まだ見ぬ『峠』へ
走ったことのないワインディングを走るのってワクワクする。バイク乗りのロマンのひとつです。
適度な緊張感もあって、走ること以外なにも考えられなくなる高揚感が最高。
今回はそんなワクワクを味わいつくすため、有名ワインディングロードをひたすらつないで駆け抜けます!
バイクにはスズキ『GSX-S1000F』をセレクト!
そんなチャレンジに相応しいバイクは?
考えた挙句の結論がこれ。スズキのGSX-S1000Fです。
軽い車体、アップハンドルの快適さ、フルカウルの防風性能。そして前後17インチホイールのハンドリングが決め手です。
快適性ならVストロームも捨てがたいけど、純粋に走りを楽しむならやっぱり前後17インチホイールでしょう!
ちなみにこちらはネイキッドのGSX-S1000です。
このシリーズ、ぶっちゃけますとボクは快適ツーリングバイクって言うよりも、アップハンドルのスーパースポーツだと認識しています。
エンジンと足周りの強靭さが半端じゃないですからね!
でもGSX-S1000シリーズは、ABSやトラクションコントロールも標準装備だから、今回のトライには最高のパートナーだと考えたんです。
高速道路での移動距離もそこそこあるから前傾姿勢の厳しいスーパースポーツで、目的地に着く前に疲れたくない。
だって、旅先では元気に走りを楽しみたいじゃないですか!
だからこそのチョイスです。
このときは梅雨時期で天候も安定してなかったのですが、たぶんGSX-S1000Fなら大丈夫。
まだ見ぬ峠へ向けて、高速道路を走り出します!
ある意味ブレーキ勝負。『GSX-S1000F』の実力は?
STAGE1:赤城道路/走りやすいけど減速帯に注意!
十番勝負、最初のターゲットは赤城山。
整備された観光道路らしく路面の舗装状態も良好。
特に厳しいヘアピンなども無く、中速~高速コーナーが連続する峠で、パワーのあるGSX-S1000Fを伸び伸びと走らせることができます。
高速道路を赤城インターで下りてから峠までも快走できるし、前半は最高のワインディングでした。
しかし!
この波状の減速帯が最高にヤバい。
車体がぐわんぐわんと波打ちます。
峠区間は75のカーブがありますが、カーブ15を超えたあたりからは注意してください。
クルマならまだしも、バイクの場合はヘタすりゃコントロールを失いかねません。コレが視界に入ったら即ブレーキがマストです!
だけどGSX-S1000Fは豪華にもラジアルマウントされたブレンボ製ブレーキキャリパーを装備してますから、減速に不安がありません。
何が良いって、狙った通りの減速ができるコントロール性の高さです。さすが高級パーツ!
いきなりガツンッ!とこないので咄嗟のブレーキにも優しく対応してくれました。
それに波状減速帯でもGSX-S1000Fの前後サスペンションは無茶さえしなきゃ綺麗に路面をトレースしてくれます。
ちなみに赤城道路は75のコーナーを駆け抜けた後は、打って変わって高原の快走路に。
なんだかご褒美気分……
天候がちょっと怪しかったですが、それでも峠区間の緊張の後にはホッとするゴールとして大沼に到着!
走るのもいいけど、赤城山って純粋にツーリングをするにも良い場所ですね。
赤城神社では、この先の無事を祈ります。
まだ旅は始まったばかり!
そして、次なる峠を求めて、赤城神社から再び県道4号線を下ります。
上りで減速帯も把握したし、アルファルトの感覚もつかんだので下りのほうが快走でしたよ!
【赤城山 赤城神社/Google Map】
それにしても、最初の赤城道路の峠区間のみで150カーブです。
この先、いくつのコーナーを走るのか……考えて、少し笑えてきました(笑)
それでは次、行ってみましょう!