バイク好きの間でも、意外と曖昧になりがちなのが「ネイキッド」と「ストリートファイター」の違い。今回は、フランスのスズキ公式YouTubeチャンネル(Suzuki Moto France)で公開された、スズキが誇る大型ストリートファイター「GSX-S1000」のPV映像を見ながらその違いを解説します!

カウルがないのは同じ。じゃあ「ネイキッド」と「ストリートファイター」は何が違う?

バイクのカテゴリーにおいて、カウルを持たないスポーツモデルのことを「ネイキッド」と呼んだりしますよね。しかし近年、その境界線を進化させ、よりエッジの効いた存在感を放つ「ストリートファイター」というジャンルが定着しています。

両カテゴリーにおいては明確な違いや定義などが決まっているわけではないので、一見すると同じカウルレスバイクに見える両ジャンルですが、これらは一体なにが違うのでしょうか?

まず日本の伝統的な「ネイキッド」は、往年の名車たちに代表されるように、丸目1灯のヘッドライトにエンジン剥き出しの車体、オーソドックスなシートやアップライトなハンドルなどを備え、日常の扱いやすさやツーリングでの快適性、街乗りでの利便性など、バランスよく備えた“マルチに使えるロードスポーツ”を指すことが多い傾向にあります。

一方で「ストリートファイター」はスーパースポーツ由来の高性能エンジンを搭載していることが多く、セパレートハンドルをアップライトなバーハンドルにカスタム。カウリングをあえて剥ぎ取り、ショートテールやステップ位置の変更などを施してストリート向けにカスタムする傾向にあります。 つまり、ネイキッドスタイルに、より“レーシングポテンシャルを持たせている高性能スポーツ”と言えるのかもしれません。

扱いやすさを重視して開発された一般的なネイキッドに対し、ストリートファイターは、スーパースポーツ譲りの心臓(エンジン)と骨格(フレーム)をむき出しにして「街中やワインディングをアグレッシブに駆ける」という、よりスポーティなコンセプトで作られているのが特徴です。

そんなストリートファイターのルーツは1980年代後半に流行したイギリス発祥のストリートレーサーからという説が有力。ただし今では小排気量でスタイルのみが「ストリートファイター」といったバイクもありますので完全な定義は難しいところがあります。

そして現在、スズキ車でストリートファイターの思想を最も分かりやすく体現している一台が「GSX-S1000」です。心臓部にはスーパースポーツ『GSX-R1000』譲りの999cc直列4気筒エンジンを搭載しながら、公道で扱いやすい出力特性へとモディファイ。

アップライトなライディングポジションや最新の電子制御システムとの組み合わせにより、街中からワインディングまでライダーの意思に忠実な走りを楽しめます。

だからこそ、このプロモーションムービーにはサーキット走行は登場しません。舞台はあくまでもストリート。郊外から高原道路、そしてワインディングロードを軽快に駆け抜ける姿を通して「日常の中で味わえる非日常」を表現しています。

動画のタイトルになっている「THE BEAUTY OF NAKED AGGRESSION」という言葉も印象的です。直訳すれば「むき出しの攻撃性の美しさ」。スーパースポーツほど尖り過ぎてはいない。それでいて一般的なネイキッドスポーツ以上に刺激的。

その絶妙なバランスこそがGSX-S1000最大の魅力であり、この映像はその世界観を短い時間で見事に描き切っています。解説テロップや凝った演出はありませんが、ライダーなら観ているだけで思わず歓喜してしまうほどの映像美になっています。

単に「カウルがないバイク」という枠を超え、走りの機能美を徹底的に追求したGSX-S1000。

「READY TO FIGHT!」のタイトルの通り、このバイクがなぜ世界中の熱いライダーたちを魅了し続けるのか、その理由がこの映像を見ればきっと理解できるはず!

(下に続きます)

スーパースポーツの絶対的な速さと、ストリートでの扱いやすさを究極の次元で融合させたストリートファイター。その理想形であるGSX-S1000の鋭い走りとアグレッシブなスタイリングを、ぜひ動画でチェックしてみてください!

GSX-S1000『戦う準備は万端!』の動画はこちら

GSX S1000. READY TO FIGHT!

www.youtube.com

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