バイクもクルマも製造しているスズキには同じネーミングを冠した車種が実は結構あるって知っていますか? スズキの歴代モデルの中で『バイクとクルマで同じ車種名』のマシンを集めてみた企画。後編スタートです!

スズキには『バイクの名前が由来のクルマ』がけっこうある

みなさんもご存じの通りですが、我らがスズキはバイク以外にもクルマや船外機なども製造しているメーカーです。

そして、二輪車も四輪車も製造している歴代のスズキ車種の中には、実はバイクとクルマで同じネーミングを冠したモデルが結構たくさんあるんです。

ここでは前回に引き続き、今回もスズキのバイクとクルマの歴代車種で、同じ名前で誕生した車種を集めてみました。基本的に全部『バイクの名前がクルマの由来になってる』のがライダーとして嬉しいところ!

【ランディ】「Land(ランド)」に由来した遊びゴコロ溢れる50ccバイクが……

ランディー(1976年)

続いてのスズキ同名車種は「ランディ(LANDY)」です。

バイクの“ランディ”は、1976年に発売された50ccのファミリーバイク「ランディ」です。

ビギナーや女性にもバイクをもっと身近な乗り物にするために、クラッチ操作を不要とする自動遠心クラッチシステムを採用したファンバイクで、シートの前のメインフレームを窪ませて空間を作ることで、足を高く上げて跨らなくても済むようにしたスタイリングが画期的なモデルでした。

自転車のように乗り降りしやすいルートボーン(√)型フレームの形状は現在のいわゆる“スクータースタイル”の基盤になったモデルと言えます。

ランディ 3代目(2016年)

対するクルマの“ランディ”は、現在でも3代目「LANDY」として発売されている、スズキの8人乗りミニバン!

大家族でも余裕を持って乗れる2列目シートの超ロングスライドに加え、3列目シートにもスライド機構を採用することで多彩なシートアレンジが可能なミニバンスタイルが人気のモデル。

(下に続きます)

衝突回避をサポートするエマージェンシーブレーキが標準装備されていたり、ハイビームアシストの搭載や標識検知機能の強化など、安全運転をサポートする機能も充実しています。

ちなみに、スズキの“ランディ”は、大地を意味する“LAND”を由来とする造語だそうで、大自然へ走り出そう、と言うような意味合いが込められているそうです。