コスパといったら原付二種。機動力が欲しければ150ccが良い感じ。だけどスズキがラインアップするのは何故か200ccなんですよ。なんでまた200cc? バーグマン200って、ちょっと謎のバイクじゃないですか?

時代は原付二種125ccや150ccが主流なのに……

みなさんもご存じのこととは思いますけど、今は125ccとか150ccクラスのバイクやスクーターが注目度高めです。

スズキにも原付二種125ccは充実しているし、150ccなら人気のジクサー150がある。

(下に続きます)

なのに……何故かスズキには150ccのスクーターが存在しません。

昔はスズキにも『ヴェクスター150』などがありましたけどね。

ヴェクスター150(2000年モデル)

だけど、今あるのは200ccの『バーグマン200』のみ。

そこで誰もが思うはず……

なぜ200?って(笑)

過去に150ccも作っていたんですから『作れない』って訳じゃない。

今回はその謎スクーター『バーグマン200』がターゲットです!

バーグマン200のコスパ感ってどう?

で、そのバーグマン200ですが……お値段は53万3500円。

最近は原付二種125ccとか150ccでも45万円くらいしますから、そこから考えると高い訳でもない。けれど特別にお買得!という感じもしません。

スタイルはパッと見だと250ccのビッグスクーターっぽい雰囲気で見た目は悪くない。実際は250ccより、ボディサイズがひと回り小さい印象なのですが……

全体的になんて言うかこう……普通?

バーグマン200……地味に、スゴいっ!

正直に言ってしまいますけど、バーグマン200っていうバイクは『どういうものか』を知らないと価値がわかりにくいのかもしれません。

それと言うのも、ですよ。

このバーグマン200、軽くナメてた反動もあるのか……乗り始めて1日毎にどんどんハマっていくんです。

スズキ『バーグマン200』は加速感が絶妙!

走り始めた直後は『へぇ~けっこう速いナァ。これなら250ccと変わらないかも』っていうくらいの感想でした。

それから2~3日乗ると、その『速さ』にすごく満足している自分がいることに気づきます。

ちなみにボクは200馬力級の大型バイク『隼』を所有していますが、それに乗り慣れた身であっても、バーグマン200の加速は『気持ちいい』と感じるフィーリングなんです。

エンジンの最高出力は18馬力。最高出力発生回転数は8000rpmとやや高め。

低速はすこし非力なの?と感じそうなものなんですが……なんというか、低速から高回転までのつながりとか、エンジンの『伸び感』が実にイイ!

時速60km突破なんてあっという間です。ふとメーターを見ると、あっさり80km/h近くになっちゃって『ヤバいヤバい』ってなるんですよ(笑)

125ccや150ccとは違う『200cc』の感じかた

ここがすごく重要だと思いました。

例えば150ccだと『125ccよりパワーがあっていいね!』と感じます。

でもバーグマン200の場合は、さっきも言ったとおりですが

『250ccとほとんど変わらないな!』

って感じる。

それくらいパワーフィーリングに違いがあります。

これはコンパクトな車体と200ccのエンジンだからこそできた163kgっていう車両重量の軽さのおかげでしょう。

嘘偽りなく、体感的なパワーは250ccクラスです。

上級機種のバーグマン400が豊かな低速域重視のグランツーリスモ的な乗り味ならば、バーグマン200は軽やかなエンジンの吹け上がりと軽さで勝負するスポーツカーみたいなもの。

単気筒エンジンとは思えないような伸びやかな特性を持つエンジンは、スロットルを開けていく気持ち良さと共に、街中での常用域+αの時速80kmくらいまで一気に加速します。

はっきり言います。エンジンが素晴らしい!

単なる日常のアシとは言えない快感性能です。

この感覚には、きっと長くバイクに乗ってきたライダーもバイク初心者も平等に魅力を感じるはず。

スズキ『バーグマン200』がヤバい理由は……

乗るごとにじわじわ好きになるエンジン特性。

でも、バーグマン200にハマっていく理由はそれがメインじゃないんです。

飾らない、ひけらかさない。

200ccだからこそできた絶好バランス。

そこにこそ、バーグマン200の世界にハマる本当の理由があります。

合わせ技の『妙』でバイク乗りの心にジャストミートするヤバい魅力……

次回はそこをお伝えします!

次回▶▶▶エンジン+2つの〇〇がバーグマン200の真髄です!

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