1990年代の名車がマフラータオルに集結!
さて、前回は1980年代のスズキの名車をデザインした『マフラータオル1980’s二輪』を紹介させて頂きました。
80年代はレジェンドバイクがズラリ……でしたね。
【『マフラータオル 1980's二輪』はこちらで紹介しています!】
しかし! 実はこのマフラータオル、まだ“続き”があるんです!
それがこちら『マフラータオル 1990's二輪』!
1980年シリーズに対し、深いブルーをベースにレッドを指し色としたスポーティーなデザイン。そこに1990年代に登場したバイク6台がデザインされています。
ていうか1990年代は個性派ぞろいだった?
スズキファンの人ならタペストリーのように部屋に飾っても楽しめますが、暑さが厳しくなる夏のワークアウトやツーリングにピッタリなマフラータオルです!
今回も前回と同じく、デザインされている車両6台をサクッとご紹介!
流石にあのモデルは予想できなかった⁉
1991 Goose(グース)350
1台目は1991年登場の高回転シングルスーパースポーツ『Goose(グース)350』です!
往年のシングルレーサーを連想させるスタイリングが特徴。このバイク、今もファンが多いですよね。
鋼管ダイヤモンドフレームで構成された車体にはレッドゾーンを10000回転に設定した348cc油冷4サイクルSOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載。
フロントには倒立フォーク&Φ300mm大径フローティングディスクブレーキ、リアにはガス封入式ショックアブソーバー、ニューリンク式リアサスペンションを採用。全域で太いトルク特性のエンジンと高性能な足まわりでスポーティーなコーナリング性能を発揮しました!
ちなみに「Goose(グース)」の車名は世界的に有名な「マン島TTレース」の「Gooseneckコーナー」にちなんで名づけられたそうですよ!
1992 SW-1
続く『SW-1』は独創的なデザインが特長的な1992年に登場したモデル。1991年の東京モーターショーで参考出品され好評を博しました。
「都市から自然の中へのライトクルージング」をコンセプトに、都市部・郊外での背景に馴染む滑らかなカバーで覆われたデザインを採用し、エンジンは扱い易い250cc空冷4サイクル単気筒を選択。
静粛性が高く、メンテナンス性にも優れたベルトドライブを採用し、靴の甲を傷めないようシーソー式のチェンジペダルが採用されるなど、ライダーや環境に寄り添う設計となっていました。
多くの収納やレッグシールドなども備わり、スポーツを目的としないクルージングと街乗りにはうってつけ。
モデル自体は短命でしたが、これは……今でこそ注目されるバイクではないでしょうか?
DJEBEL(ジェベル)250
3台目はタフなパイプフレームに覆われた大きなヘッドライトが特徴のオフロードモデル『DJEBEL(ジェベル)250』です。
搭載されたスズキお得意の油冷単気筒エンジンは最高出力29PSを発揮し、全回転域において力強い加速を実現。
市街地走行からオフロード走行まで幅広いシチュエーションに対応し、セルスターター、大型ヘッドランプ、大型キャリアの採用でツーリングでの使い勝手を向上させました。
扱いやすさと走破性能を両立したマシンで、初心者からオフロードマニアまでを満足させる性能を実現していました。
ちなみに、「DJEBEL」はアラビア語で「山脈、小山、丘」などを指す言葉だそうですよ!
1997 ストリートマジック
そして、90年代マフラータオルの中で個人的に一番の推しは『ストリートマジック』!
ネイキッドバイクのデザインですが、こちら50ccのスポーツスクーター!
「速い、カンタン、カッコいい」をコンセプトに、最高出力7.2PSを発揮する強力な2サイクルエンジンを搭載し、フレームにはロードスポーツ並みの高剛性ツインチューブフレームを採用するなど本気度の高さが伺えます!
12インチの大径前後タイヤに倒立フロントフォークを備え、リアショックもリザーバータンク付きとこちらも走行性能に抜かりなし。
エンジンにはVベルト式の無段階変速方式を採用したため、手軽にエキサイティングな走りが楽しめるモデルとなっていました!
その後、外観をオフロード風にした『ストリートマジックⅡ』も追加販売され、翌年には110ccの原付二種モデルも登場。
人気があったからこそ、派生モデルまで誕生していました。
1997 イナズマ
5台目の車両は、1997年のネイキッドブーム終盤に登場したスポーツバイク『イナズマ』です!
750クラスの大柄な車体に『GSF750』の油冷エンジンをベースとして新開発されたスズキの油冷400ccクラス初となる4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。スムーズな低・中速域と伸びのある高回転域を実現し、街乗りからワインディングまで扱い易さと乗りやすさを両立しました。
また、幅170mmの極太タイヤを装着したことで400ccとは到底思えない迫力を漂わせつつも、徹底した軽量化で乾燥重量185kgを実現。
400ccクラスながら大型バイクのような重厚感が味わえる貴重なネイキッドでした!
1999 Hayabusa(GSX1300R)
そして1990年代最後のモデルは、1999年に輸出仕様として登場した、我らがフラッグシップ『Hayabusa(GSX1300R)』となります!
鎧兜をモチーフにした高い空力特性を持った独特のフルカウルに、こちらも空力特性に優れたアルミツインスパーフレームを採用。極力コンパクトにまとめられたボディーにはサイドカムチェーン式のDOHC4バルブ1300ccの直4エンジンを搭載。
高い放熱性・耐摩耗性を持つSCEMシリンダーや2ステージインジェクション、ラムエア―システムなど最新技術が惜しみなく投入されました。
公道における究極のスポーツバイクを目指した「アルティメットスポーツ」は、世界中で絶賛の嵐。登場から25年が経過した今なお進化を重ね、スズキのフラッグシップバイクとして堂々の地位を確立しています!
(下に続きます)
と、ここまでご紹介したように『マフラータオル 1980’s二輪』『マフラータオル1990’s二輪』には貴重なモデルも多数デザインされています!
オーナーの方やスズキファンの方にはちょっと嬉しいアイテムではないでしょうか。
飾っても楽しい、持ち歩いても嬉しいマフラータオル!
旅のお供に、おひとついかが?
【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】
1980年代モデルをフィーチャーしたデザインもラインナップ!
【1980年代バージョンはこちらで紹介!】
「マフラータオル 1990’s二輪」は「S-MALL」で購入可能です!
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