東京モーターサイクルショー2023・スズキブース注目のミドルアドベンチャー『Vストローム800DE』は、Vストローム史上もっともダート仕様との呼び声が高そうだけど、実車はどんな感じ⁉︎

新型『Vストローム800DE』の実車に触れてきた!

画像1: 新型『Vストローム800DE』の実車に触れてきた!

本日3月24日(金)より「東京モーターサイクルショー2023」が始まりました!

今年のスズキブースでは話題のロードスポーツモデル「GSX-8S」や「バーグマン ストリート125EX」、3台の新型Vストロームシリーズの展示など、気になる車種が盛りだくさんなのですが、オフ&アドベンチャー大好き野郎の筆者(岩瀬)が特に注目したのは、やっぱりコレ!

画像2: 新型『Vストローム800DE』の実車に触れてきた!

フロント21インチのミドルアドベンチャー『Vストローム800DE』です!

初めに言っておきます。

写真で見るより実車は800倍カッコイイです!

画像3: 新型『Vストローム800DE』の実車に触れてきた!

Vストローム800DEの車両本体価格は132万円(10%消費税込み)で登場しました。

しかも、本日3月24日より発売が開始されていますので、モーターサイクルショーに行けない方でも、スズキ二輪取扱店などで実車をチェックできるかもしれません。

当サイト「スズキのバイク!」編集部もスズキブースをガッツリ取材して来ましたので、まずは実車に触れてみて感じた速報レポートをお届けします!

車体は見た目以上にスリム!跨った時の横幅に注目してみて!

画像: ライダー身長:172cm

ライダー身長:172cm

まず気になるのは、やっぱり足つき性やライディングポジションです。

昨年の11月に開催されたVストロームミーティング2022で、Vストローム800DEの実車が日本初披露されましたが、一般のライダーが見て触れて跨がれるのは、今回の大阪&東京モーターサイクルショーが初。

アドベンチャーバイクらしい、ワイドでアップライトなハンドルは、手の届きやすい位置にあり、背筋の起きた自然なポジションをとることができます。

画像1: 車体は見た目以上にスリム!跨った時の横幅に注目してみて!

身長172cmのライダーが両足で跨ると、踵は浮きますがつま先はリラックスして着くことができます。

Vストローム800DEのシート高は855mm。数値的にも結構高そうなイメージでしたが、特に跨る部分も車体の横幅が異様にスリムなので、足を自然に下ろすことができ、不安感を覚えることはありませんでした。

これはシートの高さよりも、車体の細さが際立っていて、両足を大きく広げる必要がないことが大きな理由だと思います。

横から見たシート形状は、現行モデルのVストローム650シリーズなどによく似た、厚みのある一体型シートに見えますが、上からの写真を見ると一目瞭然!

シートの先端は、ほぼオフロードバイク並みの細さになっていて、その下にも足を遮るものが何もないので、高さはあるのに足が地面に着きやすい形状になっているんです。

画像2: 車体は見た目以上にスリム!跨った時の横幅に注目してみて!

ダート走行時などで立って乗るスタンディングポジションも、ワイドなハンドルポジションと、スリムな車体のおかげでバッチリ決まります。

タンク容量が20Lもある大型タンクなのに、ダート走行に必要となる『前後に動く動作』をしても、膝から上の股にかけて邪魔するものが何もないので、下半身で車体をコントロールしやすい形状になっていました。

これは期待できそう!>

車体のコンパクトさを実現したパラレルツインエンジンとスチールフレーム

画像1: 車体のコンパクトさを実現したパラレルツインエンジンとスチールフレーム

足つき性やライディングポジションの他にも、Vストローム800DEは注目すべき点がいっぱいありました。

モーターサイクルショー会場には、Vストローム800DEやGSX-8Sに搭載されている新設計の775ccパラレルツインエンジンが単体で展示されています。

実物を見ると単気筒エンジンかと思うくらいコンパクトなのですが、Vストローム800DEとGSX-8Sは、このエンジンをアルミフレームではなくスチールフレームに搭載しているんですね。

