Vストローム650XTとのラストランも大詰めに……
事前情報いっさい無しで走ることになった秋田県・男鹿半島。約650km走って、その突端である『入道崎』まで辿り着いてもまだまだ走れると感じさせるVストローム650は本当に脅威でしかありません。
これにはもちろん人生初体験の男鹿半島が『ミニチュア北海道』みたいな雰囲気で、私(北岡)のテンションがMAXだったこともあります。
だって入道崎を折り返しても、男鹿半島は驚きの連続なんですよ?
そう思ったのは、次に向かった寒風山での絶景。
またもや北海道感というか……シンプルに話をするなら、男鹿半島は本当に最高のツーリングスポットだと思う。ツーリングが好きなら一度は訪れてみる価値があります。
だってコレよ?(笑)
こんな場所を走れたらバイク乗りはすべからく『幸福』で満たされること間違いありません。気軽にここに走りにこれる地元の人がうらやましい。ぶっちゃけますが関東在住者でも秋田の男鹿半島まで来るのがひと苦労なのは事実です……今回はバイクの性能が極上なので特に問題はありませんが。
新車価格が約100万円の650cc大型ツーリングバイク。現行の2025モデルで生産終了になってしまいますが『Vストローム650』シリーズってやっぱり偉大だなァ…と痛感します。
そして広大な景色の寒風山展望台で遠くに見えたのは八郎潟干拓地。(※写真の左奥です)
……あれって社会の教科書に載ってたやつだよな?
そんなに遠くないので行ってみたらココもすごかった!
走っても走っても終わらない超ロングストレート!
ちなみに後で調べたら「大潟村から八郎潟町まで続く直線道路は約20km」と大潟村の公式ブログに書いてありました。
そんな道を『Vスト650で北海道を走ったらこんな感じかなァ~』なんて考えつつ、のんびりトコトコ。これ以上はない、バイク乗りとしての幸せです。
本当にこのバイクが生産終了になるのは惜しい。
悪天候を乗り越えて秋田まで運んでくれて。距離にしたらけっこうなロングなのに、それでも旅を楽しむ体力的な余裕も残してくれて。
Vストローム650シリーズっていうのは、ツーリングバイクの『ひとつの理想』に届いてるんだと思います。現代のバイクとして考えればシンプルだけど『完成してる』と言っていい。
日も傾きはじめる頃合い。男鹿半島から離れて宿へ向かいながら、そんなことを考えつつ走っていました。
2025年8月現在、Vストローム650シリーズの新規受注は既に終了していて、新車は市場在庫のみ。Vストローム650シリーズを新車で手に入れるチャンスは本当に最後になります。
私(北岡)から言えるのはただひとつ……
(下に続きます)
思い切ってこのバイクを新車で買ったとしたら……
後悔することだけは絶対にない!
これだけは断言できる。このバイクは絶対にオーナーを幸せにしてくれる。
だから、本気の気持ちがあるなら……
今こそが『決断の時』なのかもしれません!
【継承者】秋田から帰って即『Vストローム800』に乗り換えてみた
その翌日、私(北岡)は秋田から寄り道もせずにトンボ帰りしました。
やってみたいことがあったからです。
早朝から走り倒して東京都内某所のスズキさんの拠点までを一気に走破。Vストローム650との往復走行距離は約1400km。いい旅だったと思う。ありがとう、Vストローム650!
そこからの!
後継車として筆頭候補に目される『Vストローム800』に乗り換えっ!
やれんだろうな? Vストローム800よ?
今の今まで650に乗ってた俺に言い訳は通用しないぜ!
ということで今度は800で出発です。名車の後継機にふさわしいかどうか、きっちり見極めさせてもらいましょう!
あとね……こうすることで650に対してのひとつの結論を得ることもできました。なので650ファンの人も是非お楽しみくださいませ!
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【続編】800は650の後継機か? 続きの『Vストローム800編』は近日中に公開します!
【Vストローム650編】を最初から読む!