街乗りでのスポーティーなフィーリングにあてられ、3時間かけて下道を走り郊外の峠道へ! 正直、125ccスーパースポーツが楽しすぎて腰抜かしました……。

スズキ本気の125ccスーパースポーツが楽しすぎる!

市街地での『GSX-R125』のフィーリングがスポーティーすぎて、近所でちょっと乗るだけじゃ絶対にもったいない!

というわけで、早朝に出発し3時間。やってきましたワインディング!

ちなみに、もちろん原付二種は高速道路に乗れないので延々と下道を走ってきましたのですが、早朝だったこともあり今のところ至って快適。

気力、体力もまだまだ十分です!

それでは早速お手並み拝見……

と思ったのですが、上り坂の回転数の管理に苦戦……!

『GSX-R125』の最大トルク発生回転数は8500回転、最大出力発生回転数に至っては10500回転と、かなり高回転まで回るので、自分の操作している感覚以上に回してあげないと、はじめのうち上りの峠道はイメージ通りに走れませんでした。

もちろん、のんびりとした走りを楽しむ分にはまったくもって問題ありません。

ですが、ちょっとスポーティーに走りたいと思うと、どのギア、回転数でどれくらいの距離を走ると「思い通りの速度」に到達するのかといった研究が必要。

そうして四苦八苦しているうちに訪れる下り。

フゥゥゥッゥゥゥゥゥゥゥゥウッ!!!!!

気持ちよすぎて語彙を失いました。

平坦ならもともとパワフルな走りを見せる『GSX-R125』は、下りに入った瞬間一気に加速!

高回転をしっかり使えると、実際の速度に対して、今まで乗ったどのバイクよりもスポーティーに走れている感じがする⁉

慣れてしまえば上りでも十分に加速でき、125ccという排気量で高回転を使いやすい『GSX-R125』の疾走感はピカイチです!

でも、乗る前はホイールサイズは17インチでも90/80・130/70という見慣れない細いタイヤ、特にフロントに、ちょっと懐疑心があったんです。

しかし、いざ峠道に入るとすぐにそんな不安は何処かに飛んでいきました。

むしろ、大きすぎない車体構成にしっかりマッチしている感じ。

そりゃ、計算されつくして開発されてるんだから当然ですよね。疑ってごめんなさい(汗)。

そんなことよりも、ちゃんと踏ん張っているのを実感できるフロントサスペンションや、しっかり止まり、握っている時の操作感が掴みやすいブレーキ性能に感動していました……。

本気の125ccスーパースポーツ、恐るべし!

そして『GSX-R125』に乗っていて面白かった点は、“誤魔化しがきかない”ところ。

250ccや大型バイクでは、コーナー前にちょっともたついても、低速トルクで無理やり立ち上がったり、ブレーキングをエンブレで誤魔化したりなどできましたが、このバイクではそれが難しい!

高回転に振った125ccエンジンは低回転でのパワーはやや薄く、ブレーキング時にしっかりギアと回転数を合わせておかないと、立ち上がりでどうしても綺麗に加速できません。

軽い車体は軽い故に雑な荷重移動に敏感に反応してしまい、丁寧に操作する必要があるような印象。

でも、そういったひとつひとつの操作を丁寧に行わなければならない点こそ、スポーツライディングにおいて喜びを感じるポイントです!

そして、だんだんと走りに夢中になりすぎて、試乗で来ていることとか借りているバイクであることとか全部飛んでいくような感覚に襲われる……。

覚えのあるこの感じは『GSX-S1000』や『ジクサーSF250』に試乗した時と同じだ!

というか、この高揚感はそれ以上かもしれない……?

これはまずい! と、心を落ち着けながら思ったのは『GSX-R125』は手軽そうで奥の深い、1番小さいけど1番楽しめたスーパースポーツだな、ということでした。

(下に続きます)

『GSX-R125』でワインディングを走ってみて、正直、腰を抜かすほど驚きました。

でも、よく考えればこのバイク、サーキット走行を楽しむライダーの間でも定番の人気モデルなので当たり前と言えば当たり前か……。

でも、公道モデルとしてデザインされた『GSX-R125』はもちろんそれだけが魅力ではないみたい。

200kmほどの距離を走って見えた125ccマニュアルスポーツの魅力は……?

To be continued

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