高性能こそが存在意義のスーパースポーツとは違う、スズキ新型『GSX-8TT』の魅力とは?

新型GSX-8TTに感じる『日本のネイキッド』という価値

高速道路からワインディングまでじっくり乗ってみたスズキの新型『GSX-8TT』ですが、このバイクにはじめて乗った感想を書いていて、自分でも不思議に思ったことがあります。

それはここまでの【高速道路 編】【ワインディング編】の内容が、どうにも精神論寄りになってしまうことです。

新型バイクなんだから機能面とか走行性能をフォーカスしなきゃ! という思いはきちんとあるのですが、それより先に出てくる言葉が「男らしい」だの「カッコいい」だのばっかり……しかも、ワインディングをひとしきり走った後の感想が「俺の愛車」です。

クッ、この記事……ぜんぜん役に立たねぇ。真面目に購入検討してる人がいたら申し訳ない。

だけど、私(北岡)がこのバイクに乗って本音として伝えたいのは“そっち”なんです。

私自身がもともとクラシカルというか、普遍性のあるバイクが好みだということもありますが、GSX-8TTって「性能が理由で買うバイクじゃない」と思ってる。

最先端スーパースポーツは発売後、何年か経ったらリニューアルされて「型落ち」になるけど、このバイクはそうじゃない。買ってから時間がっても、胸を張って『俺のバイクは8TTだ』って言える。そこにも価値があると感じています。

あとはこのバイクにある『日本のネイキッド感』がすごく気持ちに刺さってる。

例えば兄弟車となるGSX-8Tなんですが……

私の中での8Tは完全に欧州車の流れの中にあるイメージ。

デザインのモチーフとしてスズキの名車「T500(タイタン)」からインスピレーションを受けているとのことですが、すみません……T500の頃は私はまだ生まれてなくて。ちょっと実感がわかないところ、正直あります。

だから純粋に『欧州流のネオクラシック』として見ています。まぁ、個人的にそういうのも好きなんですが。

しかし!

こいつは違う。

GSX-8TTは私がバイクに興味を持った頃に、大型バイク界隈で白熱していた『ビッグネイキッドの潮流』を感じるんです。当時の私はクルーザーとか単気筒シングルが好きだったんですが、よくわからない素人なりに「大排気量ネイキッド乗り」には迫力を感じていました。

でっかいバイクがズォウッ!って迫力の排気サウンドを響かせながら走り去っていくイメージ。それが記憶に刷り込まれているんです。

今のバイクを取り巻く世界情勢は日本国内ではなく「海外でたくさん売れてナンボ」といったところがあります。スズキに限らずバイク&クルマメーカーは新車をたくさん売らないと企業として成立しないので、海外での販売を重視する流れは当然のこと。

だけど、そんな中で!

GSX-8TTは『日本のバイク』だと思える!

他記事で言ったとおり8TTは『GSX-8TT』として売る予定は無かったバイクです。でもオプション用に作ったヘッドライトカウルをつけてみたらあまりにもカッコ良かったから、8TTとして売ることにした。

ここで、ちょっとストップ!

じゃあその『あまりにもカッコ良い』ってスズキのプロジェクトチームが感じた理由はなに?

私はそれを『日本のネイキッドバイクとしてカッコいい』と感じたのではないか? と予想しています。

伝統的な日本車の美しさ。それがGSX-8TTにはあると思う。私自身、乗りながら思ったのは『やっぱバイクってこうだよなっ!』みたいなことばっかりでしたし(笑)

でも、それがいい!

(下に続きます)

もちろん昔のネイキッドバイクたちとGSX-8TTは同じじゃありません。あの時代のバイクにはあの時代の良さがあります。

けれどGSX-8TTは令和の今に、安心して『普遍性』を堪能できるバイクです。

変わらない価値と新しさ。それがひとつになったGSX-8TT。発売前から好調なセールスを記録した事実にも納得せざるを得ませんが、でもそれ以上に……

日本のネイキッドって、やっぱりカッコいいよね!

よろしければ最初の【①スタイル編】からお読みください!

兄弟車『GSX-8T』に乗ってみた感想は?

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