2023年11月12日に浜松にあるスズキ本社で開催された「Vストロームミーティング2023」。昨年に増して多くのオーナーが来場し、広い駐輪スペースには所せましと「Vストローム」が並びました! そんな中からこの1年で登場した新型「Vストローム」オーナーさんにインタビューをしてきました!

「Vストロームミーティング」には“新型”もたくさん来場!

過去最高となる1200台以上が浜松のスズキ本社に集結した「Vストロームミーティング2023」。

駐輪スペースに所せましと並ぶ「Vストローム」の中には、昨年のミーティングからこの1年の間に登場した新型「Vストローム」もたくさん見られたように思います。

ちなみにイベント開催から記事の公開がすっかり遅れてしまった理由ですが……編集部の北岡センパイが記事の公開作業でミスをしていたせいです、本当に申し訳ありません。厳しく言っておきます。

というわけで、本当はもっといろいろな「Vストローム」のオーナーさんにお話をお聞きしたかったのですがすみません!

今回はこの1年の間に登場した“新型”のオーナーさんに狙いを絞ってインタビューさせていただきました!

では早速ひとり目はこの方から!

とにかく新型エンジンがお気に入り!

SHAGGYさん(48歳)

まずおひとり目は最初にインタビューさせていただいたSHAGGYさん!

地元浜松からお越しのSHAGGYさんはしばらくバイクからは離れていたというリターンライダーで、この『Vストローム800DE』の発売をきっかけに復帰。
以前もスズキのツアラーバイクに乗っていたことから、復帰の際にもロングツーリングに強い「Vストローム」を選んだそうです。

中でも『Vストローム800DE』を選んだ理由は、自分では行くかどうかはわからないけれどオフロードでの走行を見据えて開発されていること。他の「Vストローム」兄弟より“もう少し奥へ行けそう”な点に魅力を感じたそうです。

低回転でのトルクがしっかりカバーされたエンスト知らずのエンジンが一番のお気に入りで、車体ともしっかりマッチしているように感じているとのこと。

発売後すぐの4月に納車したものの、まだ走行距離は2000kmほど。この先は四国や九州にツーリングに行ってみたいそうですが、まだまだお仕事も現役のSHAGGYさん、まずは“時間を見つける旅”に出るとのことです(笑)

新車フルローンで『Vストローム800DE』を購入した20歳の若手「ダムカード」コレクター!

まっさん(20歳)

おふたり目は愛媛から6時間かけてお越しのまっさんさん(“さん”被りしてしまうので以下まっさんで、すみません汗)。

フルパニアを装備した『Vストローム800DE』で来場したまっさん、新車フルローンで購入したそうです!

今年も熱量の塊のような若手ライダーさんに出会うことができました……。(まずい、25なのに発言がオッサンみたいになってきた・汗)

そういえば去年も『1050XTフルローンマン』に出会ったような……?

閑話休題。

そんなふうに、乗り始めてから4カ月のまっさん。
以前は125ccのバイクに乗っていたそうですが、勤め先の方たちとバイクの話をするうちに大型バイクに乗りたくなり、原付二種の免許をとった2カ月後には大型二輪免許をとっていたそうです。すごい行動力。

荷物を積載した長距離ツーリングに憧れ、もともとは「Vストローム1050」を買おうとしていたそうですが、免許を取得している最中に『Vストローム800DE』が発表。

スタイリングの他に、実際に跨った際の足つきの良さも『Vストローム800DE』を購入する決め手になったそうです。加速の良いエンジンや、ちょっとした林道が楽しめる点も気に入っているみたい。

乗り始めて4カ月で5500kmほどを走行。普段は四国を中心にツーリングをしていて、中でも「ダムカード」という各地のダムで手に入るカードを集めて回るのが趣味とのことですが、なにそれ面白そう!
ダムは現地まで登って行く途中の道も冒険感があって楽しそうです!

まっさんは積載性を活かしたキャンプツーリングも楽しんでいるとのことです。

『Vストローム800DE』で長距離ツーリングとカスタマイズを楽しむ

引き続き会場内でお声がけできそうなオーナーさんを探していると、なんだか違和感を覚える『Vストローム800DE』を発見。

なんか、黒い……?

それもそのはず、この『Vストローム800DE』はオーナーのカイザキさんによってカスタムペイントされているんです!

よく見ると各所のグラフィックも自作していて、力を入れたポイントだそう。自分好みにバイクをカスタマイズ、憧れます!

よく見るとペイントやグラフィックだけでなく、カスタムパーツも多く装着。足つきを考慮してシートはローシートにし、悪環境の限界ツーリングでも走れるようバンパーやフォグランプもしっかり装備。

半年前にこのVストローム800DEのオーナーになったカイザキさんは、すでに13000kmを走行。北海道も一周していて、疲れ知らずの『Vストローム800DE』にとっても満足しているそう。

別に所持しているオフロードバイクで行ったことのある林道であれば『Vストローム800DE』でも十分楽しめるとのことで、タイヤはオフロード重視のブロックタイヤに換装。

次はクローズドコースに挑戦したい(!?)とのこと。

カスタム、走行距離、クローズドコースへの挑戦……カイザキさん、アクティブすぎます!

大型バイクを乗り継ぎ、たどり着いた『Vストローム250SX』

ゴマさん(34歳)

お次に声を掛けさせていただいたのは2023年8月に国内販売を開始した新型『Vストローム250SX』でお越しのゴマさん。

大型バイクからの乗り換えということですが、そのバイク歴がST250E→グラディウス400→Vストローム650→GSX-S1000Fと生粋のスズキファン!

