今年2023年に新しく発売された「Vストローム1050DE」や「Vストローム800DE」などの登場で、スズキのアドベンチャーモデルのラインアップ数が、現在スゴいことになっています!いま買えるスズキのアドベンチャーバイクって、一体、何種類あるんだ?

各排気量別にスズキのアドベンチャーモデルが揃い踏み!

スズキ二輪 公式ホームページ

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普段使いの街乗りから長距離ツーリングはもちろん、ちょっとした未舗装路に至るまで、走るフィールドを選ばないマルチパーパスモデルとして、いま世界的に人気となっているのがアドベンチャーバイクですよね。

現在のように“アドベンチャー”と呼ばれるようになる前は、未舗装路も走れるデュアルパーパスモデルのことはアルプスローダーやビッグオフなどとも呼ばれていました。

スズキには現行のVストロームシリーズの前身とも言えるバイクとして「DR750S」や「DR800S」などのデュアルパーパスモデルは存在していましたが、「Vストローム」と言う名前で登場したのは、2002年に輸出仕様として発売された「V-Strom1000(VT53A)」にまで遡ります。

スズキ「V-Strom1000(VT53A)」(2002年)※輸出仕様

日本国内ではVストローム650が国内モデルとして2013年に発売されてから、じわじわと人気を伸ばすことに。その後、Vストローム1000シリーズやVストローム250など排気量別のニューモデルが次々に登場します。

その後も数々のモデルチェンジや、足まわりの仕様などを変更したXTシリーズというバリエーションもラインアップされるなど、Vストロームシリーズはスズキのバイクラインアップの中で1番多くの種類を誇る大人気モデルになって成長していきました。

現在でもVストロームシリーズの進撃は留まることを知らず、今年2023年に入ってから「Vストローム1050DE」や「Vストローム800DE」、250ccの『VストロームSX』も登場するなど、今なお加速しているくらいの勢いです(笑)。

……そうなると、いま買えるスズキのアドベンチャーバイクって、一体、何種類あるんだ?

そこで今回は、Vストロームシリーズのバリエーションモデルも含めて現在のラインアップをちょっとおさらいしておきましょう。

フロント21インチ化で未舗装路の突破性もアップしたフラッグシップ・アドベンチャー『Vストローム1050DE』

Vストローム1050DE(チャンピオンイエローNo.2/マットソードシルバーメタリック)車両価格:171万6000円(10%消費税込み)

2017年に登場したVストローム1000/XTシリーズが2020年にフルモデルチェンジされ「Vストローム1050/XT」シリーズへとモデルチェンジされたばかりでしたが、今年2023年2月には、フロントを21インチ化した「Vストローム1050DE」が登場しました。

“デュアル・エクスプローラ”を意味する「DE」の名で登場し、各種のブラッシュアップや電子制御システムを強化して大幅リニューアル。

衝撃吸収性を高めるためにハンドル幅を左右20mmづずワイド化し、エンジン下部のアルミ製スキッドプレートなど、フロント19インチのワイヤースポーク仕様だった「Vストローム1050XT」をさらに進化させた、スズキのフラッグシップ・アドベンチャーモデルです。

電子制御システム満載の最強スポーツアドベンチャーツアラー『Vストローム1050』

Vストローム1050(リフレクティブブルーメタリック/マットブラックメタリックNo.2)車両価格:162万8000円(10%消費税込み)

オンロードでの走りの爽快さを重視したフロント19/リア17インチのキャストホイール仕様モデルが『Vストローム1050』です。

2023年モデルは見た目よりも内部が大きく進化しており、双方向クイックシフターの新採用や、ヒルホールドコントロール、スロープディペンデントコントロール、モーショントラック・ブレーキシステムやクルーズコントロールなど電子制御をフルに搭載。

正常進化したVストローム1050シリーズのスタンダードモデルです。

シリーズ最長のサスペンションストロークを確保したデュアル・エクスプローラ『Vストローム800DE』

Vストローム800DE(チャンピオンイエローNo.2)車両価格:132万円(10%消費税込み)

昨年11月に開催されたVストロームミーティング2022で国内初披露され、今年2023年3月24日に発売されたばかりの最新アドベンチャーモデルが「Vストローム800DE」です。

