隼はノーマルの状態が最高に完成度が高いです。でも人によっては、もうちょっとスポーティさが欲しい、と思う人もいるかもしれません。そういう人におすすめなのがタイヤ交換。けっこう走りが変わるんですよ!

前提として隼(ハヤブサ)のノーマルのハンドリングは秀逸です

画像: 前提として隼(ハヤブサ)のノーマルのハンドリングは秀逸です

スズキの隼に乗っていて、本当に最高だな!と思うのがコーナリング中の安定感。

圧倒的なフレーム剛性を前提として、しなやかに動く前後サスペンションと柔らかなフィーリングのノーマルタイヤ(ブリヂストンのBT015R)の相性が抜群すぎる。

正直言ってノーマルの隼の走りが好きなら、タイヤ交換の時は再び純正タイヤを選ぶのが良いと思います。ノーマル隼は最高のバランスで組まれているので、あえてそれを崩す必要はありません。

だけど、世の中にはわたし(北岡)のように『もうすこし隼でスポーティな走りも楽しんでみたいい!』と思う人がいることでしょう。

そういう人だけ、ちょっと参考にしてみてください。

タイヤで隼の『走りのキャラ』をカスタムする

バイクの走りのキャラクターは色んなカスタムで変えることができます。代表的なところだとサスペンションとか軽量化などでしょうか?

でも、隼の基本的なキャラクターは崩したくない!という人にはタイヤ交換でのアレンジが個人的にはおすすめ。

これがいちばん手っ取り早いし、ぶっちゃけ、かなり走りが変わります。それでいて感覚に合わなかったら(お金はもったいないけど)すぐに元に戻すことだってできますからね。

隼らしさを残したまま『スポーツ性』をちょいプラス

画像1: 隼らしさを残したまま『スポーツ性』をちょいプラス

そこでわたし(北岡)が選んでいるのはミシュランの『パワー5(POWER 5)』というタイヤです。

これを履いたのはもう半年以上前。けっこう気に入ってます。

まずミシュランのタイヤって、総じてアタリが柔らかい、というか乗り心地がソフトに感じるものが多いです。このパワー5も同じ。そのあたりのフィーリングは隼のノーマルタイヤであるブリヂストンBT015Rに少し似てます。

でもこのミシュラン/パワー5はストリート向けでありつつ、軽いサーキット走行会くらいならこなせるかな?っていうタイヤ。

わたし(北岡)は、このシリーズの初代となる『パイロット パワー』から大好きなので、愛する隼様にはこのタイヤを入れている次第です。

画像2: 隼らしさを残したまま『スポーツ性』をちょいプラス

このタイヤに交換してみての第一印象は『なんか隼の重量が5~10kgくらい軽くなった気がする!?』でした。

コーナーへの進入、そして左右の切り返しがとにかく軽く動く。

ただ、ノーマル隼の路面に張り付くようなどっしり感とは趣が変わります。ノーマルの盤石の安定感は、それはそれで素晴らしいものです。

なので、これは好みの問題。

隼にもうすこし『ヒラッ』と動く感じが欲しい人にはおすすめできます。

ブレーキリリースで曲がる特性を『隼』にプラス!

画像1: ブレーキリリースで曲がる特性を『隼』にプラス!

何よりも変わるのがブレーキを使って曲げる走りをする時です。

フロントブレーキで前輪に荷重を掛けつつ、リリースと共にグリッと曲げる。

ノーマルのタイヤの場合はブレーキリリースの瞬間も超安定が崩れませんから、安心して綺麗な弧を描くコーナリングが楽しめます。

対してミシュラン/パワー5はブレーキリリースの瞬間にノーズがクッと内側に入るイメージ。

(下に続きます)

隼は重量もあるしボディサイズも大きいので、わたし的にはなるべく早い段階で向きを変えてしまって、後は怒涛のパワーにおまかせでコーナーを立ち上がるほうが安心して隼を操りやすい。

なので、こういうミシュラン/パワー5のような特性のタイヤが個人的に好きなんですね。

画像2: ブレーキリリースで曲がる特性を『隼』にプラス!

そして、このタイヤのお気に入りポイントは隼のノーマルタイヤのようなアタリの柔らかさがありつつ、200馬力級のパワーに負けない強さがあるところ。

わたしはレーサーでも何でもない一般ライダーですが、運よくテストコースで試乗する機会があったので、普段より多くのことがわかりました。

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