何の冗談でもなく、リッタークラスにも200万円オーバーの高級車にも負けない快適さを誇る傑作650ccアドベンチャーバイク『Vストローム/XT』を詳細に解説します!

スズキの『Vストローム650/XT』ってどんなバイク?

※本記事の車両は2019年カラーです

スズキのVストローム650/XTは今、日本国内で250ccや1050ccも展開されている『Vストローム』シリーズの中間排気量650ccモデルです。

元々は海外向けバイクでしたが2013年に国内仕様が登場し、そこから一気に人気が高まりました。

排気量650ccのVツインエンジンは最高出力69馬力。適度なパワー感と高剛性なフレームの組み合わせで『奇跡!』と言いたくなるほどの走行フィーリングを手に入れています。

ミドルクラスの排気量にも関わらず、高級車や大排気量車にも負けない快適性能を持ったアドベンチャーバイクです。

スズキ「V-Strom650/XT」 主なスペックと価格

全長×全幅×全高2275×910×1405mm
ホイールベース1560mm
最低地上高170mm
シート高835mm
車両重量212kg(XTは215kg)
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
総排気量649cc
ボア×ストローク81.0×62.6mm
圧縮比11.2
最高出力51kW(69PS)/8800rpm
最大トルク61N・m(6.2kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量20L
変速機形式6速リターン
キャスター角26.00゜
トレール量110mm
タイヤサイズ(前・後)110/80 R19 M/C 59V・150/70 R17 M/C 69V
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格92万4000円(STD)/96万8000円(XT)

Vストローム650XT(2020年モデル)のカラーは3色

Vストローム650(2020年モデル)のカラーは3色

Vストローム650/XTの足着き性やライディングポジションについて

車格は1000ccクラス同様なので650ccとして考えると、かなりのビッグボディで迫力です。

ライダー身長176cmの場合は極めて自然に上半身が直立し、リラックスしたポジション。

(下に続きます)

膝の曲がりも穏やかで、長距離ツーリングをするためのお手本のような乗車姿勢になります。

ボディサイズこそ大きいですが、この車格としては軽い215kgの重量とVツインエンジンならではのスリムな車体のおかげで跨った時には大きな安心感を感じます。

車格が大柄なので身長176cmのライダーでも両足カカトが軽く浮きます。

安心して扱うには身長170cm以上のライダーであれば扱いに足つき性に不安は感じないはず。

シート高835mmです。

若干、体格を要求されるところがVストローム650唯一の弱点と言えるかもしれません。

Vストローム650で走った印象は?