バイクもクルマも製造しているスズキには同じネーミングを冠した車種が実は結構あるって知っていますか? スズキの歴代モデルの中で『バイクとクルマで同じ車種名』のマシンを集めてみた企画。後編スタートです!
【バンディット】実はバイクもクルマも同じ4気筒なんです
続いてのスズキ同名車種は「バンディット(BANDIT)」です。
バイクで初めて“バンディット”と名付けられたモデルは、1989年に登場した「バンディット400」と同年開発された「バンディット250」でした。
400ccと250cc共に水冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジンを搭載し、1990年代を代表するスズキのスポーツネイキッドとして人気モデルとなりました。
「艶」をキーワードにしてボリューム感や曲線美を意識し、遊び心を持たせたデザインになっていて、各所に質感の高い部品を採用した美しいスタイリングのバイクでした。
バンディットシリーズは後に1200〜1250ccの大型バイクとしても登場し、2007年頃まで発売されました。バンディットシリーズは現在でも根強いファンが多いモデルのひとつです。
対するクルマの“バンディット”は、現在でも発売されている人気モデル「ソリオ」シリーズのグレードアップモデルとして「ソリオ・バンディット」と言うクルマがあります。
TVCMなどでもお馴染みのソリオ・バンディットは、スズキの人気軽自動車「ワゴンR」のボディパネルを使ってリッタークラスのトールワゴンに仕上げたモデルで、内装のインテリアや外装のエクステリアがさらに豪華になっています。
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現在販売されているソリオシリーズは3代目になりますが、その使い勝手の良さや運転のしやすさから若者からシニアまで幅広い層から支持されているクルマです。
ていうか……ネーミングの由来を知ることで、不思議とちょっと乗ってみたくなりますね……