最速を求めつつも、他とは路線を選ぶスズキのスーパースポーツ『GSX-R1000』のスペックや装備など基本情報を解説します!

100周年記念カラーが眩しいスズキ『GSX-R1000R』

スズキのバイクラインアップの中で最上のハイパフォーマンスを誇るスーパースポーツがGSX-R1000Rです。

海外モデルとしてはスタンダード仕様のGSX-R1000も存在していますが、国内には上級モデルのGSX-R1000Rのみを導入。

エンジン出力は国内スペック表では最高出力197馬力となっていますが、海外では202馬力と表記。これは計測方法による差で、基本的に仕様は同じとなっています。

2020年モデルではスズキ100周年記念カラー(特別色)もラインアップ。

特別色の場合、希少なカウルが傷つくことを恐れて、逆に思いきり走れないというのが懸念材料のひとつになるかもしれません……

スズキ「GSX-R1000R ABS」 主なスペックと価格

全長×全幅×全高2075×705×1145mm
ホイールベース1420mm
最低地上高130mm
シート高825mm
車両重量203kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ直列4気筒
総排気量999cc
ボア×ストローク76.0×55.1mm
圧縮比13.2
最高出力145kW(197PS)/13200rpm
最大トルク117N・m(11.9kgf・m)/10800rpm
燃料タンク容量16L
変速機形式6速リターン
キャスター角23.20゜
トレール量95mm
タイヤサイズ(前・後)120/70 ZR17M/C 58W・190/55 ZR17M/C 75W
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格215万6000円(消費税10%込)

GSX-R1000Rの記事はこちら

GSX-R1000Rの足つき性やライディングポジションは?

ライダー身長176cm

ライディングポジションはなかなかの前傾姿勢ですが、スーパースポーツとしては快適な部類。シートの後ろ側に座ればタンクに張り付くように低く伏せることもできます。

基本的に『コーナリングのため』の乗車姿勢なので、ツーリングで快適とは言えません。

ただ前傾姿勢というのはオーナーになるとけっこう慣れます。このキツすぎないポジションもあり、GSX-R1000乗りは歴代、ツーリングも楽しむライダーが多いのが特徴のひとつです。

(下に続きます)

シート高は825mm。数値的にはスーパースポーツとして平均的ですが、実際に跨ってみると身長176cmのライダーの場合は両足カカトまでべったりと接地。

スーパースポーツの場合、両足カカトが軽く浮くイメージがあるので、GSX-R1000Rは数値よりも足つき性が良いことは間違いありません。

この足つき性の良さも多くのライダーに愛される理由のひとつです。