バイクは『特化型』のほうが面白い?
毎日の暮らしの中で少し空いた自分時間にフラッと街乗り。ワインディングを走る時にはバイクを操る楽しさを満喫したい。そして、まとまった休みが取れたらロングツーリングへ!
これは私(北岡)を含む普通のライダーの『普通のバイクスタイル』だと思います。
だけどバイクっていうのは極めて趣味性の高い乗り物で、ジャンルごとに得意分野・不得意分野があるのも事実。
例えば最近のバイクで『特化型』の例を挙げるなら、スズキのDR-Z4S/SMシリーズなんてまさにそれ。
この2台はスズキ流儀に則り『一般道で普通に楽しめること』にも配慮はされていますが……それを加味したとしても『走りの楽しさを徹底追求したバイク』であることに変わりはありません。その走りは「よくここまで尖ったキャラを貫いてきたな」と逆に感心するほどです。
でもその甲斐あって、DR-Z4S/SMの楽しさは400ccという排気量の枠を完全に飛び越えてる。こういうバイクに乗ると『バイクは特化したモデルのほうが楽しい』ということを痛感します。
ただですね……
そうは言ってもツーリングはしたいし、ツーリングするなら快適なほうが良いし。たまには街乗りもしたくなるのがライダー人情というもの。
理想論だけで話をするなら『1台だけでバイク趣味を、すべて高次元でまかなえる』ほうが良いに決まってます。でもそれは現実的じゃない。バイク乗りのみなさんであれば、事実としてお分かりになるはずです。
ただし、完璧じゃないけど『1台で全方位を高次元で楽しめる万能バイク』ならある。
例えばこちら。
スズキのGSX-8Rは、そこに限りなく近いバイクのひとつだと私(北岡)は思います。
バイクは趣味の乗り物なので『見た目の好み』とか『こういうのが好き』というのは、それぞれにあるはずですが、それは一旦、置いておいてください。今回は純粋に“性能のバランス”についてお話をしてみたいと思っています。
ご存じの人も多いとは思うんですが、簡略にまとめるとGSX-8Rは排気量800ccの直列2気筒エンジンを搭載したフルカウルスポーツです。ちなみに新車価格は124万3000円(10%消費税込み)です。最近は100万円を超える400ccバイクも珍しくなくなってきた中では逆にスゴい。
だけどこのGSX-8Rというバイク、スズキらしいと言うべきか……写真やスペックの数字だけじゃ伝わらないことが多い側面を持っていたりもするんです(笑)
まず何がスゴいって……これは跨った瞬間に感じることなのですが……
ホッとするの(笑)
フルカウルでセパレートハンドル採用の大型バイクに対しては相応しくないように聞こえるかもしれませんが、跨ってハンドルに手を添えた瞬間のフィット感が半端じゃない。ジャストサイズの洋服に袖を通すような心地よさがあるんです。
800ccとは思えないほどにコンパクトな車体、車両重量205kgという軽さ。自然なライディングポジション。跨った瞬間、誰もが「あ、コレは街乗り余裕でイケるわ」と直感できる安心感がGSX-8Rにはあります。
でも実際のところ新設計の直列2気筒エンジンは低~中速を重視した設計により、我々のような一般ライダーが普通にワインディングを走る際には1000ccクラスに匹敵する加速力を発揮。電子制御SDMS(スズキドライブモードセレクター)がフルパワー『A』モードの場合、ちょっと腰が引けるレベルのパワー感を見せつけてきます(笑)
でも、そんなパワー感なのに運転していてあまり緊張感を感じないのがGSX-8Rというバイクの不思議だったり。
今回はそれをもっと具体的にしてみるために……
(下に続きます)
今回は群馬県の「とある峠の旧道」を走ってきました!
約11kmの区間に184個のコーナーが連続するワインディング。某マンガのトヨタ車ハ〇ロク(AE86)で有名なスポット!
その峠にGSX-8Rを持ち込んでみた『素直な感想』は続編にて。
先に言っておきます……ちょっと後悔した。もっと〇〇しとけばよかった!?