Vストローム1050シリーズやVストローム650シリーズなどに採用されているアルミ素材のフレームで、同じくらいの剛性や強度メンバーを確保するとなると、フレームそのものと、それに伴って車体の幅がもっと広くなってしまうこともあり、スリムさや快適性を検証した結果、スチールフレームが採用されたとのことです。

メインフレームはロードモデルのGSX-8Sと共通のものですが、Vストローム800DEはダウンチューブのサブフレームで補強され、さらにアンダーガードも標準装備されていました。最低地上高は220mmも確保されているそうです!

画像2: 車体のコンパクトさを実現したパラレルツインエンジンとスチールフレーム

筆者のVストローム800DEのお気に入りポイントでもあるLEDヘッドライトは、実車で見るとかなりコンパクトに感じました。

この縦目二眼のヘッドライトは、これからのスズキの“新しい顔”になりそうですね!

会場に展示されている車両は、インストルメントパネルの電源も入っていましたので、デジタルメーターも確認できるようになっています。

Vストローム1050シリーズなどにも採用されている、5インチのフルカラーTFT液晶ディスプレイには、各種インジケーターやライディングモード表示などが見やすく配置されています。

トラクションコントロールは3段階プラス介入なし、未舗装路での介入を最小限に抑えるG(グラベル)モードなどから選択可能で、右サイドにはUSB電源もありました!

ハンドルスイッチボックスは、左側にウインカーやホーン、ライディングモードなどを操作するモードチェンジボタンが配置され、右側にはセル&キルスイッチ一体型のボタンとハザードボタンが備わり、走行中に操作しやすいシンプルな形状になっていました。

また、Vストローム1050シリーズなどにも備わっているヘルメットホルダーも標準装備されていました。

標準装備されているフロントスクリーンは、これまでのVストロームシリーズでもっとも小ぶりなものですが、6角レンチで3段階に高さ調整が可能。

写真は一番高い状態で装着されていますが、個人的には必要十分な高さに感じましたし、ダート走行時にも邪魔になりにくそうです。

他にも、樹脂製のハンドガードや荷物の積載などに便利なリアキャリアも標準装備です。

そして、ダート走行が楽しみなフロント21インチ・リア17インチホイールには、DUNLOP「TRAILMAX MIXTOUR」をベースに専用設計されたタイヤを採用。

基本は長距離ツーリングもこなせるオン・オフ両用のアドベンチャータイヤなので、様々なシチュエーションに対応してくれそうです。

しかも、フロントサスペンションのストローク量は、Vストロームシリーズ史上最長の220mmもあることから、ダート走行もかなり期待が持てそう!

そして筆者が特に注目したのが、駆動輪を動かすためのドリブンスプロケット。

ファイナルスプロケットはフロントが17丁なのに対し、リアが50丁(ちなみにVストローム1050は45丁)もあったので、アドベンチャーバイクにしては、かなりショート寄りなギア比になっていそうですね。

これはダート走行時の瞬発力にも期待が持てそうです!

この他にも、フロントサスペンションにはマイナスドライバーで調整できるプリロードアジャスターが備わっていたり、リアサスペンションには油圧式のプリロードアジャスターも装備されていたりと、走りのセッティングも色々試せそうな調整機構もありましたよ!

そしてスズキ純正アクセサリーの大型スクリーンやフォグランプ、フレームガードや3パニアケースを装着したオプションパーツ装着車も展示されていました。

これだけ装備すると、やっぱりアドベンチャー感たっぷりですね!

(下に続きます)

以上、駆け足でお伝えしましたが、このバイクに早く乗ってみたくてたまりません!

Vストローム800DEは3/24の発売日を既に迎えていますので、気になる方はスズキ二輪取扱店などでチェックしてみてくださいね!

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