アドレス125の楽しさ、快速っぷりは《コスパ編》や《街乗り編》でお伝えしたとおりですが、アドレス125にはその他にも現実的な便利装備が満載。改めて車両やティテールを解説します。

写真・文:岩瀬孝昌(編集部)

スズキ アドレス125/SUZUKI Address125

“アドレスV125”シリーズの後継モデルとして2017年にフルモデルチェンジされ、名称は「V(ヴィクトリーから由来)」の文字が外れ「アドレス125」になりました。

コスパ編でお伝えした驚きの低燃費を実現する新設計SEPエンジンを搭載し、全体のイメージや足周りまでデザインを一新。

SUZUKI Address125 SPECIFICATION

●エンジン種類: 強制空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒● 総排気量:124cc ● 最高出力:9.4PS/7000rpm ● 最大トルク:1.0kgf-m/6000rpm ● ミッション:Vベルト無段変速 ● 全長× 全幅× 全高:1900 × 685 × 1135mm● ホイールベース:1285mm ● シート高:745mm (フラットシート:760mm)● タイヤ前・後:90/90-12・100/90-10 ●燃料タンク容量:6.0L●重量:109kg ●価格:22万5500円(税込)、フラットシート:23万1000円(税込)

シートがフラットで乗りやすい「フラットシート」仕様も別ラインアップされています。

アドレス125/フラットシート仕様

◆アドレス125/カラーバリエーション

(解説は下に続きます)

◆メーター

インストルメントパネルは中央にスピード計とODO(積算距離)メーター、右側に燃料計、左側にインジケーターランプ類を配置したレイアウト。シンプルながらとても見やすいアナログ式メーターで構成されています。

◆ハンドルスイッチボックス(左)

ハンドル左にはウインカーとホーン、ヘッドライトのハイビーム&ロービーム切替スイッチを装備しています。

◆ハンドルスイッチボックス(右)

ハンドル右側はセルスターターボタンのみのシンプル設計。バーエンドタイプのグリップがとても握りやすくて疲れにくいですね。

◆ヘッドライト

先代モデルよりも明るく大きくなったヘッドライトは通常のハロゲンバルブタイプを採用。ハンドルマウントになっているので、ハンドルを向けた方向にライトを照らすことができます。

◆ウインカー&フロントカウル

◆フロアボードスペース

足を置くフロアボードのフロアスペースは中央の一番狭い部分でも250mmと広く、足を伸ばしたスタイルでも、曲げたスタイルでもどちらもOK。フラットな形状なので乗り降りがしやすく、足を置く位置の自由度も高いですね。

◆タンデムステップ

前方へ引っ張り出すタイプのタンデムステップは、しっかりと厚みがあって足が置きやすいうえに、カカトで車体を挟みやすいのでパッセンジャーも乗りやすい形状になっています。

◆フロントタイヤ

先代モデルのアドレスV125は10インチでしたが、アドレス125のフロントタイヤは12インチが採用されました。スクーターらしい軽快性を損なうことなく、直進安定性が向上されています。ホイールは軽量なアルミ製キャストホイールになり、安定した制動力のディスクブレーキを装備しています。

◆リアタイヤ

エンジンとCVTユニットをスイングユニット式で連結するリアタイヤは、10インチのアルミホイールとドラムブレーキの組み合わせ。ドライでもウェットでも確実にグリップしてくれるチェンシン製のタイヤが採用されました。

◆センタースタンド

アドレス125はサイドスタンドの他に、メンテナンス時や長期保管に便利なセンタースタンドも標準装備しているのが嬉しいですね。これなら坂道での停車時にも便利!

◆ガソリン給油口

◆バッテリー

バッテリーは標準的なMF鉛バッテリーをフットボード下に配置。ネジで簡単に開閉でき、低重心化にも貢献します。

今回は元アドレスV50オーナーだったボクとして、“アドレス125”の「普段使いでの快適さ」について気になった部分をご紹介しました。

次回はアドレス125の「利便性」についてご紹介したいと思います!

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