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《前編からの続きです!》
ところで、冒険性能は?
前後17インチタイヤのVストローム250は基本的にオンロードがメインです。
だけど、このスタイルですからね、やっぱり冒険に期待しちゃうのも「ライダー人情」ってやつじゃないですか。
スズキはメーカーとして「オンロード主体」としていますから推奨しないと思いますけど、個人的には気になるので独断で実走しました(笑)
結論……Vストローム250のダート走行、けっこうイケる!
マジです!!
アスファルト上で感じた鉄壁の安定感がダートでも活きているんです。
ぶっちゃけリッタークラスの冒険バイクよりも、ボクはこっちのほうがオフロードにも挑戦しやすいと思います。
だって例えば大型クラスで、足着きが悪くて、240kgオーバーの重量車とかで……
未舗装路でグラッ!?とかなったら、本気で怖いですもん。
しかし、Vストローム250の、この両足ベッタリの安心感!
おっとっと、って思ったら足が出せます。車重が188kgっていうのも大きいですね。ちょっとしたダートなら自信を持って踏み込んでいけました。
リッタークラスの重戦車の場合だと、こうはいかないもんです(笑)
そして、調子に乗りすぎて前後オンロードタイヤだっていうことを忘れそうに……。
Vストローム250はあくまでオンロード主体ですよ!
なので、皆さんはホドホドでお願いします。でも、本当にけっこう走れちゃうんですよ、オフロードも。
Vストローム250は、遊び方が変わるバイク!
走行性能も素晴らしいですが、Vストローム250は魅力はまだまだ尽きません。
旅先で愛車に惚れ直す。
何でしょう……和の風景との一体感がハンパじゃありません。
旅情緒とのシンクロ率120%で、愛車なら惚れ直すこと確定です。
新しいアソビに挑戦したくなる!
本格的なキャンプじゃなくてもいいじゃないですか。
湖畔でゆるーくデイキャンプでもしてコーヒーを一杯。
それも優雅ってやつです。こういうのもチャレンジしたくなります!
写真に目覚めるかも……
旅先では思わぬ絶景や夕日など待っていますからね。
SNSで旅のレポートをしたくなることは間違いナシ。
突然、写真に凝りはじめちゃうかも?
ここから、旅人への第一歩
ともあれ、素晴らしいバイクが出てきたものです。
ボクはアドベンチャーバイクが好きで10年以上1200ccに乗っていますが、そのうえでVストローム250は本当によく出来ている、と感じています。
これはある意味、冒険バイクの理想形のひとつかもしれません。
だってバイクで走って、例えばこんな絶景の雲海に出会えたら、それって一生の想い出になると思うんですよ。
Vストローム250は排気量こそ250ccですけれど、こういう感動に巡り合わせてくれます。
大排気量車に匹敵する快適性で、非日常の世界へとライダーを連れて行ってくれるんです。
何より大事なのは旅に出ること。
まず、それをしなければ何も変わりません。
その点においてVストローム250は『他のどんなバイクよりも気軽に、その一歩を踏み出させてくれる』と思います。
そして、大排気量アドベンチャーと同じ世界に棲みながら、部分的には、もっと深くに踏み込んでいくこともできる素質が、このバイクには潜んでいるんです。
ところで『バイクで人生が変わる』って、あると思いますか?
ボクは、あると思っています。
Vストローム250と、空の上まで。
そんな経験をしたら、昨日までの価値観が一変しちゃっても、それは不思議なことじゃありませんからね!