耐久レースとかよくわかんない、という人もちょっと注目! 2021シーズンの世界耐久選手権(EWC)でスズキが年間チャンピオンを獲得しました! それにしてもスズキって、何でこんなに耐久レース強いんでしょうね……

スズキこそ『耐久レースの王者』と呼ぶに相応しい

全4戦で争われた2021シーズンの世界耐久選手権(EWC)。

スズキが年間タイトル獲得です!

結局、今年『も』耐久レースの王座に君臨したのは、我らがスズキでございます。

今年も、というのは昨年も王者だったから。ていうかスズキ、世界耐久選手権では通算20回目のタイトルを獲得してます。冗談抜きで強すぎる(笑)

この『100%スズキ贔屓のバイクレース』連載は、基本的にレースに興味が無い人にもスズキの活躍をやんわり知ってもらいたい目的でやっているのですが……色々とスッ飛ばして、端的に言うと『スズキは耐久レースにめちゃくちゃ強い』っていうことです。

でもまぁ耐久レースはよくわかんない、という人も多いと思います。

だけどそれでいいんです。私(北岡)がお伝えしたいのはレースの結果じゃありません。

まず何よりも言っておきたいのは、世界耐久選手権で走っているのは、普通にスズキのお店で買うことができるスーパースポーツ『GSX-R1000R』がベースのバイクなんだぞ!っていうこと。

今シーズンだと短くて6時間、長丁場だと24時間を走り続ける過酷なレースの中でも、壊れず、転ばず、そして速い。

GSX-R1000Rは、そういうバイクだっていうことを知っておいて欲しいのです!

今年は『チャンピオンで当然』という状況だった

スズキは昨年もSERT(SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM)が年間タイトルを獲得していましたが、今年は名門ヨシムラとタッグを組んで『ヨシムラ SERT MOTUL』としてファクトリー体制で参戦。

ファクトリーチームっていうのは、そのバイクを作ったメーカーが組織したチームのことで、メーカーの威信が掛かった本気チームとなります。

昨年の王者が、さらに本気の体制を組んで今年は参戦していたんです。これで負けちゃ洒落になりません。

そして今シーズン、全4戦の初戦となるフランス/ル・マン24時間レースは『ほぼ完璧』な試合運びで他メーカーのファクトリーチームを寄せ付けずの圧勝!

こりゃまぁ、今年ももらったな! みたいな好スタートを切りました。

しかし、レースの世界は甘くない。

続く第2戦ポルトガル/エストリル12時間レースでは、予選3番手から、スタートと同時に一気にトップへ。

なんだよ第2戦も余裕かよ! と思ってたら、まさかの転倒(しかも2回)で17位フィニッシュという衝撃の結果に……

転倒して壊れたバイクを数分で修理するとか、信じられません

ヤバいスズキがピンチかも!? と思って迎えた第3戦フランス/ボルドール24時間レース。

その結果は、初戦を上回る正真正銘のパーフェクトWINで再び首位へ。

そして最終戦チェコ/モスト6時間は危なげない走りで堅実に3位を獲得。

シーズンが終わってみれば『やっぱ耐久レースのスズキ強すぎ』っていう結果でした。

トルクがあって疲れない、乗りやすいバイクこそが最終的に速い

スズキっていうメーカーは、世界最高峰のバイクレースであるMotoGPで戦うGSX-RRから、普通に我々が乗る市販車まで、基本的に『トルクがあって乗りやすく、ライダーが疲れないバイク』を作ります。

それが結果として『速さにつながる』というのがスズキの姿勢。

そして、それが正しいことを証明しているのが、今年を含む耐久レースでのスズキの強さなんです。

スズキのバイクはレーシングマシンも市販車も『トップスピードが!』 とか『コーナーが!』みたいな特化型じゃなく、まんべんなくトータルバランスに優れていることが特徴なのは、スズキを愛するご同輩のみなさまであれば常識でしょう。

だけど、機械として壊れない安心感とライダーを中心に考えたバイクづくりの根底には、こういったレース活動で得た技術が還元されているていうことも、忘れないでいてください。

(下に続きます)

なので、レースに興味がない人もちょっと覚えておいてほしいのです。

瞬間的な速さよりも、長丁場での乗りやすさが勝敗のカギを握る耐久レース。

みなさんが愛車を走らせて感じる安心感と運転のしやすさ、そして楽しさの根底には、スズキがこうやって耐久レースで培った、その技術によって生み出されたものかもしれないっていうことを、ね!

なにはともあれ……

2021シーズンの世界耐久選手権制覇、おめでとうございます!

前回の『100%スズキ贔屓のバイクレース』はこちらです

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