バイク乗りはそれぞれが『主人公』だ!
ライダーにはそれぞれドラマがあって、ひとりひとり、みんなが主人公!
そう考える我々『スズキのバイク!』編集部のスタッフが、スズキ乗りを時には待ち伏せ、時には追撃してインタビューを敢行するのが当企画『SUZUKI HEROES/スズキ ヒーローズ』です。
編集部スタッフに捕獲されたら運の尽き!? 根掘り葉掘り『好き!』の気持ちを聞かせてもらうまで我々は帰りません。
そんな企画に快くご協力いただいた……
スズキを愛するライダーたちのエピソード、ご覧くださいませ!
浜松は知床より近い(?)んだって。
昨年の「GSX-S/Rミーティング」の駐車場でオーナーさんを探し練り歩いていたところ……
ありましたよ!

ナンバーの一部開示はオーナー様の了承を得ています
札幌ナンバー!
もちろんガッチリ確保しましたとも!
『GSX-8R』ではるばる北の大地からやってきたオーナーさんは中谷剛志さん!

18日金曜日の17時のフェリーで小樽を発ち、17時間かけて翌朝新潟へ到着。
土曜日を使い500kmほど南下して浜松へやってきました!
ちなみに本州最初に泊まったホテルで、さっそくゴ〇ブリの洗礼をうけたそうな(笑)
※北海道にゴキ〇リはいないぞ!
中谷さんは16歳で二輪の免許を取得し、しばらくバイクに乗っていたそうですが、2回ほど車検を受けたところでバイクを降り、リターンしたのは半年ほど前。

もともと別のバイクを狙っていてコロナ禍で外出を控えている間に貯金をしていたそうですが、突如発表された『GSX-8R』に一目惚れしてしまい、すぐさまお店にいって予約したそうな。
でも面白いのが、2月に「届いたぞ~」とお店から連絡がきて見に行ったけど、雪が積もって乗れないから「愛車に跨るだけ跨って」そのまま帰ったっていう話(笑)
北海道は冬季のバイクに乗れない間はお店が無料で預かってくれるそうですが、納車したバイクにすぐ乗れないのはちょっと切ない……。
というわけで実際に乗り始めたのは4月からだそうですが、もうだいぶ手が入っています!

ヨシムラのバックステップにベビーフェイスのスライダー、スクリーン、純正オプションパーツもちらほら装着されていますね。
やっぱり本州遠征は荷物がないと不安ということでサイドバッグに大きなツーリングバッグと積載も十分!

こっち側を見てラ〇派かと思ったけど、反対側みたら〇ムもいた
そんなフル装備で本州までやってきた中谷さんに、気になっていたことをひとつお聞きしてみました。
ふだんは北海道でどこに走りに行くんですか?
回答はショートツーリングなら隣町の小樽、その他はやはり道内の知床や釧路、稚内や函館に行くそうです。
ただ、その距離感がスゴイ……。

札幌から知床で7時間、釧路で5時間半、稚内で5時間ちょっと、函館で4時間半。そんでもって700kmとか普通という……。
だから、新潟から浜松までの500kmが、知床より近いなって感覚らしい(笑)
距離の考え方が異次元すぎる……!?
今回は19連勤後に10連休が上手く取れて遠征してこれたという中谷さん。
翌朝はツーリングしながら新潟まで向かうそうです。
来年も是非、北海道からのお越しをお待ちしてますね~!
(下に続きます)
で、そんな中谷さんから本州のみんなにちょっとお願い!
北海道ではバイクが車の間をすり抜けする文化が無いから、道外のライダーがすり抜けをすると、道民は耐性が無いからビックリしてしまうんですって!?
北海道で急いでもそんなに変わらないから、すり抜けしないで~!
だ、そうです!
北海道に限らず「すり抜けはどこでも危ない」のでやらないようにしましょうね!
【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】