日も傾き始め、『アドレス125』でのツーリングも終盤戦。最後は秩父盆地を一望できる美の山を登ります! 125ccスクーターでのツーリングにおけるメリットや楽しみ方とは……?

ゴールは山の展望台! 原付二種スクーターツーリングの魅力って?

『アドレス125』での行き当たりばったりツーリングもいよいよ終わりが近づき、最後は秩父一帯が見渡せる「美の山公園」にやってきました。

地図ではそんなに時間がかからなさそうに見えましたが、いざ登り始めると意外と道のりは長く、意外と狭い!

でも『アドレス125』は坂道もグイグイ登っていくし、狭いヘアピンコーナーもヒラヒラ曲がるので問題なく楽しめました。

山頂付近の駐車場にバイクを停め、そこから数分徒歩で登り山頂に到着!

ここが今日のゴール地点となりました。

ここまで200km強の道のりを高速道路に乗れない125ccスクーターで走ってきて改めて思ったのは、「スクーターでもバイクはバイクだ」ということです。

ちょっと前までの私なら「スクーターでツーリング」って想像できなかったと思います。

ですが『アヴェニス125』に試乗した頃から考え方が変わり、『バーグマン400』に乗った時にスクーターの可能性に目覚めました。

そうして挑戦した今回のツーリングは、自分の中にある原付二種スクーターへの可能性を証明するものでした。

まず『バーグマン400』などビッグスクーターでも言えることですが、スクーターツーリングのメリットと言えるのはその積載性です。

今回は趣味のカメラを持参することで、よりツーリングでの遊びを豊かにすることができましたが、例えばトレッキングシューズを入れて登山を楽しんだり、折りたたみの椅子やクッカーを積載してチェアリングを満喫したりといった遊び方も想定できます。

バイクでは手を付けづらいツーリング先でのお土産も買って帰ることができますしね!

もちろん、手荷物を背負わなくて済むというだけでも大きなメリットです!

そして何と言ってもお金がかからない!

今回のツーリングで使ったお金はピッタリ3000円で、内訳がこちら。

バイク弁当1440円
駐車料金100円
ガソリン代675円
かき氷500円
飲料280円
賽銭5円
合計3000円

最初は5000円の予算でスタートしましたが、気づけば2000円も財布に残っていました。

もうちょっと使っても良かったかも……?

お金を使って楽しむと決めて出かけるツーリングも楽しいですが、時間ができたからちょっとお出かけ、という際に移動やガソリンでお金がかからないのは125ccスクーターの魅力と言えるでしょう。

最後に、いちばん伝えたいことは「125ccスクーターでも十分にツーリングは楽しめる」ということ。

当たり障りのないことのように聞こえますが、個人的にはかなり重要なことです。

だって『アドレス125』って基本はシティーコミューターですよ?

街中での移動をより便利に、快適にする乗り物です。

でも逆に、原付二種スクーターなら趣味性の高い大排気量マニュアルバイクに比べてたくさんの人が利用していますよね。

そんな普段の足として使われているバイクでも、十分ツーリングは楽しめる。

これってかなり夢のあることだと思いませんか?

原付二種スクーターでのツーリングは機動力の高さや燃費の良さ、積載性などたくさんのメリットがあります。

もちろん普段は走らない山間部を走るのも楽しく、そこには大きなバイクに引けを取らない充実した時間がありました。

でも私の中での原付二種スクーターツーリングの最大の魅力は「広い範囲を移動すること」ではなく「知らない街や土地を走り回ること」でした。

今までバイクで走るときには、同じ地域に留まることはなかったけれど、足つきが良好で乗り降りが気軽にでき、機動力に優れた『アドレス125』は、近場を巡るのに最適でした!

スクーターなら持ってるけど、ツーリングには出かけたことがない、という方がいらっしゃいましたら、是非出かけてみてください!

なにも今回の私のように遠くに足を運ばなくても大丈夫!

隣町だろうがスクーターだろうが、バイクでお出かけすれば、それは立派なツーリングです!

というか自分も鎌倉出身ですが、鎌倉の観光地なんてほとんど行ったことがない。それこそスクーターで地元ツーリングとかしたら楽しそうです!

もちろん時間を使って遠くにツーリングに出かけるのも楽しいと思います。けど、その際はある程度予定を立てることをお勧めします。

なんたって、行き当たりばったりで事を進めると、私のように日の落ちた山道を3時間かけて東京まで帰る羽目になりますから(笑)

125ccなので当たり前ですが、もちろん下道で!

……はじめは近場から楽しむといいかもしれません(汗)

(下に続きます)

今回は比較的乗り心地を重視した『アドレス125』でツーリングしてみましたが、スポーティーなパッケージングがされた『アヴェニス125』ならまた違ったツーリングが楽しめそう……。

また、『バーグマンストリート125』なら広いツーリングロードも快適そうです!

125ccスクーターの可能性、夢が広がります!

よろしければ最初の【その①】からお読みくださいね!

スズキファンのためのWEBサイト!