rに乗っている人ほど参考になるポイントがかなり多かった!

目を引くグラフィックだけじゃない! 細部のまとめ方が上手すぎ⁉︎

「GSX250R乗りなら、これは見逃せない……⁉︎」

そんな気持ちにさせられたのが先日のモーターサイクルショー2026・スズキブースで展示されていた、スズキと人気VTuber・輪堂千速のコラボレーションモデル「GSX250R[Chihaya Remix]」でした。

もともとは「hololive SUPER EXPO 2026」で初披露された特別仕様車ですが、その後、大阪・東京・名古屋のモーターサイクルショーでも展示されていたので、現地でご覧になった方も多いと思います。

そしてこのコラボモデルが単なる“キャラクターバイク”ではなく、GSX250Rオーナーなら「カスタムの参考になるのでは⁉︎?」と感じるレベルの完成度だったのです。

まず印象的だったのは、やはり全体を包み込むグラフィックデザイン。輪堂千速のイメージカラーであるブラックとターコイズグリーンをベースに、差し色としてパープルを投入。まず、この差し色のセンスが参考になる……。

さらにグラフィティ風のデザインやロゴワークが随所に散りばめられ、いわゆる「イラストを貼っただけ」の雰囲気とは明確に違います。

ホイール周辺やリムデカール配置にも統一感があり、「カスタムしてます感」はあるのに、全体としては非常にスマートです。

むしろ印象としては、MotoGPマシンのスペシャルカラーや海外ストリートカルチャー系カスタムに近い感覚。遠目に見ても成立するデザインでありながら、近づくと細部に遊び心が詰め込まれている。そのバランス感覚が絶妙でした。

しかも、この「GSX250R[Chihaya Remix]」が面白いのは、グラフィックだけで終わっていないところです。

会場で実車を見て気付くのが、各部に投入されたカスタムパーツの完成度。まず、マフラーはアフターパーツとして購入できるヨシムラ製サイレンサーが装着されています。

特にGSX250Rオーナーなら気になるのが「派手なのにちゃんと実用車ベースのカスタムとして成立している」という部分でしょう。

ショートスクリーン風のスポーティーなフロントまわり、バーエンドやレバー類のカラーアクセント、そして車体全体の“低く構えた”シルエット作りなど、全体が非常に丁寧にまとめられていました。

GSX250Rはフルカウルスポーツでありながら、比較的アップライトで扱いやすく、ツーリング性能にも優れるモデルです。そのため、極端にレーシーな方向へ振ると日常性とのバランスが崩れてしまいかねません。

しかし、この「Chihaya Remix」は、“スポーティー感”を強めながらもGSX250R本来の親しみやすさを失っていませんでした。

たとえばカラーリングの構成も、ブラックベースを軸にしていることで車体が引き締まって見える一方、ターコイズグリーンが効くことで重く見えない。セパレートタイプのシートも3色のレザーを優美に組み合わせたデザインになっています。

実際、会場でも「普通にこの仕様で売ってほしいなぁ」という声が上がっていたようですし、SNS上でも海外ファンを含めて高い反応が集まっていました。Redditでも「Beautiful」「fantastic design」といったコメントが投稿されており、VTuberファンだけでなくバイク好きからも高評価を得ていたのが印象的です。

それでいて細かい部分を見ていくと“今どきのスポーツカスタム”として参考になるポイントも多数!

GSX250Rは比較的カウル面積が広いバイクなので、ステッカーなどのカスタムとの相性は非常に良いモデルですが、逆に言えば“やりすぎると雑多に見える”難しさがあります。その点、この車両は「どこを見せて、どこを抜くか」が本当に考えられていたように感じます。

さらに興味深いのがVTuberコラボ車両でありながら「キャラクター頼み」になっていないこと。

輪堂千速さん自身、普段からクルマやバイク、モータースポーツ好きとして知られており、今回のコラボでも“好きな人が本気で作った感”がしっかり伝わってきます。

単なるプロモーションではなく「GSX250Rというバイクをカッコよく見せたい!」を真面目に考えて作られているからこそ、バイク好きにも刺さる仕上がりになっていたのでしょう。

バーエンドもヨシムラ製「ハンドルバーエンドHigh Line」を装着。こちらもカスタムパーツとして購入可能。

事前の写真資料だけでは分からなかった“実車映え”が非常に強く、モーターサイクルショーの展示車両の中でもかなり完成度が高かった印象です。

会場ではまたがり可能な状態で展示されていたこともあり、多くの来場者が実際に跨って写真撮影を楽しんでいました。GSX250R本来の扱いやすい車格もあって、「自分が乗ったらこんな感じになるのか」とイメージしやすかったのも魅力だったと思います。

GSX250Rオーナーなら、カラーリングのアイデア、デカール配置、アクセントカラーの入れ方、スポーティーな雰囲気の作り方など『自分の愛車にも取り入れたい』と感じるポイントがきっと見つかるはず。

(下に続きます)

VTuberコラボモデルというと、どうしても“話題性重視”のイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、この「GSX250R[Chihaya Remix]」は純粋にカスタムバイクとしての完成度が非常に高く、GSX250Rという車両の魅力を改めて引き出している1台でした。

グラフィックやカラーリングのセンスはもちろん、各部のまとめ方やアクセントの入れ方など、普段GSX250Rに乗っている人ほど参考になるポイントも多数。ぜひ写真をじっくり見ながら、自分の愛車カスタムのヒントを探してみてくださいね。

ベース車両『GSX250R』は走りも半端じゃない!

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