酷道との悪名を誇る国道299号線も無事にクリア! 8峠を越えて、残すは2峠となりました。GSX-S1000Fとのチャレンジも大詰め。そろそろ疲労も感じるはずのタイミングですが……

コーナーが長い!? 『GSX-S1000F』がバンクしっぱなし!?

STAGE9:麦草峠

快走路と悪路が同時に待つ

画像1: 快走路と悪路が同時に待つ

十石峠から佐久穂側へ戻り、麦草峠へ向かいます。

この峠にはふたつの顔がありました。

佐久市側からのアプローチは素晴らしいワインディングです。大きな曲率のカーブが長く続きます。

車体をバンクさせっぱなし! その時間がとにかく長い!?

舗装の整備が進んでいるみたいですね。

工事で道幅が狭い部分もありましたけど、綺麗なアスファルトの区間は素晴らしく楽しい峠でした!

そして麦草峠は国道として2番目に標高が高い道でもあります。

前回の渋峠に続いて1日で最高標高と第2位を制覇!

画像2: 快走路と悪路が同時に待つ

峠付近にある山小屋「麦草ヒュッテ」でコーヒーを飲みつつ、ひと休み。優雅です。

ここまで9峠。

残すところは、あとひとつ!

画像3: 快走路と悪路が同時に待つ

ところが…麦草峠は、長野県/茅野市側へ下る道のほうが手強かったのです。

小さなギャップが至るところにあるんですよ。

GSX-S1000Fはアップライト・スーパースポーツとして、一般的なツアラーと違って前後サスペンションがそれなりに高荷重設定なので、こういう外乱だらけの道はすこし苦手だなと感じました。

画像4: 快走路と悪路が同時に待つ

フロントのプリロード調整があるので、これで対応できますけどね。

でも、そのままでもライダーが慌てなければ問題はありません。むしろ重要なのは目線だと感じました。

近くばっかり見たくなるけど、そういう時こそ目線は遠くに!

車体は多少、暴れる前提で。その時に気持ちを焦らせない。

GSX-S1000Fを信じれば、このバイクは荒れた路面でもきちんと踏ん張ってくれました!

GSX-S1000Fに『ありがとう!』って言いたくなる

FINAL STAGE:霧が峰(ヴィーナスライン)

穏やかに楽しむべき大人の道

画像1: 穏やかに楽しむべき大人の道

十番勝負のラストを飾るのは長野県の有名ワインディング「ヴィーナスライン」です。

先の麦草峠(茅野市側)に比べるとかなりアスファルトの質も安定して走りやすい。

でも、唐突に隠れギャップがあるので注意が必要です。

画像2: 穏やかに楽しむべき大人の道

でもこの道はぶっちゃけバリバリ走るような道じゃないですね。

連続10峠のラストという感慨深さもあるかもしれませんが、観光バスも多いし、のんびり流すほうが楽しめる印象でした。

画像3: 穏やかに楽しむべき大人の道

特に霧が峰エリアは大きな曲率のカーブがメインですからね。ここでガッツリ走ろうと思ったら、148馬力のGSX-S1000Fはとんでもないスピードになっちゃいます(笑)

そして、のんびり走るGSX-S1000Fに、気がついたことがあります。

画像4: 穏やかに楽しむべき大人の道

エンジンを高回転まで回さないと、思った以上に燃費がいい。

メーターの走行可能距離計がぜんぜん減らないんですよ。

画像5: 穏やかに楽しむべき大人の道

あとはやっぱりシートですね。

スズキ車のシートはGSX-S1000Fに限らず本当にクオリティが高い。

東京からここまで10峠を経て、2日間で走行距離739km。高速道路を抜いて、STAGE1の赤城山からざっと600km弱くらい峠をつないで走りましたがお尻は痛くなりませんでした。

(下に続きます)

画像6: 穏やかに楽しむべき大人の道

それにしても……楽しかった。

峠をつないで走るのが、ここまで楽しいとは思ってなかった!

きっと楽しいだろうと思ってたけど、その予想を超える満足度と充実感があります。

画像7: 穏やかに楽しむべき大人の道

走るだけならアドベンチャー系のバイクのほうが快適でしょう。

景色を楽しむことも、アドベンチャーバイクで同じものが体験できたでしょうね。

でも!

変化に富んだ未知の峠を、コーナーを、走りを純粋に楽しむという部分では前後17インチホイールのGSX-S1000Fのほうが絶対に楽しいと思うんです。

画像8: 穏やかに楽しむべき大人の道

10個の峠を振り返って、そう思います。

走ってきたからこそ、なのかもしれません。

快適さだけじゃ得られない充実感って確かにある。

でも、仮に前傾姿勢のキツいスーパースポーツだったら、ここまで走ることもできなかったと思うんです。

GSX-S1000Fだからできた連続10峠チャレンジ。

バカみたいな旅ですけど、それをこのバイクで走れて良かった。

画像9: 穏やかに楽しむべき大人の道

そう言いたくなる理由は、軽く1000個以上のコーナーを走ってきた後に感じているのが、一般的なツーリングの満足感だけじゃないからです。

バイクを操ること、そして曲がることそのものに対する充実がある。

そう考えてみると!

旅の満足感に加えて、バイクで**スポーティに駆け抜ける悦びもGSX-S1000Fは同時に最大化してくれるバイクってことになる。

GSX-S1000F。これちょっと、最高のバイクじゃないですか!?

まだでしたら《旅立ち~赤城編》も是非どうぞ!

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