スタイル、走行性能、快適性、アドベンチャーバイクとしての悪路走破性。それらすべてをひっくるめて『Vストローム1050XT』に感じたものは……

Vストローム1050XTは変わらない

快適性や走りのパフォーマンスに関しては本当に文句なし!

シリーズの最上級モデルとして、スズキの傑作バイク『Vストローム650/XT』をも上回る性能を与えられていることは、この身で実感させて頂きました。

特に、コーナリングはヤバかった……

で、最終的な結論としてのVストローム1050XTの魅力について。

今回、Vストローム650XTをまる1日乗った後に、次の日まるごとVストローム1050XTで過ごす、という極めて贅沢なことをやってのけた後に思ったのは……

『10年乗るなら、1050かなぁ』

っていうことでした。

その土台になるのは、デザインです。

角目1灯でレトロ感もあるタフなスタイリング。

これって多分、5年とか10年っていう時間が経った後に見ても色褪せないタイプのデザインだと思う。

レジェンドバイク『DR-BIG』がデザインのバックボーンにあることもそうですが、Vストローム1050XTはスズキの『Vストローム・シリーズ最上級モデル』として、ここでひとつスタンスが確立されたように思えるんです。

そもそもが2020年に発売されたばっかりな訳だし、このスタイリングが大幅な変更を受けることはしばらく無いだろうと個人的には予想してます。

だってほら、このデザイン、けっこう完成してるじゃないですか。

もし、この先に大きなモデルチェンジを受けたとしても、このデザインの普遍性は揺るがないでしょう。むしろ『なんかイイ感じにレトロなバイク』に見えるはず。

それでいて、ですよ?

走りにおいては、1日1000kmくらいイケちゃいそうな快適性を備えている訳です。ワインディングのコーナーもめちゃくちゃ楽しいし。

そして2021年の今日時点で最先端レベルの電子制御システムも完備されているから、我々のような一般ライダーが旅を楽しむにあたっての安全性は確保してくれてる。

加えて、アドベンチャーバイクとしての悪路走破性だってあります。

つまるところ、この『古くならないデザイン』がある上で、走りのパフォーマンスが優れていて、なおかつ電子制御の安心感もあるのはけっこう無敵なんじゃないか? と。

私(北岡)が『これ10年乗れるわ』って感じる理由がそれです。

ここできちんと伝えておきたいのは、それが『何らかの引け目を感じながらの10年ではない』っていうこと。このバイクが好きだからずっと乗ってるんだ!って、胸を張り続けられる。

そういうところが、ものすごくポジティブなバイクだと感じるんです。

変化の早い現代においては、3年もすればデザインは廃れ、流行は移り変わります。スマホなんて2年すれば『古い機種』状態ですしね。

だけど、Vストローム1050XTはそうじゃない!

(下に続きます)

5年経っても、10年経っても色褪せない。

時間が経っても『俺、このバイク好きなんだよ』って自信を持って言うことができる。

それが、今の時点で私(北岡)が感じているVストローム1050XTの最大の魅力。

長く1台のバイクを愛したい人に、自信を持っておすすめできる大型アドベンチャーバイクです!

よろしければ【前編】からお読みくださいね!

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