新型Vストローム800DEに乗れることに……なってしまった。ちょっと緊張するんだよなぁ、こういうバイク。だって、ねえ?

Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

昨年2022年のミラノショーで発表されたスズキのアドベンチャーツアラー『Vストローム』シリーズ最新モデル。そしてシリーズ最強の悪路走破力を備えているというのがVストローム800DEです。

ついにそのバイクに乗る機会を得ました。得ましたが……

正直を申しまして、私(北岡)はこういうバイクにちょっとニガテ意識があるのです。

画像1: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

ツーリングは好きなのでアドベンチャーバイクは大好物なんだけど、Vストローム800DEは一般的なアドベンチャーバイク以上に『ガチでダート走れますから!』といったオーラが出すぎ。

なんとなく“上手い人しか乗っちゃダメです”なオーラを感じるのです。

しかもダメ押しというか……

画像2: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

これよ。このバイクに搭載されているダートで使うという『G』モード。これを使えばリアタイヤは派手にスライドをさせたまま未舗装路をガンガン走ることができるそうな。

いやいやいや……

できませんって!

そんな腕前、持ってないですよ。こういう風に思うの私だけじゃないですよね? ですよね!?

画像: ※写真はスズキレーシングニュースより

※写真はスズキレーシングニュースより

イメージ的にはこう。

後輪で土やら砂塵を巻き上げながら、ハンドルはバリバリにカウンターをキメて。いや普通に無理でしょ。

曲がりなりにも重量230kgでシート高も855mmの高さですよ?。もし林道とかで転んだら、ひとりじゃバイクを起こせない気がするし。

画像3: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

なので『私なんかが乗っていいのだろうか? ロクな感想をお届けできないかも……』といった、わりと大きめの不安を抱えつつのご対面となりました。

はじめまして。どうぞお手柔らかにお願いします……。

とはいえ完全新設計の並列二気筒エンジンは大いに気になるところなので、ダートうんぬんは一旦、横に置いておくことに。とりあえずは街乗りです。

画像4: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

ちなみに私、これまでも何度か言っていることですが基本的に『2気筒エンジン』が好きです。鼓動感があって、伸びやかさもあって、ツーリングには最高のエンジンだと思ってます。

で、まず新型エンジンの率直な第一印象ですが。

画像5: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

めちゃくちゃスムーズだなコレ……

クラッチミートから走り出しまでスルスルスル~っていう感じです。2気筒エンジンって、ここまでスムーズにできるの? って思うくらい。逆に驚く。

なのでこのエンジンに『発進から路面を蹴り飛ばすような!』といった印象はまったくありません。まぁ、スズキのVストロームシリーズは基本的に、どの排気量のモデルでもスムーズに走るキャラクターだから、このVストローム800DEも同じ路線なのでしょう。

画像6: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

おそらく特許技術のスズキクロスバランサーがその威力を発揮しているのだと思います。

ぶっちゃけで言うと、発進加速付近の極低回転域~3000回転前後までは、人によって『え? これで800cc? なんかパワー無くない?』って思うかも。

実を言うと、私自身がちょっとそう感じてました。なんなら『新型エンジン恐れるに足らず! 200馬力級の隼様(2代目)に乗る私にとっては蚊が刺したほどでもないわぁっ!?』くらいのことを思っていましてね……

画像7: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

ええ、すこしナメていたと思います、あの時は。

だって、それくらいにスルスルなんだもん。スルスルすぎてパワーに対して怖さとかカケラも感じない。

そこで『こりゃアレか。すこし回転を上げてやらないとパワー出ないクチかぁ? まぁでもこれなら大丈夫だろ!』 って思いつつ(完全に油断して)ちょっと雑にアクセル煽ったら……その結果……

画像8: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

フロントタイヤ、離陸。

ちょっと待てぇぇぇーーーっ!?

あまりにもあっさりと、意図した訳でもないフロントアップの洗礼。

『あーら、ゴメンあそばせっ。坊やにはちょっと刺激が強かったかしらぁ?』

Vストローム800DEにそう言われた気がした。ナメてたら噛みつかれた感じです。

画像9: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

なので訂正します。

第一印象は従順な雰囲気を出してきますけど、本性はヤバいやつかもしれません。4000回転以上が別世界っていうか、一気にパワーが弾ける!?

ただ、誤解の無いように言っておきますが、この突然のフロントアップに対しても『恐怖感』はまったく感じませんでした。

画像10: Vストローム800DEの『上級車向け』なオーラが……

自分で設定した訳じゃないけど、その時の電子制御のセッティングはこちら。フルパワーのAモードにトラクションコントロールは介入度低めの“1”でした。たぶんギアは2速だったと思う。

このセットでフロントが浮いたんですけど数センチくらい前輪が上がったところでトラクションコントロールと優秀なフロントサスペンションがフワリと前輪を着陸させてくれたイメージ。

(下に続きます)

体感的には『え? いま前輪浮いたよね?』と軽く驚く程度で、検証のために“もう1回、同じことやってみるか”と思えるくらいには怖さを感じませんでした。逆に、その後も繰り返しやってみたくなる衝動を抑えるほうに苦労していた始末……

普段、私は大型バイクの前輪をパワーリフトさせようなんて不遜なことを考えるライダーじゃないんですけどね……このバイクに関して言えば、ひょっとして『誰でも前輪が浮かせられるバイク』なんじゃないか? と思ってます。

ちょっと待て……なんだかVストローム800DEの新しいエンジン、すんごく面白くなってきたんだけどっ!?

NEXT▶▶▶この後ようやくマトモな『乗った感想』スタートです……

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