ちょっとVストローム250SXに乗らなきゃいけないことになったので気軽な散歩に出かけてみたのですが……その場の流れで最終的には標高2000mオーバーの高所を目指すことに!?

Vストローム250SXを『再確認』する必要ができたので……

ご存じのかたもいらっしゃるかもしれませんが、去る『東京モーターサイクルショー2025』において私(北岡)はスズキブースでのトークショーMCを務めさせて頂きました。

今回はかなりの急展開で事前に打ち合わせをするような余裕もなく、ざっくりした進行のみを伝えられての超ぶっつけ本番。スズキが先日公開し、既にSNS総再生回数300万回以上を突破したWEBショートドラマ『初風のきせき』の主演を務める樋口日奈さんを迎えてのスペシャルトークショーです。

しゃべりのプロでもなんでもない、単なる編集者の私に無茶ぶりを仕掛けてくるスズキさん……ある意味、度胸あるよナァ。

しかし、大役を仰せつかったからには責任を果たさねばなりません。そして『初風のきせき』で樋口日奈さんが駆るのは「Vストローム250SX」とのこと。

焦った私はその場で『ちょっとSXを、すぐに1台貸していただけませんか!?』と懇願しました。

即日バイクをお借りし、その翌日に『トークショーのため』という大義名分を振りかざして堂々と会社を脱出!

とにかく『Vストローム250SXを感じる』ことが目的だったので壮大なツーリングなどではなく、日帰りでサラッと乗るイメージです。

しかしこの日は3月下旬とは思えないほどに温かく、街中を走り出して5分くらいで普通のツーリング気分に。まぁこれは役得ということで……上司に遊んでるだけだと思われるから。

そして相変わらずVストローム250SXは快調です! 軽いしエンジンは元気だし! 立派にアドベンチャーバイクとしての性能を備えているにも関わらず、街乗りでも気分がいい。

それに見た目もカッコいいし……このバイク、本当に最高すぎる。

何がいいって高速道路のクルージングが250cc単気筒エンジンとは思えないくらいに快適なところ。時速120km区間を含むとしても法定速度のクルージングであれば、片道100kmや200km程度は余裕です。防風性能も乗り心地も文句なし!

ただまぁ……スズキには『Vストローム250』という驚異的なツーリングバイクが存在するので、超ロングの快適性では一歩譲りますが。あれは『Vストローム250』の完成度が異常に高いだけ。例外みたいなもんです。

そうして降り立ったのは富士五湖のひとつ、山中湖周辺。

さすがに標高が高いだけあって肌寒さも感じつつ、道路脇には残雪もチラホラ。だけどこういう時、Vストローム250SXに乗っていると逆にテンションが上がります。

だってホラ……

なんだか冒険気分が盛り上がる!

まぁ、道路に雪が残っている訳じゃないので普通にオンロードバイクでも問題なく走れるんですけどね……そういうことじゃないんです。

冒険に挑める性能を持ったバイクで、冒険の匂いがするシチュエーションに出会う。私だけかもしれませんが、それだけでもワクワクする! これもVストローム250SXの良いところ!

訪れた山中湖湖畔の駐車場は舗装などされておらず、言ってしまえばフラットダート状態。水際はサンド(砂地)の走行感に近くなってきますが、Vストローム250SXなら躊躇せずに水際までバイクを寄せていけます。

改めて思うけど、このバイクは本当に走破力が高いです。観光で訪れるクルマたちが入ってこない、少し離れた場所にバイクを停めて……

最高かよ。

有名スポットのため平日にも関わらず、人出は予想以上に多かったのですが、Vストローム250SXのおかげで喧騒からすこし距離を置くことができました。冒険とも呼べない、些細なことかもしれないけどちょっと「優越感」を感じてみたり(笑)

このバイクだったら東京モーターサイクルショーのトークショーで諸手を挙げてベタ褒めできる!

そう確信した、その時……

『ワタシ、アソコニイキタイ』

Vストローム250SXがそう言った。

(下に続きます)

いや流石にそれは無理だろ。

今日が暖かいとは言っても3月下旬。残雪が残る山中湖を海抜980mとして、富士の五号目まで上がるとなれば標高2000mは軽く超えます。というか、そもそも冬季閉鎖とか通行止めで上がることなんてできないはず。

だがしかし……

奇跡が起きた!?

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