アドベンチャーバイクだからオフロードを走らなければいけない、なんてことはないんです。だけどVストローム1050は先代モデルよりも確実に『冒険性能』に磨きをかけてきました。実はいちばん大きな変化って、そこなのかもしれません。

男のロマンは『Vストローム1050XT』で堪能できる

大排気量アドベンチャーバイクっていうと、やっぱりオフロードを砂塵を巻き上げながら走るイメージがあります。

憧れというか、男のロマンというか。

でも、そういうイメージも大型アドベンチャーバイクを欲しい!と思う原動力のひとつですよね。

だけど、わたし(北岡)としては、このVストローム1050XTで、ことさら過酷なオフロードに突っ込んでいく必要をあまり感じていません。

もちろんアドベンチャーバイクとしてストロークの長いサスペンションを装備し、タイヤだってブリヂストンのBATTLAX ADVENTURE A41を履いているので、ある程度のオフロードは余裕です。

それどころか、けっこうイケる。

重量級の大型バイクであること。そしてオフロードを走れると言っても、ハードな悪路を走るタイヤじゃないことの2つをわきまえていれば冒険気分は十分に満たされます。

このあたりの冒険能力は先代の『Vストローム1000』よりも格段に上がっていると感じてます。

だけど、そうはいっても大柄なボディなので、もしグラッといったら、わたし(北岡)の技量では何ともならない。

なので本格的なオフロードを選んで挑戦する! と言うより、進んだ先が荒れていたけど、それを乗り越えていける能力として冒険性能が与えられているのだと解釈しています。

Vストローム1050『XT』の本領を感じたシチュエーション

それと言うのは今回、オフロード走行よりも楽しかったシチュエーションがあったから。

この旅では、ナビとしてGoogle Mapを活用していたんですね。

ご存じかたもいらっしゃると思いますが、グーグル先生は最短・最速の道をチョイスするあまり、たまに超アグレッシブなルートを指示してきます。

そうして指示通りに走っていたら、ご覧のような『舗装林道も真っ青』というレベルの道に案内されるハメになったんです(笑)

イレギュラーすぎたけれど、不安はありませんでした。

落ち葉やら枝やらでアスファルトが半分以上も見えないような簡易舗装の道。そこに迷い込んだ中で感じたのは、むしろ高揚する気分です。

オフロードも走れる実力があるVストローム1050XT。

荒れてボロボロだとしても、かろうじてでも『舗装』されている道なんて余裕です。

晴天にも関わらず、日の光すら満足に届かない。そんな道で引き返すのも嫌になるような急な下り坂を降りていく。

この道は、ちゃんとどこかに抜けられるのか? 行ってみたら行き止まりなんじゃないか?

そんな条件下で『いや、行けるところまで行ってみよう』と思えるバイクがVストローム1050XTなんです。

だってXTには素晴らしい電子制御サポートが山盛り。

急な上り坂で停車した時、発進をサポートするヒルホールドコントロールシステムのありがたさ。先に言った引き返すのが嫌だと思えるレベルの急な下り坂で、ABSの作動を最適化するスロープディペンデントコントロールシステムの安心感。

そしてABSやトラクションコントロールシステムなど。

それらをまとめてスズキは電子制御システムS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)と呼んでいますが、冒険シーンでは本当に心強かった!

S.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)

S.I.R.Sの詳細はメーカーHPでどうぞ!

その中で感じたのが『冒険=オフロード』じゃないんだな、ということです。

少なくともわたし(北岡)にとっては、先のシチュエーションは気持ち的に最高にアドベンチャーでした。

そして、Vストローム1050XTには、そんな状況を余裕で切り抜ける力が与えられているんです。

頼れる『相棒』としてのVストローム1050XT

その道を突き進んでいって、徐々に木々がまばらになって、日の光が差し込むようになってきて思ったのは……

Vストローム1050は『正しくアドベンチャーバイクとして進化したんだな』という実体験を伴う実感でした。

武骨なスタイルも、旅バイクとしての味わいも、スズキらしい走りの安定感も素晴らしいです。

そこに加えて、Vストローム1050は冒険能力も底上げされた。

だから大丈夫。ちょっとくらいのピンチは、このバイクが守ってくれる。

そう信じることができる相棒。

それがアドベンチャーバイクとしての『Vストローム1050XT』に感じた素直な感想です!

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