レースに興味が無い人もスズキのバイクファンなら見てほしい! MotoGP2020シーズンの第6戦『スティリアGP』は、我々スズキファンにとって、ちょっとモヤッとする感じでございました……

MotoGP第6戦は前回に続き波乱の展開。その中でスズキは……

スズキファンとしては本当に残念でした……今シーズンのMotoGP第6戦のスティリアGPのことです。

第5戦ではチーム・スズキ・エクスターのジョアン・ミルが2位表彰台を獲得したのはまだ記憶に新しいです。

そして、その1週間後に、同じサーキット(レッドブル・リンク)を舞台にして行われたのが第6戦スティリアGP。

ジョアン・ミルが上り調子なので、否が応にも期待は高まります。

序盤からチーム・スズキ・エクスターが頭角を現す!

そして期待のジョアン・ミルは、期待に応えて予選で結果を出し1列目からのスタート!

決勝レースではスタートと同時にトップに飛び出したんです。

序盤に抜きつ抜かれつがあったものの、レース中盤~後半に差し掛かるタイミングでは、2番手グループに2.5秒差をつけて独走態勢!

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スズキ優勝&ジョアン・ミル優勝が見えてきた頃に

ちなみにMotoGPマシンでの2.5秒差はもうぶっちぎり状態です。

乗りに乗れてるジョアン・ミルの勢いが止まらない。それに、アレックス・リンスも良い位置につけてました。

このままトップでチェッカーフラッグ!

圧倒的にスズキ贔屓でレースを観るわたし(キタオカ)だけじゃなく、世界のスズキファンがみんなそう思っていたはずなのですが……

ヤマハのクラッシュ&火災でレースは中断

前線に続き、大きなクラッシュでレースが中断となってしまいました。

ギリギリの世界で走るレーサーにとっては、一度切れた流れと集中力を維持するのは並大抵のことではありません。

しかしこの日のジョアン・ミルはすごかった!

再開したレース2でも、スタートではまたもやトップをキープ。

しかし……ここで大きな問題を抱えていたんです。

今のMotoGPでは、ひとつのレース(フリー走行から予選、決勝まで)において『フロントタイヤ10本』と『リアタイヤ12本』の新品タイヤを使うことができます。

ここでジョアン・ミルはもう新品のフロントタイヤが無かった。リアのみ新品、フロントは中古でのレースとなったんです。

どんなにライダーの調子が良くても、新品タイヤと中古タイヤの差は歴然。

それでもジョアン・ミルは食い下がり4位でチェッカーフラッグを受けました。

このがんばりには本当に称賛を贈りたいと思います!

怪我の痛みに耐えながらもアレックス・リンスも6位でゴール。

本当にスズキのバイクが高い戦闘力を持っていることが証明されたレースだったと思います。

ちょっとモヤッとするのが、3位入賞となったKTMのライダーが、最終ラップで『トラックリミット※コース内で走って良い限界』を明確にオーバーしていたにも関わらず、ポジションダウンのペナルティを課せられなかったこと。

これ謎すぎます、本当に(怒)

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レースに『もしも』は無いけれど……

もし……はレースでは禁物。

それはわかってますけれど、いちファンとしてはやっぱりくやしい。

もしクラッシュでのレース中断が無かったら?

もしレース2で3位のライダーがポジションダウンのペナルティをちゃんと受けていたら?

いちばん悔しいのはスズキとジョアン・ミル選手でしょうけれどね!

次こそ!と期待してます、スズキのふたり!

今回は残念でしたけど、力は見せた。

嘆いても仕方ないことですから、前を向いて次戦に期待です。

次戦となる第7戦『サンマリノGP』は9/13(日)の予定。

レースに興味がない人も、チーム・スズキ・エクスターの『アレックスリンス/ゼッケン42』と『ジョアン・ミル/ゼッケン36』のふたりだけ覚えて、テレビなどで一度、見てみてください。

ご贔屓さんを応援するだけで、レースは十分に観てて楽しめますから!

それにしても、アレックス・リンスは第2戦での負傷/骨折が痛むみたいで心配です。

同じく第2戦で負傷したライダーの中では、いちばんがんばって結果を出してますけどね!

そして今期、化けるかもしれないジョアン・ミル……

これはもう、次もチーム・スズキ・エクスターから目が離せません!

圧倒的に『スズキ贔屓』でバイクレースが楽しくなる!

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