未舗装路の走破性を高めるために、開発段階からフロント21インチで設計され、フロントフォークのサスペンションストロークはVストロームシリーズ最長となる220mmを確保するなど、ダート走行を大きく意識したディメンションで登場したミドル・アドベンチャーとなっています。

パワーモードを操作する「SDMS(スズキドライブモードセレクター)」も搭載し、トラクションコントロールは3段階+OFFに加え「Gモード(グラベルモード)」も選択可能。スズキのモトクロッサー「DR−Z450/250」シリーズの担当者も開発に加わっているだけあって、未舗装路の突破性はシリーズ最強!と言われるモデルです。

そして2024モデルとしてフロント19インチの『Vストローム800』も新登場となりました。

こちらは800DEとは違い『オンロード主体』となるのですが、実際に乗ってみたら『最終的にこれがド真ん中』というトータルバランスになっているような予感がしてなりません……

ワイヤースポークホイールを装着したクロス・ツアラー『Vストローム650XT』

Vストローム650XT ABS(チャンピオンイエローNo.2)車両価格:100万1000円(10%消費税込み)

国内では2013年に初登場した「Vストローム650」シリーズは、これまで外見も含めて数回のリニューアルが繰り返され、現在の縦型楕円ヘッドライトとクチバシスタイルに生まれ変わりました。

どんなシチュエーションでも走りやすい「Vストローム650」の快適な車体はそのままに、ハンドガードやアンダーガードを標準装備し、前19/ 後17インチのホイールをワイヤースポーク仕様にしたモデルが「Vストローム650XT ABS」です。

排気量は650ccとミドルクラスの位置付けですが、大型モデルにも引けをとないマシン性能は、現在でも人気が高く、バイクを何台も乗り継いだベテランライダーからも愛させる傑作アドベンチャーとなっています。

トータルバランスに優れる傑作ツーリングバイク『Vストローム650』

Vストローム650 ABS(グラススパークルブラック)車両価格:95万7000円(10%消費税込み)

オンロードでの快適性を高めるために前後キャストホイールを装備した「Vストローム650」は、Vストロームシリーズのスタンダードとも言うべきトータルバランスに優れたモデルです。

軽量&ハイパワーの650ccVツインエンジンを搭載し、街乗りや高速道路を使ったツーリングでは大排気量ツアラー顔負けのクルージング性能を誇り、あらゆるシチュエーションで走りやすい万能性を合わせ持っているマシンです。

250ccクラスの常識を超えたツーリング性能『Vストローム250』

Vストローム250(ソリッドダズリンクールイエロー/ パールネブラーブラック)車両価格:64万6800円(10%消費税込み)

軽二輪クラスとなる250ccのアドベンチャーモデルとして、2017年に初登場するやいなや、大人気モデルの仲間入りを果たしたのが「Vストローム250」です。

丸目一灯のヘッドライトに走行風を綺麗に受け流してくれるウインドスクリーン、ハンドガードやアンダーガード、リアキャリアなどを標準装備。所有感を満たすデザインや大柄なボディ、車検のない250ccモデルということでシリーズ最高の人気を博しているモデルとなります。

ダート楽しい! 250ccのリアルアドベンチャー『Vストローム250SX』

ジクサー250シリーズに搭載された新世代油冷単気筒エンジンを搭載し、未舗装路の走破性を重視して設計されたという250ccクラスのリアル・アドベンチャースポーツ。

フロント19インチ、リア17インチの足まわりを装備し、2023年の8月に発売となりました。

スズキには250ccの軽二輪クラスに2種類のアドベンチャーモデルをラインアップすることになりますが、実のところ、その方向性は真逆と言っていいレベル! オンロード主体の「Vストローム250」か、油冷単気筒の「VストロームSX」か、迷ってるという人は下記の記事を参考にどうぞ!

アドベンチャーバイクの種類は国内最多!

……と言うことで、現在買えるスズキのアドベンチャーバイクは、排気量別に「1050」「800」「650」「250」が存在し、合計5機種8モデルものマシンが選べると言う国内メーカー最多のラインアップになっていました!

8モデルって………スゴすぎでしょ(笑)

(下に続きます)

もうひとつ付け加えておくと、直近の『Vストロームミーティング2023』では過去最大の1200台(!?)がスズキ本社に集結したようです。

スズキのVストローム軍団、今後もますます勢いを増していきそうですね!

Vストロームミーティング2023のレポートはこちら!

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