Vストローム800DEはシリーズで最もオフロード向けになっている⁉︎
イタリア・ミラノで行われているEICMA2022(ミラノショー)にて発表された、新型「Vストローム 800DE」。
まずはオールニューモデルとして登場した新型「Vストローム 800DE」のスタイリングや充実した装備を見ていきましょう!
(下に続きます)
新型「Vストローム 800DE」のヘッドライトはGSX–S1000のデザインとよく似た、縦型3灯配置(ポジションライト含む)のLEDヘッドライトになりました。
LED仕様になったことで、かなり小ぶりなデザインで超カッコいい!
上がロービーム、下がハイビームの配置になっていて、ウインカーもLED仕様です。
LEDヘッドライトとの相性も抜群のウインドスクリーンは、意外にも小型なものが装備されています。
これまでのVストロームシリーズに比べると、かなり短めにデザインされているのは、ダート走行時の視認性を高めるためとされています。かなりオフロードに本気かも?
ちなみに6角レンチを使って4箇所のビスを外せば、15mm単位で3段階に調整が可能のようです。
インストゥルメントパネルは、大きくて見やすそうなフルカラーTFT液晶メーターになっていますね。
速度計やタコメーター、ODO&トリップメーター、燃料計や時計、ギアボジションインジケーターなどに加え、外気温計やバッテリー電圧なども表示されています。
さらに、右上部分にはトラクションコントロールやSDMS、ABSなどの電子制御システムの介入レベルも常に表示されているようです。
夜間走行やトンネルなどでは、メーター表示が暗転することで視認性を高められる仕様になっていますね。
そして、Vストローム1050シリーズにも採用されているスロットル・バイ・ワイヤの「電子制御スロットル」が採用されているところにも注目。
これによりリニアなフィーリングを生み出してくれるので、レスポンスの良いスロットル操作が可能になっています。
スイッチボックスにはハザードランプスイッチと、一体型のセル&キルスイッチが配置されていますね。
ハンドル左のスイッチボックスはVストローム650シリーズと同様に、シンプルかつ操作性に優れた各種スイッチが配置。
手元でメーター操作や電子制御モードなどが簡単切り替えられる作りになっています。
樹脂製のハンドガードも標準装備されているのも嬉しいポイント!
そして、新型「Vストローム 800DE」には、走行中にクラッチ操作をしなくてもシフトチェンジか可能な「クイックシフトシステム」が装備されていました!
シフトアップ、ダウンの双方に対応されているので、スポーツ走行やダート走行でもクラッチ操作を気にせずにスムーズなシフト操作が可能になりそうです。
また、新型「Vストローム 800DE」の燃料タンクは、長距離移動にも頼もしい20リットルの大容量が確保されています。
スペック表に記載されているWMTC値の燃料消費率によると、1リットルあたり22.7km/Lの燃費性能になっているので、20リットル満タンのガソリンを使い切った時の概算走行距離は450km以上にもなります。
様々なシチュエーションを走るアドベンチャーバイクには嬉しい仕様ですね。
そしてフロントにはダート走行も大いに想定された21インチのスポークホイールが採用されています!
しかも!倒立フロントフォークは、Vストロームファミリーで最長となる220mmものロングストロークになっている模様です。
これだけのサスペンショントラベルが採用されたのは、シリーズ最強のオフロード性能を目指しているのでしょう!
他にもオフロード走行も想定されたワイドステップには、取り外しが可能なステップラバーが装備されています。
走行中のわずかな振動も緩和してくれるので、長距離の移動も疲れにくいパーツですね。
左ウインカーの後ろあたりにはUSBタイプのアクセサリー電源も装備。
USBが直接させるので、モバイル端末などの充電に超便利です。
ライダーが座る部分はかなり肉厚で長時間の走行でも疲れなさそうなシートは、タンデムシート一体型タイプを採用。
シートの先端がかなり絞られているので、足つき性やオフロード時の快適性なども考慮された作りになっていると思われます。
荷物の積載などに便利なリアキャリアも標準装備されています。
タンデム走行時にはパッセンジャーが握るグラブバーの役目も果たしてくれますね。
テールランプも小ぶりなLEDランプが採用されています。
ウインカーも小ぶりなLED仕様でスッキリとしたリアデザインになっています。
軽量な樹脂製プラスチック素材のハンドガードも標準装備されていますね。
手にあたる走行風を緩和してくれてたり、万が一の転倒時などにライダーの手やレバーを守ってくれるアドベンチャーバイクに嬉しい装備です。
ハンドガードと同じく軽量な樹脂製アンダーガードも標準装備です。
オフロード走行時などにエンジンやエキパイを守ってくれるありがたい装備です。
(下に続きます)
まずは駆け足でスタイリング&装備編をお伝えしましたが、装備だけみても「これでもか!」と言わんばかりの充実装備になっています。
次回は新型「Vストローム 800DE」のマシン性能について解説します!