早朝から走りはじめて正午に高速道路を降りた時点で走行距離は585km。でもここから『真価』が発揮される!?

ツーリングで『疲れないバイク』の絶対条件

とりあえず行けるところまで行ってみるか……というノリで走り始めたVストローム250とのツーリング。実際に走り始めたら、あまりにも快適すぎてどんどん距離は伸びていき『ヤバいこのままじゃ青森まで行っちゃう!?』と逆に焦ることに。

なので出発から585kmを走っての東北道『松尾八幡平IC』で高速道路から離脱!

なぜここで降りたかと言われれば、松尾八幡平ICを降りてすぐに絶景道として名高い『八幡平アスピーテライン』へアプローチできるからです。

私の経験上、八幡平アスピーテラインは日本屈指の名道のひとつ。私(北岡)にとってここは『絶景が渋滞する道』です(笑) ツーリング好きなら絶対に一度は走ってみる価値があります!

というか、ここまで来ると絶景道へ至るまでの『普通の道』すら快走路(笑)

そこをVストローム250ならではの低~中速トルクに支えられてのんびり流す。もうそれだけで満足してしまいそう(笑)

ちなみに今回の3ケース仕様のVストローム250は一般道に降りてからもどっしり安定感が継続。エンジン回転数3000~4000回転くらいを使っていると2気筒エンジンらしい鼓動感もあって、旅の空気に浸れます。

まるで疲れていないと言ったら嘘になりますが、ここまで(250ccバイクで)600km弱も高速道路を走ってきたとは思えないほど体力には余裕あり。

ところでみなさんは『疲れないツーリングバイクの資質』って何だと思いますか?

私は今回、Vストローム250で八幡平アスピーテラインを走りながら気づいたことがありました。

排気量を問わず、疲れないツーリングバイクの資質。

そのひとつの要因としては『外乱に気を使わないこと』があると思います。これは高速道路でも同じことが言えますが一般道のワインディングのほうがより鮮明に感じられる。

路面状況の急な変化や、コーナーでバイクを寝かせている時にギャップを踏んだ時などに緊張しない。慌てることがない。

それこそ何事も無かったかのように走り続けられること。

これが「ライダーを疲れさせない旅バイク」に共通していることだと思うんです。そして、Vストローム250には“それ”がある。ものすごい装備の高級車じゃないし、排気量は250ccクラス。だけど『旅バイクの資質』はきちんと押さえてる。

このバイクが『稀有であること』の理由の一端です。

しなやかな前後サスペンションによる路面追従性や乗り心地も、ワインディングで良い仕事をしてくれます。でもそれ以上に素晴らしいのが「ハンドリング」です。

今回の3ケース仕様に限って言えば、この状態のVストローム250はハンドリングが極めて穏やか。コーナーでクイックに動く! とかではありませんが、その優しさは乗り手の感覚を決して追い越さず、運転することに対して気持ち的な余裕をくれます。

いつだって余裕を失わない。だからVストローム250はとことん疲れない!

250ccクラスのバイクというのは排気量によってエンジンパワーなどにおのずと上限があります。その範囲内で『長距離に特化させるとこうなる』というお手本がまさにVストローム250。

難しいことを考えないマイペース。風を感じて、絶景に息をのむ。

Vストローム250はバイクツーリングの幸せを最大化するために生まれた250ccバイクと言っても過言ではないと思っています。

そんなことを感じながら走っていたら、いつの間にかアスピーテラインを完走。日が傾く時間になっていました。

なのにまだ体力に余裕がある。トリップメーターの距離は700km。でも自分的には「まだ走れる」と思っていました。化け物かよ。

ちなみに日暮れ直前に辿り着いたのは透き通るブルーの水で有名な田沢湖。今日1日を締めくくるには最高のシチュエーション!

今日はよく走ったナァ!なんてぼんやり考えつつ、ふと気づいた。

……この辺、近くに宿が無ぇな。そして高速道路も通ってないやん(笑)

結局、田沢湖から一般道でさらに約70km、盛岡の街まで走ることに。でもこれってスゴくないですか? 700km走ってから、さらに70kmを追加で走っていられるんですよ?

バイクによっては田沢湖に到着した時点で「一歩も動けないほど疲れている」といった状態になっていてもおかしくない。だけどVストローム250はちゃんと宿まで安全に私を運んでくれました。

さすがにその夜は食事とシャワーの後にベッドに吸い込まれたけど、それもまたツーリングの充実感ってやつです。

(下に続きます)

本当にこんなバイク、世界中を見回しても他に無い。

今日1日、思いっきり走って改めて身に刻まれました。Vストローム250はやっぱり250ccツーリングバイクの『金字塔』と言うしかない。国内初登場から9年経った今も色褪せない。他の追随を許さない。

今回はハッキリ言うぞ?

スズキの傑作、ここにあり!

よろしければ最初の【① 進化編】からお読みください!

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