ふと気づいてみれば3代目の『隼』様が発売になってから、もう9カ月くらい経ってるんですね。私が新型様に触れたのも発売当時に1度だけ。あ、そうだ。大事なこと忘れてた!

新型『隼』様ほどの実力者でも先代までと同じ悩みを抱えるのか……

時が移ろうのは早いもので、新型『隼』様がご降臨なされてから、もう半年以上が経っています。

満を持しての登場だけあって、どうやら人気も上々のご様子。2代目様を所有する私(北岡)としても誇らしく思っている今日この頃です。

で、ふと思ったのですが……

そういや前に新型『隼』様にお目通りが叶ったのは発売当時、もう8か月も前なのです。

これは大変よろしくない。

やはり定期的にご挨拶を差し上げねば、不敬に当たるというものでしょう。

単純にもう1回じっくり乗りたくなったという話でもあるんですが……実際の話、個人的にはもうちょっと『ゆっくり』乗りたかったんです。

だって『隼』っていうのは、スポーティ一辺倒じゃないところも魅力のバイクですから。

ところが……

逆の風評被害というか、『隼』というバイクは、今も昔も常に大きな誤解を受ける立場にあります。

市販車初の300km/h突破!とかノーマルでゼロヨン〇〇秒!みたいな神話がたくさんありすぎる弊害というもので、我々のような『バイクに関わる仕事』をしている人の中ですら、隼というバイクは恐ろしいものだ、と思われているフシがあるんです。

身近すぎる例で言うと、このサイト『スズキのバイク!』のスタッフのイワセですら、驚いたことにそう思ってて、けっこう衝撃でした。

私(北岡)としては『隼は誰にでも乗れる優しいバイクだよ』と広く説法を続けているつもりなのですが『それは自分で隼を持ってて、慣れてるからですよ byイワセ』と返される始末。

信じてもらえない……これはひとえに、私の信仰心が足りないせいなのでしょう。

ただし、なかば無理やりに新型『隼』に乗せられたイワセは、まるで雷にでも打たれたかのような衝撃を受けていた様子でしたが(笑)

だがしかし!!!

これにて一件落着、ではありません。

うちのイワセのような存在は氷山の一角。新型を含め『隼』様のことを誤解しているライダーは、まだまだ世に多いはずです。

なので、これは使徒の役目として広く世に伝えていかねばなりません。

隼っていうバイクは『むしろ、ゆっくり走るのが楽しい』と言う事を!

ただまぁ、これは私の愛車である2代目様の話なので、3代目様にも同じことが言えるかどうかは未知数。

ですから、今回はあたかも自分の隼に乗るような感じで新型『隼』に乗るつもりです。

具体的に言うと『使うエンジン回転数は4000回転以下のみ』で『スポーティさを完全に抜き』にして走ってみた感想をお伝えしてみようかと。普段の私、だいたいそんな感じなので。

(下に続きます)

そんな話は退屈だー! なんて思わないでくださいね。

私としてはむしろ、ゆっくりこそが隼というバイクの真髄だと思っているくらいです。

そして、新型『隼』をのんびり走らせる中でこそ見えてくるものもありました。

おそらく他にはどこにもない、徹底して速く走らない新型『隼』のお話、よろしければお付き合いくださいませ!

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