東京出発→日本海へ。ジクサー150はどこまで走った?
東京まで戻ってきちゃったよ!
自分でも軽く信じられません。
ガス欠したのは東京都昭島市の多摩大橋付近。新奥多摩街道を都心方面へ走っていた最中でした。
どこまで走るのか……日が傾きはじめた頃に、突然ストンッと。
ああ、ついに来たか。
心構えだけは何時間も前からできていたので、素早く安全な場所に退避。
そして、そして、そして……
スズキ『ジクサー150』よ!貴方はやっぱり燃費の王だ!
ガソリン満タン12Lのジクサー150は
684km走りました!
燃費はジャスト57km。
レギュラーガソリン1リッターあたり57kmの燃費です!
理屈抜き。すごい。それしか思い浮かびません。
出発からずっと後生大事に抱えていたガソリン携行缶で急場をしのぎます。
この携行缶の容量は750ml。そしてすぐに最寄りのガソリンスタンドで給油したら11.35L入りました。
がっつり満タンにして、給油量は12.1L。
本当に12Lを綺麗に使い切ったんだな……と、軽く感動すら覚えました。
それにしても東京から日本海まで出て、帰ってきて、ガソリン代のレシートが1441円の1枚だけって(笑)
スズキ『ジクサー150』は名車と呼べるバイクです!
嘘偽りはありません。
もちろんどんなシチュエーションでも、ここまで走る訳じゃないでしょう。
だけど今回の航続距離もまた真実です。
もし……はNGですけど、標高2172mの渋峠を走っていなかったら? 最初の高速道路200kmを走っていなかったら?
ひょっとすると航続距離700km越えということも、あり得るのかもしれませんね。
とはいえ、今回のチャレンジはここで終わり。
ジクサー150、予想以上でした。予想の3倍くらいスゴくて、どんなシーンでも良いバイクだった!
燃費だけじゃありません。
高速道路も速くはないけど、十分走っていけるし!
一般道に降りたら軽くて快適、ツーリングペースが大の得意!
ワインディングでは『最高に楽しいロードスポーツ』でしたからネ!
(下に続きます)
150ccで、いいじゃないか!
ジクサー150はその名の通り排気量は150ccです。
リッタークラスの大排気量バイクに比べたら、車体もパワーも小さなもの。
だけど、ジクサー150で684kmを走り切って思うのは……
150cc、いいじゃないか!ってこと。
大型バイクには大型バイクの楽しみがあるけれど、ジクサー150にはジクサー150だけの楽しさがある。
だから、このバイクに乗るライダーさんには、愛車に誇りを持ってほしい。
だってビッグバイクにも高級車にも、こんなことができるバイクは他にありませんよ?
150ccのボディに、たくさんの夢が詰まってる!
個人的にはもう、排気量150ccのリトル・モンスターだと言っていいと思ってます。
この『ジクサー150』が新車価格/税込35万2000円で手に入るなんて、なんという幸せか……
素晴らしいバイクを作ってくれて、本当にありがとう。
スズキさんに、大きな拍手を!
スズキ『ジクサー150』は小さなモンスターバイクです!
まだでしたら是非【その①】からお楽しみください!