『カタナの距離感』でタンデムすればこそ
海沿いのカフェでひとやすみ。
はじめてのバイクで少し遠くまで。
後ろの彼女が本当に楽しめているか、ライダー的には気になるところですよね?
それに【中編】でお伝えした、やたらと急接近な理由だって気になります。
おそるべし、カタナ密着パワーの威力
『え? だって朝からずっと抱き着いているじゃないですか? 触ることに違和感なんてすぐ無くなりましたよ』
カタナすげえええぇぇっっ!!!
『今日はちょっと状況が違うけど、プライベートでバイクの二人乗りに誘われて、いくらバイクのことが気になっていても、その相手が嫌だったら普通、女子は行かないですよ。タンデムで出かけることOKしている時点で、ある程度は好意あると思います」
今日はちょっと違うけど、ね。ですよね……
『だから海辺を歩いている時とか、もっとガッとこられてもOKだと思う(笑)今日は違いますけど(!?) プライベートだったら、むしろ手くらいつないできてよっ!って』
ライダーのみなさん、聞きましたか?
奥ゆかしいことは、時には美徳ではないのです!
『それと、後ろに乗っていて思いました。こんなことはじめて思ったんですけど「背中がいいな」って。“まかせられる”っていうか、後ろ姿がカッコいいんですよ』
この時……私(北岡)は人生で初めて背中がカッコいいと言われました。
アップハンドルとはいえ、一般的なネイキッドと違い、スポーティに軽めの前傾姿勢になるのがカタナです。
既にカタナ乗りの皆様。そしてこれからカタナに乗りたいと思っている皆様。
覚えておいてください……
タンデム時のカタナライダーは、後席の女子からステキな感じに見えているのです!
『あとは、影です。ふたりで走っている影がずっとついてくる。それを見ているとバイクって特別なんだなって思えてくるんですよね』
でも、ちょっと距離も長く走ったし、疲れてないかも心配でしたが……
『クルマより全然つかれます(笑)でも気持ち的にはあっという間でした。それに、すこし疲れるのも共同作業みたいでいいんです。あとは定期的に「大丈夫?」って聞いてくれるの、すごく嬉しかったんですよ?』
結果は予想以上でした。
いや、予想を遥かに超えたと言っても過言ではありません。
カタナでのタンデムが、こんなにも充実した時間になるとは……
最初に言った通りカタナはツーリングに特化した、例えばスズキのVストローム1050のような、タンデムでの快適性は備えていないかもしれません。
でも、バイクで走ることもタンデムも、快適性だけじゃ語れないこと、ライダーの皆様ならご存じの通りでしょう?
カタナでのタンデムには、カタナならではの楽しさがある。
それを思い知りました。
スズキのカタナってどんなバイク?
そう聞かれたときには、今後はひとつ付け加えようと思います。
カタナは他にはないスタイルのあるバイクで、148馬力もの動力性能を活かしてエキサイティングに走れるバイク。
それでいて、ふたりで乗ってもすごく幸せになれるバイクですよ!って。
だって最後に梨菜ちゃん、言ってました。
『なんだか物語の主人公になったみたい。やっぱり自分でも運転してみたいし、バイク仲間も作ってみたい!』
(下に続きます)
初のバイク体験で、そう思わせることができたカタナは偉い!
そして、もうひとつ震えた台詞が……
『これたぶん、好きな人の後ろだったら背中にポンって頭を乗せたくなっちゃうかな』
合・掌!
そんなの幸せすぎるでしょう!
これは別にカタナでのタンデムに限った話じゃないかもしれないけれど、それでも今日、梨菜ちゃんのこの台詞を勝ち取ったのがカタナであることも事実。
そう考えると……
ひょっとしたらカタナのタンデムって、想像以上にハッピーライフへの近道かもしれませんよ!?
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