スズキのジョアン・ミルがMotoGPクラスで初優勝!
MotoGP第13戦ヨーロッパGP……
すべてがスズキ中心のレースでした。
いくつもお伝えしたいことがありますけど、まずはチーム・スズキ・エクスターのゼッケン36ジョアン・ミルがMotoGPキャリアで初優勝の快挙!
前戦まででも年間チャンピオンシップでトップにいたミルですが、これまでの12戦で一度も優勝はなく、無冠の帝王状態でした。
それが今回、ついに優勝!
ポイントランキングでも大きくリードを広げたと言ってもいいと思います。
世界最高峰のバイクレースMotoGPの2020シーズンは残すところ、あと2戦。
スズキのライダーによる年間チャンピオン獲得が現実味を帯びてきました!
しかもアレックス・リンスと1-2フィニッシュ!
しかも、今回はそれだけじゃないんです。
チームメイトのアレックス・リンスも2位表彰台獲得!
表彰台のトップ2をスズキが独占しました。なんとW表彰台もこれで3戦連続!? これはもう実力でしょう。ちなみに1-2フィニッシュは1982年以来の快挙となります。
さらにさらに……アレックス・リンスは今回のレース終了時点でライダーの年間チャンピオンシップでも2位のF.クアルタラロと同ポイントで並ぶ3位へジャンプアップ!
おわかりでしょうか……
2020シーズンMotoGPのライダーの年間チャンピオンシップ1位は第13戦を終えた時点でスズキのジョアン・ミル。そして3位とはいえ2位と同ポイントのスズキのアレックス・リンス。
今回のレースだけじゃない。
年間チャンピオンシップでもスズキの二人がトップ3内にいるんです。
いやもう……ここまで来ると、逆にため息が出ますね(笑)
そして、ライダーが獲得したポイントの合計で競われる年間の『チームチャンピオンシップ』でも前戦に続き、スズキがナンバーワンをキープ。
トピックスありすぎで困りますが、年間チャンピオンシップでレースで入賞したバイクの製造メーカーに与えられるコンストラクターズ・チャンピオンシップでもスズキがトップに躍り出ました。
混戦模様の2020シーズンなので、変に期待しちゃいけないと思いつつ……
ひょっとしたらスズキがライダーの年間チャンピオンシップでトップ2独占!さらに、チームとしてもメーカーとしても優勝で3冠!なんてこともありうる事態になってきたんです。
(下に続きます)
【過去のレース結果はこちら】
レースを観ていると、ほとんど主役はジョアン・ミルとアレックス・リンスの二人が中心。
むしろチーム内での競い合いにハラハラさせられました(笑)
ほぼずっとカメラもスズキ2台を追いかけていて、スズキファン冥利に尽きるとはこのこと!
あと2戦! スズキ100周年の年に華を添えるか!?
2020シーズンのMotoGPはここから連戦で11月中にすべてのレースが終了します。
ここまでくると、見ている側も緊張感ありますね……
今後の展開を見守りましょう。
スズキとスズキのライダーによる夢の年間チャンピオン獲得。
泣いても笑っても、あと2戦です!