乗り換えるにあたり『Vストローム800DE』も候補には上がりましたが、GSX-S1000Fと同時に所有していた『ジクサー150』の軽くて元気に走れるバイクの楽しさが忘れられず、兄弟モデルの「ジクサー250」シリーズをベースにしたこのバイクを選んだそうです。

発表から国内販売まで待ちに待って納車したということですが、ゴマさん的には期待以上だったとのこと!

ゆっくり走るのも、回して走るのも楽しい元気な油冷単気筒エンジンと、今までの重いバイクと違って軽い車体のおかげで、気楽に出かけることができるのが気に入っているポイント。

納車してからは、便利で気に入っているというリアボックスにキャンプ道具を積んで、ツーリング先でのんびりしながらカップラーメンを食べる「ラーツー」を楽しんでいるとのこと。

また、以前乗ってきたバイクに比べ、ダートでの走行が非常に楽とのことで、キャンプ場でも不安なく取り回しができるそう。

カスタム方面では純正のスタイリングが好みなので、個性よりも実用性に特化したツーリング仕様のバイクにしていきたいそうです

まだ納車して2カ月で走行距離は2000km弱ですが、来年は北海道ツーリングを予定しているとのこと。

是非楽しんできてください!

『Vストローム250SX』のポイントは“どこでも走れる”こと!

くりっちさん(54歳)

次にお声かけしたのも神奈川県からお越しの『Vストローム250SX』オーナー、くりっちさん。

SSTRの参加をきっかけに2年前から復帰したリターンライダー。くりっちさんは別にもう1台オフロード車を所有していますが長距離ツーリングが大変なので、長距離でも快適なバイクが欲しいと思い『Vストローム250SX』を購入したとのこと。

オフロードバイクを持っていることから、ダートに強いというポイントで選んだのかな、と思ったのですが、どちらかと言えば“オフロードを走れる”というより“どこでも走れる”というのを重視して選んだそうです。

スタイリングやエンジンのフィーリングも魅力的ですが、何より楽で乗りやすいところが気に入っているとのこと。

また、燃費が良くお財布に優しいところもポイントだとか。軽い車体は林道でも取り回しが容易で、十分に楽しめたそうです。

長距離ツーリングは年に1度くらいだそうですが、直近だと石川県まで走ったとのこと。また、有名なSSTRや琵琶湖を一周するCBTRなどラリーイベントに参加して楽しんでいるそうです。

奥さんもバイクに乗るので2人でツーリングしたりもするそうな。羨ましい! これからは北海道や九州にも足を延ばしてみたいとのことです。

『Vストローム1050DE』のためにベンチプレス+30kg⁉

長谷川英一さん(33歳)

1Vストロームミーティングの会場で、もう一台の新型「Vストローム」、『Vストローム1050DE』のオーナーさんをずっと探し回っていたのですが、バイクはあるのにオーナーさんになかなか出会えず『もうダメかな……』と思っていたミーティング解散間際。

出会うことができました!

こちらの『Vストローム1050DE』のオーナーは広島からお越しの長谷川英一さん。

実はこの『Vストローム1050DE』、もう1台持っている「カタナ」のセカンドバイクとして購入したとか。

『Vストローム1050DE』がセカンドバイクだと⁉

驚きましたが、所有する「カタナ」は3型カタナにバンディットの油冷エンジンを搭載したなかなかマニアックなカスタムバイクで、キャブレター車は長距離ツーリングの出先で不安が多いからインジェクション車で安心して遠乗りできる『Vストローム1050DE』を導入したそうです。

もともとアドベンチャーバイクに固執していたわけではなく、角目のフロントフェイスが気に入り、同じヘッドライトユニットを搭載する現行「KATANA」とも迷ったそう。

しかし、カタナの納期が1年以上先だったことに加え、とあるドイツのカスタムメーカーが製作したカスタム外装を纏ったVストローム1050の姿に一目ぼれしこちらをチョイスしたそうです。

というわけで、見てくださいこの個性的なフロントマスク!

前述のカスタム外装をイメージしたヘッドライトカバー。往年の「DRビッグ」を連想させるスタイリングに私も惚れてしまいました。確かに、これはカッコイイ!

他にもテールランプやウィンカー、パニアケース等でコアなカスタマイズを楽しんでいるようです。

ちなみに、長谷川さんの『Vストローム1050』、納車期間は発売から僅か4日。おそらく日本で一番早くこのバイクを納車だったとか。

おかげで当時直近に迫っていたSSTRにも間に合わせることができたんだそうです。

また、やはり『Vストローム1050DE』はしっかり重たいようで、このバイクを安心して取り回すためにリアルに筋トレしたそうです!もともと筋トレはしていたそうですが、20kgだったベンチプレスを30kg追加して50kgまで持ち上げられるようになったとか!

そうしてパワーを得た現在はより安心して『Vストローム1050DE』を取りまわせるようになったとのこと。絶対必要なわけではないですが、確かに重いバイクを扱うのに筋力はあるに越したことはないかも……?

現在は9カ月走り走行距離は9000km弱。普段は広島から中国・四国地方を中心にツーリングを楽しんでいて、今回が『Vストローム1050DE』で一番の遠出だったそう。

ゆくゆくは日本一周にも挑戦したいとのこと。頑張ってください!

……って、ちゃっかり「油冷T」シャツ着てるし⁉

(下に続きます)

今回はこの6人の方にお話を伺うことができました!

インタビューに応えてくださったオーナーさん、本当にありがとうございました!

他にもたくさんの「Vストローム」オーナーさんにお話を伺いたかったのですが、それは来年にするとしましょう!

Vストローム2023のレポートはこちら!

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