ジクサーSF250は『ビギナー向け』という訳でもない
ただ、ここで勘違いしてはいけないのが、ジクサーSF250は単純な『初心者バイク』じゃないってこと。
製造国となるインドでは125ccとか150ccが主流で、250ccはむしろハイクラスに位置するんですよね。
その証拠にブレーキキャリパーはブレンボのセカンドライン“BYBRE/バイブレ”を前後とも装着しているし、ヘッドライトやテールランプもLED。
そして、個人的にスゴいと思っているのはホイールデザインです。
ぶっちゃけまして、このホイールはすごい秀逸なデザインだと思う。
軽さを感じる機能美・スポーツマインド・ストリート感。すべてに満足感が高いアルミキャストホイール。
ジクサーSF250で最も気に入っているパーツです。
豪華装備でも低価格というジクサーSF250の謎
でもそうすると、なんでハイクラスなのにここまで価格を抑えられたのか?っていう疑問が湧いてきますよね。
そこは第一にスズキらしい『若い人にも買えるように』っていう企業努力。そして製造国であるインドでのスズキの強さもあると思います。
インドの巨大市場において、スズキは最も四輪車シェアが大きい『一大ブランド』ですからね!
そこを製造国とするからこそ、コストを抑えることができたのでしょう。
間違っても製品のクオリティを下げてコストダウンしているのではないってことです。
だってそれは、実際にジクサーSF250に乗ってみたら、すぐにわかることですから。
走らせた瞬間から『ジクサーSF250』への見方は変わる
今回はちょっと天候のコンディションが悪かったんですけど、街からワインディングまで色んなシチュエーションでジクサーSF250を感じることができました。
でも、ぶっちゃけのところ、ジクサーSF250ってエンジンをかけて、数分走るだけで『これ、けっこう楽しいかも!?』ってなると思います。
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走るシチュエーションが街でも楽しいと思えるんですね。
エンジンは優しいけど力強い。でもその感覚が独特でした。
空冷ほどまったりしてないけど、水冷のようにシャキーンッ!と回るでもない。
パワー感は十分にあって楽しいけど、ちょっとゆとりがある感じ。
これが新型油冷エンジンってことなんでしょうか?
人によって感じ方に差はあると思いますけど、ボクとしては『高性能感のある単気筒の空冷エンジン』みたいに感じました。
でも完全な空冷とも雰囲気は違います。
不思議な加速感。でも、けっこう好き。
パワーと車体が手の内にあるようなフィット感を感じるんです。
長年バイクに乗りなれた人でも、これに乗ったら『へぇ~!』って感じるんじゃないでしょうか?
優しいだけじゃない、奥のほうに強さを感じるようなパワーフィーリング
もっとその本領が知りたくなり、あまり天気も良くなかったけど、勢いで街から出てみることにしました!