見た目が好き! だけじゃないんです
本記事の車両は2017年モデルです
ホンダのCBR250RR、ヤマハのYZF-R25、カワサキのNinja250やZX-25Rなど、250ccフルカウルスポーツにはステキなバイクが目白押しですが、スズキだって負けてませんからね!
話題のジクサーSF250のこともありますが、ここにきてちょっと見直したいのが2017年に登場したGSX250Rです。
こちら2017年の初期型GSX250R。
消費税10%となった現在(2020年5月)でも価格は54万8900円とアンダー55万円に抑えられています。
250ccフルカウルスポーツは最近、妙に先鋭化が進んでいて、価格も高額になる傾向ですが、スズキのGSX250Rはちょっと違うんです。
最新『GSX250R』の価格やカラー情報はこちら】
高性能だから高額になって当然、じゃないんですね。
あくまでもスズキは『良いバイクを、ひとりでも多くのライダーに』っていう姿勢を貫いてます。
そういう姿勢が、GSX250Rにはハッキリと表れていますね。
だけど装備は充実! 面発光LEDも男前!?
面発光LEDなんて大型車や輸入車のための高級装備だったはず……それを250ccクラスにも装備させてくれたのは、ライダーとしては嬉しいポイントです。
ノーマルのヘッドライトはハロゲンですが、初期投資が抑えられることで、後からLEDにカスタムしてみるのもアリ。
自分好みに仕上げるカスタムの自由度が広いのも嬉しいところです。
テールランプも面発光LED!
でもGSX250Rの本当の価値って、そこじゃない。発売から時間が経った2020年になって、ボクは最近よく思うことがあります。
それはスズキのバイクって本当に『コンセプトに対して一直線につくられてる』ってこと。
スズキは、このGSX250Rもそうだけど、フレーム強度とか目に見えない性能に一切、手を抜かないんです。
だからこそ……
ビシッと真っ直ぐ! 高速道路でも『GSX250R』はフラつかない!?
フレームとかサスペンションのことなんて、よくわかんない……それが普通だと思います。
でも、そういう人でもGSX250Rの安定感はすぐにわかる。
250ccってコンパクトで軽いのがメリットですけど、そのぶんフラフラするときもあります。でもGSX250Rは安定感が250ccクラスを超えてる。
ですからこのバイクは乗る人に技術を要求しません。
(下に続きます)
誰が走らせても怖くない
そういう仕上がりに整えられているんです。
そしてこれが、他には無いGSX250Rの最大の武器じゃないでしょうか?
コーナーでバイクを寝かせるときも安定感は揺るぎません。
誤解を恐れずに言ってみると、操作感とか車体の動きの穏やかさに、すこし大型バイクみたいなフィーリングがあるんですね。もちろん車格も重量も違うから、大型バイクとまったく同じなんてことにはなりませんけど。
でも250ccクラスの範囲で、大型バイクのフィーリングに近づけるとしたら、GSX250Rみたいになるような気がする。
そして、安心感が強いから『これなら大丈夫!』って、運転に自信が持てるんですよ!
ちなみに個人的お気に入りポイントはリアサスペンション。
ホワイトでカッコいいんです!
路面の接地感もわかりやすいし、見た目も性能も満足度できます。
GSX250Rは『トバさないほうが気持ちいい』バイクです
で、ここからが大事なところ。
GSX250Rは基本的に『トバさないほうが気持ちいい』という方向性に、すべてがまとめられていると思うんです。
コーナーに全身全霊を掛けるんじゃなくて、実用速度で本領を発揮する。だから、例えばバイク初心者のひとだって運転に自信が持てます。
これはおそらく根本的なバイクの設計方針によるもの。
スポーティは走りは新登場の『ジクサーSF250』の領分なんでしょうね。
ジクサーSF250の記事はこちら
そして、それこそが2020年の今、数ある250ccフルカウルスポーツの中でGSX250Rの最大の武器になっているんです。
誤解を招きやすい部分もありますけど、GSX250Rは最初からパワー/最高出力を求めてないのがその証拠。
でも『だからこそGSX250Rだけが実現できていること』が、ものすごく尊いんです!